
芸術家


現在持っているものに満足しない者は、持ちたいと思っているものを手に入れたところで、満足しないだろう

眠い人が眠るように、瀕死の人は死を必要としているのです。抵抗が間違いで無駄だというときが、いずれきますよ

芸術は、盗作であるか革命であるか、そのいずれかだ

赤がなければ、青を使います

シュルレアリズムは破壊的だ。しかし、それは我々のビジョンを限定する錠の留め金とみなされるものだけを破壊するものだ

もし私が犬よりも猫が好きだというのなら、それは警察猫というものがいないからである

全然文明化されていない環境と孤独が、死の間際にいたり、私の内部で、最後の熱情のひらめきを復活させるのです。そしてその熱情こそ、私の想像力を、今いちど燃やし、私の才能を、最後の出口へと導いてくれるものなのです

雨が降るのは聞こえるが、雪が降るのは聞こえない。軽い悩みは大声で叫ぶが、大いなる苦悩は沈黙する

ユーモアを失わないように戦うのだ。ユーモアの欠如は愚の骨頂だ

低級な芸術家たちは、常に他人の眼鏡をかける

明日に延ばしてもいいのは、やり残して死んでもかまわないことだけ

本当を言えば、すべてが思想で、すべてが象徴である

自分の写真に、ほんのちょっと言葉をつけたいと思っていて…。はじめは簡単だと思って書いていたんですけど、あくる日にそれを見直してみたら、全然ダメで驚いたんです

逃げない、はればれと立ち向かう、それが僕のモットーだ

芸術家にとって、自然の中に醜いものなど決して存在しない

人間が生きている社会基盤は、一瞬なりとも安定することなく、さまざまな変動によってつねに変化する

私は毎日進歩しつつある。私の本領はこれだけだ

あなたの中に、あなたの知らない芸術家がいる。彼は月夜に物事がどの様に違って見えるか興味がないのだ

あなたの人生の灰色を消してごらん。そして内に秘めたカラーで彩るんだ

人生で起こりうる悪いことは二つしかない。パブロ・ピカソになることか、サルバドール・ダリになれないこと

コレラや尿石や結核や癌は、天上へ行く交通機関

何か新しいものを作るとき、それを作るのは実に複雑だから、作品はどうしても醜くなってしまうのだ

虫だって光の好きなのと嫌いなのと二通りあるんだ!人間だって同じだよ、皆が皆明るいなんて不自然さ!

いや、40年と30秒だよ

自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ

何にもなりはしない。僕が生きていれば、悲しみはいつまでも続くだろう。僕はこんな風に死んでゆきたいと思ってだんだ

だいたい世の中にある「もの」って用件のあるものですよね。でも、単に「もの」を道具としてみるのではなくて、ものの見方の楽しさを感じて欲しいと思います。こういうのってフィールドワークなんです

先に見出し、後に捜し求めよ

近代的になるなんて努力しなくていい。悲惨なことになにをやろうと、唯一避けられないのがことがそれだから

私は、愛したいと思いながら、それができない。私は、愛すまいと思いながら、それができない

流行なんて、文字どおり流れていく

1.必ずできると信じろ2.限界を越えろ3.「その時」を待つな4.行動しろ5.正しく問え6.ジャッジせず、隠された美を見ろ7.遅すぎることなんてない

人生で最もすばらしい癒し、それが愛なのだ

選択肢とか自由な表現が辛いのは、自分という位置の束縛が出てくるからである。自由による束縛といってもいい。いまの子供たちは、自由な表現というものを強要されて、ずいぶん辛い思いをしているのではないか。表現したいことなんて特になくても、とにかく自由にして見せないといけない。それよりもむしろ固苦しい習いごとを押しつけられて、そのことに抵抗を感じている方がよほどネイティブの自由がふくらんでくる

自然に生き、自分の気持ちをほんとうに伸ばしてゆこうとすれば、まず、いたるところで残酷に、壁に突きあたる

女の美は性格の中にあるのです。情熱の中にあるのです

大切なことは、熱狂的状況をつくり出すことだ

行動がすべての成功の鍵だ

明日に引き伸ばせば、それは死んでしまう

女の顔はキャンバスだ 毎日女は少しだけ若い自画像をそこに描いている

人生とは自らの道である。一つのことを試みることであり、一つの道を端的に示すことである

我々はどこから来たのか?我々は何者なのか?我々はどこへ行くのか?

