
岡本太郎


人生の目的は悟ることではありません。生きるんです

全生命が瞬間に開ききること。それが爆発だ

自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければ尚いい、今まで世の中で能力とか、才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやる、というつもりでやればいいんだよ

評価されるなんて一切必要なし!音が好きならば、音になっていないといわれようと「音」を出す。これが前提だな

なんでもいいから、まずやってみる

人生に命を賭けていないんだ。だから、とかくただの傍観者になってしまう

恋愛だって芸術だって、おなじだ。一体なんだ。全身をぶつけること。そこに素晴らしさがある

昔の夢によりかかったり、くよくよすることは、現在を侮辱し、おのれを貧困化することにしかならない

女には、生まれつき筋をつらぬく面がある。男よりずっとしっかりしているよ

大体、いちばん素晴らしい絵を描くのは四、五才くらいの子どもだよ

友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる

自分の好きな音を勝手に出す、出したい音を出したらいい

ナマ身で運命と対決して歓喜する。それがほんとうの生命感

信念のためには、たとえ敗れると分かっていても、おのれを貫くそういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ

自分の価値観を持って生きるってことは嫌われても当たり前なんだ

でたらめをやってごらん。口先では簡単にでたらめなら、と言うけれども、いざでたらめをやろうとすると、それができない

恋の始まりは瞬間でも、つきあいが長引くかどうかは、美醜よりも人間味にかかわる問題だ

挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない

まっさらな目をもて!そして目的を捨てろ!

流行なんて、文字どおり流れていく

自分の打ったボールがどこへ飛ぼうがかまわない。スカッと飛びさえすれば、いい気持ちなんだ

人生は意義ある悲劇だ。それで美しいのだ。生き甲斐がある

破壊こそ創造の母だ

誰のために創るんだろう。考えたことあるか。自分のために?そんなの甘っちょろいよ。植木づくりでもやるんならそれでいいんだ。金のために?だったら創るより早いやり方がいくらでもあるだろう

自然に生き、自分の気持ちをほんとうに伸ばしてゆこうとすれば、まず、いたるところで残酷に、壁に突きあたる

君はあなた自身を創造していると思いなさい

情欲に流されるのはいい。だけど、流されているという自覚を持つんだ

人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか

むしろ「成功は失敗のもと」と逆に言いたい。その方が、この人生の面白さを正確に言いあてている

人間は精神が拡がる時と、閉じこもる時が必ずある。強烈に閉じこもりがちな人ほど逆に広がる時がくる

同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ

手慣れたものには飛躍がない。常に猛烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生まれるのだ

愛の前で自分の損得を考えること自体ナンセンスだ。そんな男は女を愛する資格はない

僕は口が裂けても、諦めるなどとは言わない

生きる日のよろこび、悲しみ。一日一日が新しい彩りをもって息づいている

私は、人生の岐路に立った時、いつも困難な方の道を選んできた

自分が自分自身に出会う、彼女が彼女自身に出会う、お互いが相手の中に自分自身を発見する。それが運命的な出会いというものだ

いいんだ。岡本太郎の責任でやるんだから

僕は流れるって感じが好きなんだ。固定したものは全然つまらない。人生だってそうだろう?いつも流動的で、何が起こるかわからない。だから面白いんだ

下手のほうがいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、それはかえって楽しいじゃないか

面白いねぇ、実に。オレの人生は。だって道がないんだ。眼の前にはいつも、なんにもない。ただ前に向かって身心をぶつけて挑む瞬間、瞬間があるだけ

素朴に、無邪気に、幼児のような眼をみはらなければ、世界はふくらまない

ゴッホは美しい。しかしきれいではない。ピカソは美しい。しかし、決してキレイではない

ものがそこにあるという尊厳。これはいったいなんだろう。ただあるというだけなのに

逃げない、はればれと立ち向かう、それが僕のモットーだ

ただこの世の中に生まれてきたから、惰性で生きてるなんて、そんなやつは、生きてる必要ない

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ

壁は自分自身だ

この瞬間、瞬間に、若さとか、年よりとか、力があるないとか、才能とか、金とか、あらゆる条件を超えて、その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるということだ

人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ

自分が何をやりたいか、何を伝えたいかが分かっていたら、技術は後からついてくる

自分の中にどうしても譲れないものがある。それを守ろうとするから弱くなる。そんなもの、ぶち壊してしまえ!

いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ

愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、構える必要はない。きみの体全体が愛の告白なのだ

自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ

心の底から平気で、出世なんかしなくていいと思っていれば、遠くの方でちぢこまっている犬のようにはみえないんだ

猛烈に自分を強くし、鋭くし、責任をとって問題を進めていく以外にない

僕はいつも自分が純粋に感じたこと、考えたことを、理解されようがされまいがダイレクトにぶつける
