
芸術家


何か新しいものを作るとき、それを作るのは実に複雑だから、作品はどうしても醜くなってしまうのだ

運を信じるしかない。そうでなければ、気にくわない人たちの成功をどう説明すればいいのだ

女には、生まれつき筋をつらぬく面がある。男よりずっとしっかりしているよ

芸術家というものは、自分に才能があると思うとだめになってしまう。つけあがらず、職人みたいに仕事をしてこそ、はじめて救われる

深く、恐ろしく真実を語る者であれ

盗作は情けない

私の創造の源泉は、私が愛する人々である

運命は人がその糸をもつれさせるのを好まない

人は、若くても年をとっても、絶えず成長したり変化したりしていますよね。固定したものはないんですね。だから、今、面白くないものは、あえて見ることもないなっていう気もします

何と嫌な商売だ

カニバリズムは最も明確な優しさの表現のひとつだ

何かをするのに私は歳を取りすぎてると言われたら、そのことにすぐに取り組むようにしている

スタイルとは、複雑なことを表現するための簡単な方法だ

何よりも辛いのは、永遠に完成することがないということだ

大切なことは、熱狂的状況をつくり出すことだ

人間は毅然として、現実の運命に耐えていくべきだ

人生は、水平方向に落ちていくことである

僕は流れるって感じが好きなんだ。固定したものは全然つまらない。人生だってそうだろう?いつも流動的で、何が起こるかわからない。だから面白いんだ

悪貨は良貨を駆逐するという原理と同じで、形式は実質を駆逐する

もし、黄色と橙色がなければ青色もない

いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ

自分が何をやるかさえ確かだったら、少しぐらい待ってもなんでもない

私は、自分の作品に心と魂を込める。そして制作過程では我を失う

本物の画家というのは何もない砂漠で異常なシーンを描ける人だ

画家とは売れるものを描く人のことで、アーティストとは描くものが売れる人のことをいう

忍耐もまた行動の一つの形態だ

人生で起こりうる悪いことは二つしかない。パブロ・ピカソになることか、サルバドール・ダリになれないこと

自分が何をやりたいか、何を伝えたいかが分かっていたら、技術は後からついてくる

愛しあう前と後では、火の消えたランプと火のともったランプほどの違いがある

神童。それは多くの場合、非常に想像力の豊かな親を持った子供のことである

ようやく子どものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ

私には規則や方式は一切ない。裸婦を見る、すると幾千ものちいさな色合いが見えてくる。その中から、生き続けるものを探し出し、そのようにして真新しい色調をキャンバスの上に躍動させるのだ

私は捜し求めない。見出すのだ

本物の涙は、悲しい一ページからではなく、見事に置かれた言葉の奇跡から引き出される

確信を持つこと、いや確信を持っているかのように行動しなさい。そうすれば次第に本物の確信が生まれてくる

(カメラは)カビたり錆びたりもしますから、送られてきたお菓子とかに入っているシリカゲルを棚に入れたりしています。まあ、普通に置いてます

覚めていて夢みることは、眠っていて夢みることとほとんど同じである

他人を模写するのは必要なことである。しかし、自分を模写するのは哀れなものだ

色彩は、それ自体が何かを表現している

私が生まれるということは不条理である。私が死ぬということも不条理である

赤がなければ、青を使います

芸術というものは自然の研究に過ぎません。自然です。何もかもそこにあります

嫌われることは愛されることより難しい

愛は人生において、最も優れた栄養源である

沈黙は絶叫よりも恐ろしい

ナマ身で運命と対決して歓喜する。それがほんとうの生命感

侮辱に悪影響を受けるのは、侮辱に感染しているのだ

そもそも老人力とは、転んでもただでは起きない力のことである。というか、そもそも老人とは、人が間断なくゆっくりと転んでいく状態のことなのである。気がつけば少しずつ転んでいくのは人生の常。例外はない。時期のずれや度合いの違いはあるにしても、人類の全員がゆるゆると、やんわりと、気がつけば転んでいる状態なのだ