詩人は賞賛など求めてはいない。信じてもらいたいだけだ

詩はなくてはならないものだ。ただそれが何のためにあるのかを知ってさえいればなあ

愛は人生において、最も優れた栄養源である

大胆のコツは、度が過ぎない程度にどこまで遠くへ行けるかを知ることである

なにが芸術家かって?それを知ってたら、注意深く、ばらさないようにしておくよ

思いついたことは出来る。思いつかないものは出来ない。これは避けがたく、明白なことだ

画家がどれだけ素晴らしいパレットを持っていても意味がない。大事なのは、どんな眼を持っているかなんだ

私は子供のときに自転車に乗ったことのない唯一の男である。描くことにしか興味がなかった

運命は人がその糸をもつれさせるのを好まない

私は大理石の石塊を選び、必要としないものは何でも切り落とす

壁は自分自身だ

美しさの極致は一人の女にだけあるのではない。すべての女にある。彼女たちはそれを知らないが、皆がこの美に到達するのだ。ちょうど果実が熟するように

アキラメというのは人生的なものである。体験に基づくというか、体験の集積というか、いずれにしろ体に発するというか、体からじわりと湧き出る。それにひきかえ、シラケというのは、体験からのものとは違う

偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、小さなことの積み重ねによって成し遂げられるのだ

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ

そもそも不用のものや、そこに転がっているものに「妙なもの」があるんです。これは「妙なもの」としか言いようがないんですけど、それは、まだ誰も見ていないということもあって、それを発見するのが面白かったんですね

若いとき旅をしなければ、老いてからの物語がない

神童などという言葉は、家族のつくったものだ

芸術家とは、不滅の存在である。刑務所や強制収容所に入れられていても、芸術の世界に身を沈めていれば、私は全能でいられる。たとえ、ほこりまみれの牢屋で濡れた舌を使って絵を描かねばならぬとしても

いつでも大空が、自然の果てしないものが私を引きつけ、喜びをもって眺める機会を私に与えてくれる

本物の画家というのは何もない砂漠で異常なシーンを描ける人だ

人間と人間との間柄には、愛よりほかの財産はない

人生の長さは一秒にも満たない。その僅かな時間に永遠に向けての準備をしなければならないとは!

自分にとっていちばん面白いのは、思いもしないものに出会うことだ。自分の思いを超えたものにめぐり合うことである。何故それが面白いかといえば、そのことで自分が広がっていく快感があるからである

回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる

芸術は醜いものを生み出すが、しばしばそれは時とともに美しくなる。一方、流行は美しいものを生み出すが、それは常に時とともに醜くなる

見ることと感ずることを知る者は、至る所に常に賛美すべきものを見出すだろう

挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない

99回倒されても、100回目に立ち上がればよい

子どもは誰でも芸術家だ。問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ

明日描く絵が、一番すばらしい

画家の質はその人の過去の経験の量に左右される

(死んだら地獄と極楽のとちらに行きたいか?)どっちでもいいさ。そのどちらにも会いたい友人がいるのでね

(印象派について)彼らはもっぱらその装飾の結果のために、真実を妨害するように、自由なしで、色を使っています。彼らは目だけで物を見て、神秘的な思念を基にしていません。彼らは単に明日の公式画家です

私の誕生の日から、死がその歩みを始めている。急ぐこともなく、死は私に向かって歩いている

少なくとも自然は、生命を更新するためにのみ死を役立てます

すべてはむなしい

何を生命と呼ぶか。あらゆる意味から君を激動させるもの、君を突き貫くもののことである

沈黙は絶叫よりも恐ろしい

友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる

現代の若さの最大の悲惨さはもうそれに属さないということ

この世は偶然に満ちている。だから人間は人工管理の街を造った。でも、街はいづれ老朽化し、その隙間から、追い出された偶然がまた顔をのぞかせる。カメラにはそれが美味しい

手慣れたものには飛躍がない。常に猛烈なシロウトとして、危険をおかし、直感に賭けてこそ、ひらめきが生まれるのだ

確信を持つこと、いや確信を持っているかのように行動しなさい。そうすれば次第に本物の確信が生まれてくる

誰のために創るんだろう。考えたことあるか。自分のために?そんなの甘っちょろいよ。植木づくりでもやるんならそれでいいんだ。金のために?だったら創るより早いやり方がいくらでもあるだろう

人はあらゆる物や人に意味を見出そうとする。これは我々の時代にはびこる病気だ

他人を模写するのは必要なことである。しかし、自分を模写するのは哀れなものだ

最も美しい主題は君たちの前にある。なぜといえばそれらのものこそ君たちが一番よく知っているからである

他の人間はなぜそうなったかを問う。私はいつも何ができるのか、なぜできないのかを問う

人生には不愉快な事柄が多い。だからこれ以上、不愉快なものを作る必要はない

日本人はやはり全員が五、六歳か、もしくはたんなる訴訟の素材なのだ

大体、いちばん素晴らしい絵を描くのは四、五才くらいの子どもだよ

眼が見えるということは一生涯もかかる教育の果実です

考えれば考えるほど、人を愛すること以上に芸術的なものはないということに気づく

恋愛だって芸術だって、おなじだ。一体なんだ。全身をぶつけること。そこに素晴らしさがある

できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である
