
甲本ヒロト(THE BLUE HEARTS)


この世には、何一つ決まってることなんてないんだよ。 ただ、そう思いこんでるだけ。

ロックンロールは入口がいっぱいあるんだよ。何かひっかかった瞬間、それがドアなんだよ。そっから入っていけるんだ。どっから入っても同じとこなんだ。中に入れば全員に会えるよ。すべてに会える。もし会えなかったらまだドアを見つけられてないんだよ。それかちゃんと入ってないんだ

一回わがまま言い始めたらもう、他人の言うことなんか聞いてらんねえよ

恥ずかしくない生き方はしたくないもんね。だから恥をかくんだよ

座って弾き語りやってても激しいなあこの音楽って思う時もある。だけど逆にフルボリュームでアンプ鳴らしてガーって大暴れしてるのに何も感じない時がある。それはもしかしたら内面が伝わってるんじゃないかと思うんですよ。

何にもやってなかったなあって気持ちになる時もよくあるよ

人生をね、棒に振りたいんだよ

僕は一生のうちに一晩でいいからあんなふうに歌えたら、死んでもいいと思った。

声が出なくなっても僕は(ロックンロールを)止めないなと思った

何が伝わってほしいって言ってさ、いろんなメッセージとか、いろんなことを訊かれるんだけど、何もないんだよ。みんなが楽しくなってくれたら、もうそれで僕たちがやりたいことは100%成し遂げられてるんだ

わがままさっていうのはさ、必要なんじゃねえかなあ

お前らがライヴを見ている瞬間は、甲本ヒロト、そしてブルーハーツってバンドはこの宇宙のどこをくまなく探しても、お前らの目の前にしかおらんのじゃ。

お金って、ただの道具じゃないですか

偽物が本物に変身する瞬間がある

これはほんとに昔っから思うんだけど、これがこうなったら幸せなのに、 あれがあったら幸せなのに、と思ってたら一生幸せになれないね。自分の問題だと思うんだ。もっともっと内面の問題だと思うんだ。今の状況を幸福だと思える心を 持った人が幸福なんやな。

僕は楽しいから、成功していると思う

失敗することを恐れず、とりあえず何となくやりたい事をやってみたら?

純粋に泣けてしまうことって本当にある

普通=そこそこ、そうじゃないでしょう。最高じゃん!

少なくとも僕にも誰かを楽しませることはできる

ああ、俺にもできそうだ!

世の中で生きてるうちに起こるほとんどのことは僕にとってたいしたことじゃない。それよりも1回のロックンロールコンサートの方が大きい。1枚のCDを聴くことの方がよっぽど大事件なんだ

愛してるってどういうこと?愛してるって言葉の響きが重すぎるよ。愛せる程立派な人間じゃないですよ。

結果オーライって凄くいいことだと思わない?

人と同じものが嫌とか、そういうのはあまりない。自分が好きなものを集めてたら、人と同じにはならないでしょう?

世の中に言いきれることってねえが。 でも恋愛は絶対素晴らしいと言いきるよ

誰のようにもなりたくない

人間は老けるよ。あたりまえじゃん。だけどさ、ロックンロールは年をとらないんだよ。ロックンロールっていうのはやっぱりね時空を越えていくんだ!

未来は真っ暗。 お先真っ暗というのはすげー前向きな言葉だよ。真っ暗なんだよ。どこがいけないんだよ。そん中に すっげー誰も見たことがない、どんなに勉強したってわかりっこない、 素晴らしいものが隠れてるかもしんない。 真っ暗ってことはいいねえ。みんな平等で。

より良くならなくていいんだよ。俺たち最高なんだから。

最高で当たり前なんだよ

ルール破ってもマナーは守れよ

生まれたからには、生きてやる。

今日は本当に最高じゃ。どうやら、この鉄の檻(おり)は人の心までも縛れんようじゃな。

今までやってきたことを、ひとりひとりが一所懸命やることだよ

そりゃバイク乗るのも楽しいし、映画も好きだし。でも、桁外れなんだよ。富士山と石ころくらいの違いなんだよ。ロックンロールやってるときの楽しさは、桁外れなんだ。好きなものを見つけるってそういうこと。

なんかやろうと思えば、何でもできるもんやねー

この会場には仕事やっとるやつ、やっとらんやつ、学校行っとるやつ、行っとらんやつ。いろんな人がおると思うけど、お前らはライブを見に来とる。俺らはライブをやりに来とる。それで問題なかろう。

(20代の時にやっておいた方がいいことはありますか?という質問に対し)簡単だよ、やりたいこと。

大リーグで活躍したいと思うことは夢じゃないんだよ。野球をやりたいというのが夢だ。

僕がどうしてもそこから逃げられないぐらいに取り憑かれてるものっていうのはロックンロールに秘められた把握できない未知の価値観なんだよ。

やらないってのも一つの行動だと思う

戦争やってる遠くの国のことよりも友達の方が大切だと思うけどなぁ

どうせやり切るなら極限までやっちゃえ!

思い出すのは、あんまよくないよ

全部は混沌としてるから面白い

感動することこそが、人類の最も贅沢なこと

欲張りな人間が、諦観を覚えたときは強いよ

お前らがここに来るまでに何があったかなんかどーでもいい。お前らの父親が死のうが母親が死のうがそんなのかんけーない。ただこの中で思いっきり楽しんでいってくれー!!