素朴に、無邪気に、幼児のような眼をみはらなければ、世界はふくらまない

彫刻に独創はいらない。生命がいる

自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ

詩はなくてはならないものだ。ただそれが何のためにあるのかを知ってさえいればなあ

眠い人が眠るように、瀕死の人は死を必要としているのです。抵抗が間違いで無駄だというときが、いずれきますよ

家族同様に暮らしていくうちに、猫はしだいに家庭の中心的存在になってくる

私は仕事をしているとくつろげる。何もしていなかったり、訪問客の相手をしていたりすると疲れる

私にとっては、この外気の中での美しい研究がありがたい。私の部屋は私を苦しめる。小さすぎ手足を痛める靴のようだ。そして都会・・ 美しい都会、幾度も言わねばならないが、私が自分を知る一切のものを学び得たのは野原や森の外気の中でのことである

ノスタルジアに屈してはならない。道に出て、隣町や外国に行くんだ。ただ、痛々しい過去を旅していけない

努力というのは、恐らく運や偶然を追いつめて縮めて微細なものにしていって、自分で掴まえやすくするためのものではないのかと思うのである

人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか

情欲に流されるのはいい。だけど、流されているという自覚を持つんだ

信念のためには、たとえ敗れると分かっていても、おのれを貫くそういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ

我々は自分の内に天使をかくまっている。我々はこの天使の保護者でなくてはならない

いや、40年と30秒だよ

絵画というのは手で作った写真だ

あなたの人生の灰色を消してごらん。そして内に秘めたカラーで彩るんだ

私はドラッグをしない。私自身がドラッグだ

イエスとノーのあいだに真実が息づいている

偶然というのは、結局人間的なことなんじゃないか

自分の中で一度燃え上がった想いというのは、止めることが出来ない

とどのつまり歴史とは何か?歴史とは伝説と化した事実であり、伝説とは歴史と化したウソである

人に善をなせば、とがめられるものだ

リンゴひとつでパリを征服する

他の人間はなぜそうなったかを問う。私はいつも何ができるのか、なぜできないのかを問う

最も美しい主題は君たちの前にある。なぜといえばそれらのものこそ君たちが一番よく知っているからである

若くなるには時間がかかる

私が独りでいることは決してない。いつだってサルバドール・ダリといるのが習慣なんだ。信じておくれよ、それは永遠のパーティーってことなんだ

同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ

我々が描くのは顔の表?中?それとも裏か

ものがそこにあるという尊厳。これはいったいなんだろう。ただあるというだけなのに

私は天才になるし、世界は私を称賛するだろう。評価されないかもしれないし、理解されないかもしれない。しかし天才になる、偉大な天才にね。なぜなら私はそのことを確信しているからさ

あなたの中に、あなたの知らない芸術家がいる。彼は月夜に物事がどの様に違って見えるか興味がないのだ

私は今、生きようと努めている。というよりも、どのように生きるかを、私の中の死に教えようとしている

青年は決して安全な株を買ってはならない

僕は口が裂けても、諦めるなどとは言わない

世間が決して飽きない唯一のものは誇張表現だ

いいんだ。岡本太郎の責任でやるんだから

破壊こそ創造の母だ

芸術家は自然の親友である。草花は茎の優美な曲線と花びらの調和のとれた色合いで芸術と対話をする。どの花にも、自然が芸術家に心から語りかける言葉があるのだ

やり方を学ぶ

生きる日のよろこび、悲しみ。一日一日が新しい彩りをもって息づいている

この世は偶然に満ちている。だから人間は人工管理の街を造った。でも、街はいづれ老朽化し、その隙間から、追い出された偶然がまた顔をのぞかせる。カメラにはそれが美味しい

間違いは神聖なもの、それを正すというよりは合理的に考え、誤りを理解せよ。そうすれば間違いを昇華することが可能になる

時間は私たちに残された数少ない大切なものだ

私が生きているのは国王のため、スペインのため、カタロニアのためだ。天才は決して死なない。人類の進化は我々の手中にある。国王、万歳!スペイン、万歳!カタロニア万歳!

人は、まず当たり前の作品に対してでも、ある程度は尊重して、それも少しは何かを表していることを認めなければいけない。そして、大いに努力しなければ、その程度にすら到達できない

ユーモアを失わないように戦うのだ。ユーモアの欠如は愚の骨頂だ

偉大な男の背後には必ず、その男を愛してくれる女がいた。「愛する女がかなえてくれるレベルより、もっと偉大になんか男はなれない」という言葉には、多くの真理が含まれている

私は大金を持った、貧乏人のように暮らしたい
