
ピーター・ドラッカー(Peter Drucker)


非合理的な顧客なるものは存在しない。顧客は、顧客にとっての現実にもとづいて合理的に行動している

最も重要なことから始めなさい

砂漠では、教養など何の役にも立たない。生きる技術を持っているかどうかが生き残れるかどうかを分ける。厳しいビジネスの世界も同じである

21世紀に重要視される唯一のスキルは、新しいものを学ぶスキルである。それ以外はすべて時間と共にすたれてゆく

リスクには2種類ある。踏むには危険が大きすぎるリスク。それと逃すにはあまりにも惜しいリスクだ

不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである

部下の成長は、育成した者にとって昇進に値する貢献としなければならない

間違いや失敗を犯したことのない者というのは、単に無難なこと、安全なこと、つまらないことしか、やってこなかっただけである。逆に優れている者ほど、数えきれない間違いを犯すものであり、これは常に新しいことに挑戦している証拠である

コミュニケーションで最も大切なことは、相手の言わない本音の部分を聞くことである

経営者がかならず身につけておかなければいけない、大事な要素がひとつだけある。それは品性である

すべての偉大な成功は、地味で面倒な事の積み重ねの上に成り立っている

何かを成し遂げるためには、そのことをしか考えられないという“狂い”が必要となる

成果をあげるための秘訣をひとつだけ挙げるならば、それは集中である

企業はなによりもアイデアであり、アイデアを生むことのできるのは個々の人間だけである。勇を鼓して自ら思考し、既成観念にあえてそむける人なくして、その企業の成長と繁栄は望めない

昨日を守ること、すなわちイノベーションを行わないことのほうが明日をつくることよりも大きなリスクを伴う

経営者は、その企業の将来について、もっと時間と思索を割くべきである

問題の分析によって解決案が一つしか見つからなければ、その解決案は先入観に理屈をつけたにすぎないものと疑うべきである

リーダーは尊敬されるが、必ずしも好かれるとは限らない

真のイノベーションと新奇さを混同してはいけない。イノベーションは価値を生む。新奇さは面白いだけである。ところが組織の多くが毎日同じことを行い、毎日同じものをつくることに飽きたというだけで、新奇なものに取り組んでしまう

まず、やりたいを決め、次に何に集中すべきかを決めなさい

指揮者は、一人の人間を受け入れるために楽譜を書き直したりはしない

計画とは未来に関する現在の決定である

真摯さはごまかせない

成果とは常に成功することではない。そこには間違いや失敗を許す余地がなければならない

学ぶという事は一生続く、変化に遅れないようについていくためのプロセスだという事実を、私たちは今では受け入れている。そして、最も緊急な課題は人々に学び方を教えることである

日本人の強みは、組織の構成員として、一種の「家族意識」を有することにある

マネジメントたる者は、共に働く者から自らの仕事を教わらなければならない

効果的な経営者の共通点は、ひたすらひとつの作業に集中する点にある。彼らは最も大切なことのみを行い、そのことが完了するまで、他の事に目を向けないという集中力を持っている

管理者は高潔な品性をもってこそ、指導力を発揮し、多くの人の模範となりうる

あらゆる活動について「もし今日これを行っていなかったとして、改めて行うか」を問わなければならない。答えが否であるなら、「それでは、いかにして一日も早くやめるか」を問わなければならない
