
フリードリヒ・フォン・シラー(Friedrich von Schiller)


友情は、喜びを二倍にし、悲しみを半分にしてくれる

人間一人ひとりを見ると、みんな利口で分別ありげだが、集団をなせばたちまち馬鹿が出てくる

お前が刹那から追い出したものを永遠は返してはくれない

長く続いた友情なのに、別れるときはあっという間だ

人生において、諸君には二つの道が拓かれている。一つは理想へ、他の一つは死へと通じている

神は、もはや人間の力では助けられない時のみ助ける

歓びは、自然を動かす強いバネ。歓びこそは、大宇宙の時計仕掛けの歯車を回すもの

天才のランプは人生のランプより早く燃える

幸福には翼がある。つないでおくことは難しい

「時」の歩みは三重である。未来はためらいつつ近づき、現在は矢のように速く飛び去り、過去は永久に静かに立っている

世の中には違った考え方をする種族がいる

愛の光なき人生は無意味である

神は勇者を叩く

正義の尺度は声の多数ではない

悪行の呪いは、絶えずそれが悪を産まざるをえないところにある

酒は何も発明しない。ただ秘密をしゃべるだけである

学問は、ある人にとっては神々しい女神であり、他の人にとってはバターをくれる有能な牝牛である

自分自身によかれと思う者は、好ましく心やさしい妻をめとるがいい。さもなければ、いっそめとらぬがいい

人生はほんの一瞬のことに過ぎない。死もまたほんの一瞬である

期待なしに恋をするものだけが、真の恋を知る

勇敢な男は自分自身のことは最後に考えるものである

暴力は、常に恐ろしいものだ。たとえそれが正義のためであっても

おお嫉妬よ!お前は細事の拡大したものである

人は幸運の時は偉大に見えるかもしれないが、真に向上するのは不運の時である

人間は明日の朝に対して、何がしかの恐怖と希望と心配を持たずにはいられない

一人立てる時に強き者は、真正の勇者なり

もし全員に好まれるものがあるとしたら、それは間違いなくくだらないものだ

興奮した党派の叫びの中から、真理の声を聞き取ることは難しい

お前自身を知ろうとするならば、いかに他の人々が行動するかを観察せよ。お前が他の人々を理解しようとするならば、お前自身の心を見よ

余り考え過ごす者は何事をも成し得ない

死を怖れない者に何を怖れろというのだ

汝が死ぬ前日に懺悔せよ

簡単なことを完璧にやる忍耐力の持ち主だけが、いつも困難なことを軽々とこなす熟練を身につける

青春の夢に忠実であれ

相手を尊敬することができぬなら恋は起こりえない

パンのための学問

重荷をいただいた胸は打ち明ければ軽くなる

戦争は戦争を養う

人は大きな目的を持ってこそ、おのずから大きくなれる

迷い、夢見ることをはばかるな。高い志向はしばしば子供じみた遊びの中にあるのだ

人生は退屈すれば長く、充実すれば短い

信仰と信頼の間にのみ平和があります

人はいつも、行動する時より口で言う時の方が大胆になる

有益な言葉は飾り気のない口から出ることが多い

チャンスは鳥のようなものだ。飛び去らないうちに捕らえよ

持てる者は失うことを知り、幸せは苦しみを知る

ジョークを言った本人が笑ったら、そのジョークはジョークでなくなる

ひとりの富者がなんと多数の乞食を養うことか!王が建築を始めれば、馬車曳きに仕事が生まれる

単純なことを完璧にやり続ける忍耐力の持ち主だけが、偉大なことを成し遂げる

多数とは何か?多数は阿呆のみ、真理は常に少数者にある

太陽のように生きて、太陽のように死にたい

いかなる道でも効果が無くなると、最後の手段として剣が与えられてるのです。最高の財宝だけは、われわれは暴力に対して正当防衛をしてもよいのです

悪い種子からは悪い実ができる

指輪によって結婚はなりたつ。つまり、指輪とは鎖を編むものなのです

見放さなければ、失うということもありません

若き時代に数千の帆柱を押し立てて船出したその港へ、老いさらばえて救いのボートに助けられ、人知れず帰ってくる

太陽が輝くかぎり、希望もまた輝く

平等は人道の神聖な法則である

女性を尊べ。彼女らは地上の生活のために天国のバラを織りなす

誰をも恐れない者は、誰からも恐れられている者に劣らず強い

夢見ることをやめてはいけない

自然は無限に分割された神である。神と自然は、完全に相等しい二つの偉大な力である

苦痛は短く、喜びは永遠である

偉大な精神は、静かに忍耐する事を知っている
