
芸術家


私は大金を持った、貧乏人のように暮らしたい

本物の涙は、悲しい一ページからではなく、見事に置かれた言葉の奇跡から引き出される

我々は決して悪を選ぶことが出来ない。我々が選ぶのは常に善である

老年は騒音から遠ざかる。沈黙と忘却に仕える

絶対に言えるのは、時間が経つとワインと同じで良くなるんです。少々の時間じゃだめだけどね、100年後とかね。何でもない写真でも100年経ったらすごく良く感じるんですよ

ユーモアを失わないように戦うのだ。ユーモアの欠如は愚の骨頂だ

女が何を考えているのか、すっかりわかれば、男は何千倍も大胆になるだろう

私は、愛したいと思いながら、それができない。私は、愛すまいと思いながら、それができない

愛しあう前と後では、火の消えたランプと火のともったランプほどの違いがある

信念のためには、たとえ敗れると分かっていても、おのれを貫くそういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ

私はユダヤの偉大な指導者、モーゼのように約束の土地に入れるのでしょうか?わずかに進歩しましたが、なぜこんなに遅々として骨が折れるのでしょう。芸術とは、ほんとうに聖職者のように、それに全身全霊を捧げる純粋な人々を求めるものなのでしょうか?

全てのものは限られた量しかない。特に幸福は

明日描く絵が、一番すばらしい

いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ

盗作は情けない

かぶりついて仕事せよ

結局芸術の唯一の原則は、見るものを模写することだ

芸術家にとって、自然の中に醜いものなど決して存在しない

アキラメというのは人生的なものである。体験に基づくというか、体験の集積というか、いずれにしろ体に発するというか、体からじわりと湧き出る。それにひきかえ、シラケというのは、体験からのものとは違う

天才になるには天才のふりをすればいい

他の人間はなぜそうなったかを問う。私はいつも何ができるのか、なぜできないのかを問う

すべてはむなしい

大体、いちばん素晴らしい絵を描くのは四、五才くらいの子どもだよ

私は絵の中で、音楽のように何か心慰めるものを表現したい

いかなる革命も、3日目から堕落が始まる

私の耳は貝から 海の響きを懐かしむ

詩人は賞賛など求めてはいない。信じてもらいたいだけだ

自然は常に完全である。決してまちがわない。まちがいは我々の立脚点、視点の方にある

人生とは自らの道である。一つのことを試みることであり、一つの道を端的に示すことである

究極の善、究極の悪、究極の価値がなければ、人間のある活動が別の活動よりも本質的に優っていることなどあり得ない。だから、全ての行為が同じ価値しか持っていないということを認めざるを得ない。とするなら、一つの行為を別の行為よりも優先させるのは、我々が自分で独自の選択を行っているからある

眼前のものに深く入ること。そしてできうる限り論理的な自己表現を、忍耐強く行うことです

線の芸術と色の芸術とがあるように、言葉の芸術だってそれより劣るものじゃない

芸術家を何とお思いか。画家なら目、音楽家なら耳、詩人であれば心に抒情、ボクサーなら筋肉のほかに何も持たない愚か者とでもお思いか。それはとんでもない勘違い。芸術家はそれだけでなく、政治的な存在でもあり、世の中の悲しみ、情熱、あるいは歓びにもつねに関心を抱き、ただその印象に沿って自らを形作っている

