
芸術家


手慣れたものには飛躍がない。常に猛烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生まれるのだ

自分の強さを実感している人は、謙虚になる

99回倒されても、100回目に立ち上がればよい

閃きは自分で呼び込めるものではない。私にできるのは閃きを形にすることだけだ

私はドラッグをしない。私自身がドラッグだ

人間が生きている社会基盤は、一瞬なりとも安定することなく、さまざまな変動によってつねに変化する

私はあるがままの自分を受け入れてくれることだけを望む

芸術は、盗作であるか革命であるか、そのいずれかだ

若いとき旅をしなければ、老いてからの物語がない

画家は労働者が働くように勉強しなければならない

コンピューターなんて役に立たない。だって、答を出すだけなんだから

ミュージアムをひとつくれ。埋めてやる

なんでもいいから、まずやってみる

女の美は性格の中にあるのです。情熱の中にあるのです

選択肢とか自由な表現が辛いのは、自分という位置の束縛が出てくるからである。自由による束縛といってもいい。いまの子供たちは、自由な表現というものを強要されて、ずいぶん辛い思いをしているのではないか。表現したいことなんて特になくても、とにかく自由にして見せないといけない。それよりもむしろ固苦しい習いごとを押しつけられて、そのことに抵抗を感じている方がよほどネイティブの自由がふくらんでくる

沈黙は絶叫よりも恐ろしい

シュルレアリズムは破壊的だ。しかし、それは我々のビジョンを限定する錠の留め金とみなされるものだけを破壊するものだ

美しさの極致は一人の女にだけあるのではない。すべての女にある。彼女たちはそれを知らないが、皆がこの美に到達するのだ。ちょうど果実が熟するように

自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければ尚いい、今まで世の中で能力とか、才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやる、というつもりでやればいいんだよ

ゴッホは美しい。しかしきれいではない。ピカソは美しい。しかし、決してキレイではない

自分の写真に、ほんのちょっと言葉をつけたいと思っていて…。はじめは簡単だと思って書いていたんですけど、あくる日にそれを見直してみたら、全然ダメで驚いたんです

秘訣というものはない。ただ正しさの法則があるばかりだ

流行なんて、文字どおり流れていく

私は天才を自覚している

僕たちの小さな情動が僕たちの人生の偉大な船長であることを、また僕たちは意識することなくこの小さな情動にしたがっていることを忘れないようにしよう

孤独であって、充実している、そういうのが人間だ

私が猫好きなのは、家で過ごす方が好きだからだ。そして次第に、猫が家の一部に思えてくる

むしろ「成功は失敗のもと」と逆に言いたい。その方が、この人生の面白さを正確に言いあてている

凡庸な人間が自然を模写しても決して芸術品にはなりません。それは彼が「見」ないで眺めるからです

私はユダヤの偉大な指導者、モーゼのように約束の土地に入れるのでしょうか?わずかに進歩しましたが、なぜこんなに遅々として骨が折れるのでしょう。芸術とは、ほんとうに聖職者のように、それに全身全霊を捧げる純粋な人々を求めるものなのでしょうか?

デッサンと色彩とは区別することはできぬもので、彩色をほどこすにつれてデッサンがなり、色彩が調和していくにつれてデッサンは正確になる。色彩が豊富になる時、形も充実する

自分を実際そうである以上に見たがったり、また見せようとしたり、あるいは逆に、実力以下に感じて卑屈になってみたり、また自己防衛本能から安全なカラの中にはいって身を守るために、わざと自分を低く見せようとすること、そこから堕落していくんだよ

熱帯の夜の静寂の中で、私が私の心からの囁きと柔軟な音楽を聞くことができます

宇宙には緊急な、致命的な、動かせない法則がある。なければならぬ

恋する女であれ。そうすれば幸せになれる。神秘的な女であれ。そうすれば幸せになれる

神なんて全くその辺の芸術家と変わらない。キリン作ってゾウ作ってネコだろう。様式もへたくれもありゃしない。前と違うもの延々と作り続けてるだけ

天才?そんなものは決してない。ただ勉強である。方法である。不断に計画しているということだ

本物の画家というのは何もない砂漠で異常なシーンを描ける人だ

創造性の最大の敵は良きセンスだ

私は、愛したいと思いながら、それができない。私は、愛すまいと思いながら、それができない

昔の夢によりかかったり、くよくよすることは、現在を侮辱し、おのれを貧困化することにしかならない

作家だとか、法律家だとか、政治家だとかをやってる女っていうのは、怪物だと思うね

まっさらな目をもて!そして目的を捨てろ!

