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おそらく今日、高等教育を受けた人の割合が世界でもっとも多い国が日本である。日本にとっての問題は、いかにして彼ら高等教育を受けた人たちを生産的な存在にするかである

組織の活動というのは、「いかに世の中に貢献していくか」という一点に集約される

成果をあげる人の共通点は、行わなければいけない事を、しっかり行っているというだけである

私の観察によれば、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間がとられているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく自らの時間を奪おうとする非生産的な要素を退ける

一番確実な未来予知の方法は、未来自体を作り出してしまうことである

真摯さはごまかせない

仕事のやり方を変えるのではなく、仕事の意味を考えなさい

現実とつじつまが合わないイノベーションを手掛けてはいけない。そのようなイノベーションが実を結ぶことは希である。たんにその新奇さのゆえに、魅力的に見えることが少なくない。しかし、それらの多くはたとえ失敗しなくとも、莫大な資金と時間を要する

顧客にとっての価値を想像してはならない。直に聞かなければならない

指揮者は、一人の人間を受け入れるために楽譜を書き直したりはしない

成功する人間に必要な生まれつきの能力などありはしない。ただ、あなたが成し遂げたいことに、必要な能力だけを身につければいいのだ

他人の短所が目につきすぎる人は、経営者には向いていない。長所を効果的に発揮させるのが自分の仕事だと考える人が、有能な経営者になれる

誰かが勇気ある決断をしなければ、どんな事業も成功しないだろう

以前にも成功をおさめたからといって、今度も以前と同様の仕事のやり方をし続ける経営者というものは必然的に失敗する運命にある

人の卓越性は、ひとつの分野、あるいはわずかの分野においてのみ、実現されるのである

複雑なものはうまくいかない

管理者は高潔な品性をもってこそ、指導力を発揮し、多くの人の模範となりうる

時間を管理するには、まず自らの時間をどのように使っているかを知らなければならない

生産性の本質を測る真の基準は「量」ではなく、「質」である

組織のマネジメントとは、凄い人材を入れることや改新的なサービスを導入する事のように思われているが、一番重要なのは、今ある人材と資産で何ができるかを考えることである

基本と原則に則っていないものは、かならず破綻する

何事かを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、到底できない

コミュニケーションで一番大切なことは、相手が口にしていない言葉を聞き分ける力である

成果をあげるための秘訣をひとつだけ挙げるならば、それは集中である

もしマーケティングが完全に行われていたら、販売努力は不要だ

傲(おご)ってはいけません。企業は、社会によって存在させてもらっている存在なのです

組織に働く者は、成果に何も寄与しないが無視できない仕事に時間をとられる。膨大な時間が、ほとんど役に立たない仕事、あるいはまったく役に立たない仕事に費やされている

教養ある人間は、勉強し続けなければならないということを自覚している

21世紀に重要視される唯一のスキルは、新しいものを学ぶスキルである。それ以外はすべて時間と共にすたれてゆく

リスクには2種類ある。踏むには危険が大きすぎるリスク。それと逃すにはあまりにも惜しいリスクだ