芸術家というものは、自分に才能があると思うとだめになってしまう。つけあがらず、職人みたいに仕事をしてこそ、はじめて救われる

あなたの人生の灰色を消してごらん。そして内に秘めたカラーで彩るんだ

僕は口が裂けても、諦めるなどとは言わない

自分が自分自身に出会う、彼女が彼女自身に出会う、お互いが相手の中に自分自身を発見する。それが運命的な出会いというものだ

あなたには安らぎがある。贅沢さはない。お金が一端を握っているなんて言わないでくれ。私が提案している贅沢には、金はまったく関係ない

芸術家とは自分のやっていることに喜びを覚える人のこと。だから、すべての職業に芸術家がいるのが望ましいのだ

アバウトは健康にいい

挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない

神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。神々と同じように残酷になることだ

我々が描くのは顔の表?中?それとも裏か

誰もが芸術を理解しようとする。ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか

むしろ「成功は失敗のもと」と逆に言いたい。その方が、この人生の面白さを正確に言いあてている

美はあらゆるところにある。我々の眼がそれを認めえないだけだ

芸術作品は、部屋を飾るためにあるのではない。敵との闘争における武器なのだ

芸術は、盗作であるか革命であるか、そのいずれかだ

何かをうまく語ることは、何かをうまく描くことと同様に難しくもあり面白いものだ

いいんだ。岡本太郎の責任でやるんだから

運を信じるしかない。そうでなければ、気にくわない人たちの成功をどう説明すればいいのだ

スタイルとは、複雑なことを表現するための簡単な方法だ

芸術は、意識と無意識の融合である

画家の質はその人の過去の経験の量に左右される

絵を描くのは人生に耐えるための手段だ

ようやく何かわかりかけてきたような気がする。私はまだ、進歩している

生命の一分が過ぎていく!それを在るがままに描き、それをなすためにはあらゆるものを忘れよ!そのものになりきれ・・実際に見るもののイメージを与えよ

女の顔はキャンバスだ 毎日女は少しだけ若い自画像をそこに描いている

私たちは気が付かないものが道端に隠れているという感覚にわくわくしちゃって、それを写真で記録することになるんですが…。トマソンが一番わかりやすい例です

未来は誰のものでもない。先駆者というものはおらず、時間に遅れた者しかいないのだ

偽の絵描きは、この木、この犬を見ない。木というもの、犬というものを見るだけだ。同じものは何ひとつないのに

釣りをやる人には、釣れそうなところがわかるそうなんですね。私たちの路上観察も同じような感じで、ありそうなところっていうのが、何となく雰囲気でわかるんですね。あまりピカピカの出来たての街だと、他の要素が入り込む要素がないので、妙なものを発見することが少ないんです。だいぶ時間がたって、壊れたり色々用途が変更になったり、何だかんだと生活にもまれたところで、見る人が見れば妙なものになる。そういうところがすごく面白いところなんですね

テクニックばかりに気を取られる人たちは全ておいてミスをする

多くの人が80代まで生きれないのは、彼らが長期に渡って40代で止まろうと努力するからだ

ミスというのはほとんどいつも神聖な特徴があって、決して修正しようとなんてしてはいけない

人の本当の仕事は30歳になってから始まる

美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ

恋はその始まりがいつも美しすぎる。だから結末が決して良くないのも無理はない

私にとってはテレビは想像できるものしか映らない画面の一種でしかない

夫婦とは二つの半分になるのではなく、一つの全体になる事だ

親からもらった立派な体、というけど、じつは親からもらっているのは運の方かもしれない。運が脊髄のように芯としてあって、人間の人生というのはその運命の芯の回りにまつわる蛋白質、あるいは脂肪質、悪くいうと贅肉みたいなものなのだろうか

これを描いたのはあなたですか?いや、違う。きみたちだ

私はあるがままの自分を受け入れてくれることだけを望む

著者の死後、彼の日記を読むことは、彼からの長い手紙を受け取るようなものだ

作家だとか、法律家だとか、政治家だとかをやってる女っていうのは、怪物だと思うね

直観力と想像力を、抑え込んではならない

逃げない、はればれと立ち向かう、それが僕のモットーだ

素朴に、無邪気に、幼児のような眼をみはらなければ、世界はふくらまない

偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、小さなことの積み重ねによって成し遂げられるのだ

イエスとノーのあいだに真実が息づいている

人間はコンピュータとは違って揺れ動いてますよね。だから、すべてのものを何かの思い入れを持って見ているんですね。なので、その時々によって違って見えてくることがあるんでしょうね

若さと年齢は無関係

カニバリズムは最も明確な優しさの表現のひとつだ

でたらめをやってごらん。口先では簡単にでたらめなら、と言うけれども、いざでたらめをやろうとすると、それができない

低級な芸術家たちは、常に他人の眼鏡をかける

絵を描くのは美的活動ではない。この敵意に満ちた奇妙な世界と我々の間を取り次ぐ、一種の魔術なのだ

自然には未だ知られていない諸力がある。我々が自分自身の余すことなき全てを自然へ委ねるとき、自然はそれらの力を我々に貸してくれる。我々の眼では見えず、知性でも理解・推測できないその諸力の形相を示してくれる

何よりも辛いのは、永遠に完成することがないということだ

私は毎日進歩しつつある。私の本領はこれだけだ

若いとき旅をしなければ、老いてからの物語がない

悪魔は悪しか行なうことができないゆえに純粋である

富は一つの才能であり、貧しさも同様に一つの才能である。金持ちになった貧乏人は、贅沢な貧しさをひけらかすであろう

神童などという言葉は、家族のつくったものだ

私の誕生の日から、死がその歩みを始めている。急ぐこともなく、死は私に向かって歩いている

抽象画なんてものは無い。とりあえず描き始めて、それから現実の痕跡の全てを排除していくのだ

芸術家の資格は、智慧と注意と誠実と意志のみである

自分にとっていちばん面白いのは、思いもしないものに出会うことだ。自分の思いを超えたものにめぐり合うことである。何故それが面白いかといえば、そのことで自分が広がっていく快感があるからである

たとえ僕の人生が負け戦であっても、僕は最後まで戦いたいんだ