完璧を恐れるな。完璧になんてなれっこないんだから

太陽を黄色い点に変えてしまう絵描きもいれば、黄色い点を太陽へと変えられる絵描きもいる

同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ

芸術は悲しみと苦しみから生まれる

本物の画家というのは歴史の騒乱に囲まれながらも洋ナシを根気強く描ける人だ

確信を持つこと、いや確信を持っているかのように行動しなさい。そうすれば次第に本物の確信が生まれてくる

本物の涙は、悲しい一ページからではなく、見事に置かれた言葉の奇跡から引き出される

芸術作品は、部屋を飾るためにあるのではない。敵との闘争における武器なのだ

詩人は賞賛など求めてはいない。信じてもらいたいだけだ

『自分の謎』で言っているような、自分への不思議な感覚というのはみんなもっているはずだけど、ほかの遊びに忙しくなって、どんどん忘れていっちゃう。でもその感覚ってどこかには残ってるんですね

赤がなければ、青を使います

家の仕事をしている女性は、この世でもっとも美しい

世の中の物事には似たようなものが満ちあふれているわけで、手探りでいく文章とはその似たようなものを飛び石伝いに踏んで渡って行くようなことである。似たようなものをいくつも乗り換えて渡って行くうちに、探しているものの形に次第に近づいていく

著者の死後、彼の日記を読むことは、彼からの長い手紙を受け取るようなものだ

芸術家は自分の芸術について語ることはできない。植物が園芸を語れないように

間違いは神聖なもの、それを正すというよりは合理的に考え、誤りを理解せよ。そうすれば間違いを昇華することが可能になる

本当を言えば、すべてが思想で、すべてが象徴である

路上観察の場合はある種の説明で、見る人の手助けになるようにと思って書いています。でも、作品としての写真となると、見る人がその作品の中にどうやって入っていけば良いかわからない…入り口のない場合が多いんですね

批評家は常に比較する。比較できないもの、つまり「類まれなもの」はそこからすり抜ける

神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。神々と同じように残酷になることだ

スタイルとは、複雑なことを表現するための簡単な方法だ

あなたの人生の灰色を消してごらん。そして内に秘めたカラーで彩るんだ

私は対象を見えるようにではなく、私が思うように描くのだ

何を生命と呼ぶか。あらゆる意味から君を激動させるもの、君を突き貫くもののことである

自然は常に完全である。決してまちがわない。まちがいは我々の立脚点、視点の方にある

多くの人が80代まで生きれないのは、彼らが長期に渡って40代で止まろうと努力するからだ

孤独の中では何もできることはない

ものがそこにあるという尊厳。これはいったいなんだろう。ただあるというだけなのに

わたしは立ち止まりはしない

女が何を考えているのか、すっかりわかれば、男は何千倍も大胆になるだろう

侮辱に悪影響を受けるのは、侮辱に感染しているのだ

頭のおかしい人と私の唯一の違いは私は頭がおかしくないということ

自分にとっていちばん面白いのは、思いもしないものに出会うことだ。自分の思いを超えたものにめぐり合うことである。何故それが面白いかといえば、そのことで自分が広がっていく快感があるからである

子どものころから、四角形に対する漠然とした疑問はありましたね

直観力と想像力を、抑え込んではならない

もし婦人の乳ぶさと尻がなかったら、私は絵を描かなかったかもしれない

自分が何をやりたいか、何を伝えたいかが分かっていたら、技術は後からついてくる

(死んだら地獄と極楽のとちらに行きたいか?)どっちでもいいさ。そのどちらにも会いたい友人がいるのでね

芸術は、意識と無意識の融合である

何よりも辛いのは、永遠に完成することがないということだ

壊れたギリシアの彫刻は、多くの傑作に分かたれた傑作です

例えを言って、それが即、通じるというのは、お互いに共通するものをもっているということ

1.必ずできると信じろ2.限界を越えろ3.「その時」を待つな4.行動しろ5.正しく問え6.ジャッジせず、隠された美を見ろ7.遅すぎることなんてない

絵というものはぼくにとって、愛すべきもの、愉しくて美しいものでなければならないんだよ。そう、美しいものだ!人生には厭なことが多すぎるんでね、これ以上厭なものなんかこしらえたくないんだよ

すべては奇跡だ。例えば、お風呂に入ったとき、あなたがお湯に溶けてしまわないことだって

神童などという言葉は、家族のつくったものだ

悪趣味とはクリエイティブなもので、生物学を知識で操るようなもの

でたらめをやってごらん。口先では簡単にでたらめなら、と言うけれども、いざでたらめをやろうとすると、それができない

努力というのは、恐らく運や偶然を追いつめて縮めて微細なものにしていって、自分で掴まえやすくするためのものではないのかと思うのである

そもそも不用のものや、そこに転がっているものに「妙なもの」があるんです。これは「妙なもの」としか言いようがないんですけど、それは、まだ誰も見ていないということもあって、それを発見するのが面白かったんですね

人間が生きる限り、死人も生きているんだ

カメラっていうのは難しいんですね。湿気が一番良くないんだけど、乾燥しすぎても良くないらしい。湿度調整する装置がありますけど、あれで安心しても良くないらしいとか。やっぱり、使っているのが一番良くて、しまい込むのが一番良くないんですね。人間と同じなんですね。人間だって引きこもってばかりじゃよくないしね

画家の質はその人の過去の経験の量に左右される

偉大な男の背後には必ず、その男を愛してくれる女がいた。「愛する女がかなえてくれるレベルより、もっと偉大になんか男はなれない」という言葉には、多くの真理が含まれている

何かをするのに私は歳を取りすぎてると言われたら、そのことにすぐに取り組むようにしている
