
ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)


絵というものはぼくにとって、愛すべきもの、愉しくて美しいものでなければならないんだよ。そう、美しいものだ!人生には厭なことが多すぎるんでね、これ以上厭なものなんかこしらえたくないんだよ

芸術家というものは、自分に才能があると思うとだめになってしまう。つけあがらず、職人みたいに仕事をしてこそ、はじめて救われる

百の欠点を無くしている暇があるなら、一つの長所を伸した方がいい

楽しくなかったら絵なんか描きませんよ

芸術が愛らしいものであってなぜいけないんだ?世の中は不愉快なことだらけじゃないか

痛みはいつか消えるが、美は永遠に残る

人生には不愉快な事柄が多い。だからこれ以上、不愉快なものを作る必要はない

風景なら その中を散歩したくなるような、女性なら その人を抱きしめたくなるような、そんな絵を私は描きたい

私には規則や方式は一切ない。裸婦を見る、すると幾千ものちいさな色合いが見えてくる。その中から、生き続けるものを探し出し、そのようにして真新しい色調をキャンバスの上に躍動させるのだ

画家がどれだけ素晴らしいパレットを持っていても意味がない。大事なのは、どんな眼を持っているかなんだ

ようやく何かわかりかけてきたような気がする。私はまだ、進歩している