「僕は永遠に生きます」って今思ってる。明日も思ってる。あさっても思ってる。10年後も思ってる。20年後も思ってる。そしてある日死ぬんだ。うん。それがいいな。

みんなで盛り上がることをするな。お前が一番盛り上がれ

例えば勉強ができるから偉い、運動ができるから偉い、友達と仲良くできるから偉いとか、なんかあるんだけど、ロックンロールを聴いた時に何もしなくても偉いんだと思って。

感動の出発点は感動にあると思うんだ。なんで感動したのかを辿っていくと、表現されたものがどう作られていて、「だから俺は感動したのか」って分かる。もっともっと辿っていくと、その表現者が、かつて感動した瞬間に帰結すると思うんだよ。それが色んな何かをぐるぐると通過して、また人に届く。錬金術なんかじゃないんだよ。感動が伝わって、感動を生む。

いつだって、今やるのが一番いい

明日のための今日ではなく、今日のための今日ですよ

まじめに考えて出てくる答えっていうのはろくなもんじゃないんです

言いたいことは言う。 その時は心を込めて言う。

あせってはなかったね。いつでも出来るし、やり始めたら一瞬だって思ったから

「いてもいいんだよ」「生きてもいいんだよ」「感動してもいいんだよ」「泣いてもいいんだよ」「笑ってもいいんだよ」「そこに存在してもいいんだよ」って言ってくれてるかんじ。誰の許可もいらないんだ。それをロックンロールが僕に言ってくれるんだよ

だって朝から晩までいろんな音楽聴いてるわけで。バップのジャズや20年代のブルースからソウル、レゲエ、フォーク、アイリッシュ。クラシックはめったに聴かないけど聴くときもある。そのすべてから影響受けるけど、僕はそういうのを聴く人で、その僕がやってるバンドがこれだっていうだけ。

突破口は1つしかないんだ。ほかにもう道はないんだ。ロックンロールしかないんだよ。それがわかったときにさ、そこにやっぱり全身全霊を傾けるしかないじゃん。

長く生きてるほうが絶対おもしろいよ

「満足」って言葉は究極以外使っちゃいけないんだよ

悲しいことも苦しいことも、全てを楽しみに変えていけるのが人間の力だよ

凄くふさわしいところに自分が立ってて、凄くふさわしい行動を取っているような気がするんだよ

お先真っ暗はすげー前向きな言葉。

感動っていうものに限界は無いじゃないですか、日々。それに突き動かされるんですよ

妄想と勘違いでロックンロールは転がり続けてるんだから、これを解放しないことには何も始まらない。

同じことは二度とできないし、マネもできないんですよ。

自然にやってく中でぼんやり何となく楽しいっていうのは、凄く大事なこと

一人前になるっていうのは、すげえかっこいいこと

幸せを手に入れるんじゃない、幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ

人生に意味はないよ。だって暇つぶしじゃん。暇なんだよ。みんな人生80年もいらないんだよ。3日もあれば終わるんだ。やることなんて。意味なんかないんだ。楽しければいいんだ。

楽しいと楽は違うよ。楽しいと楽は対極だよ。楽しいことがしたいんだったら楽はしちゃダメだと思うよ。楽しようと思ったら、楽しいことはあきらめなきゃダメだね。ただ、生活は楽な方が絶対いいと思うよ。でも人生は楽しい方がいいじゃん。生活は楽に、余計なことには気をとられず人生は楽しく。

その瞬間に爆発していればカッコいい

売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ。

楽しいと思った瞬間、そこがゴール

手段ではなくて目的

ガキンチョだますのがロックだと思う

世界中で今日もどこかでライブがあるだろうし、明日もどこかでやるだろうし、世界中でも何百何千万、すごい数のライブがあるんだろうけど 、俺の言ってるこのすげえロックンロールっていうのは 多分、ほんの一握りなんだよ

一生懸命考えたり思ったりしてわからなくなって、最後の最後のところで逃げ場のないところまで追い詰められて、だからロックンロールをやってる気がするんだよ

僕は成り行きですね。でも、怠けないと思う。大好きだから

僕はどんな完成の仕方をしてもその人の実力だと思う。聴く人の実力。だからみんなそれぞれ立派に仕上げてください。そこで自分が楽しい 最高じゃんと思ってくれたらすごく嬉しい。

僕たちは心の中にたまごを抱えています。何かを経験して心が大きく揺れたとき、たまごはパカッと割れて新しい命が飛び出します。ロックンロールに出会ったとき 僕の心の中で1つのたまごが割れました。それは初恋のように僕を夢中にさせました。今も元気なその心の住人は僕にマイクを握らせました。

僕って未熟だなって話です。どうすりゃいいのか未だにわからないし、わかって楽になったらいいなとは思う。ライブでも毎回緊張しますからね、どんな声が出るかわかんなくて。

最終日だからって、特別なことはありません。最終日が特別なんじゃないんだよ。ロックンロールが特別なんだよ

「何事も一人で大丈夫」っていう基本さえあれば、あとはもう全部楽しいんだよ

誰かのサイズに合わせて自分を変えることはない。自分を殺すことはない。ありのままでいいじゃないか

”世界”というのは自分の中にあるんです

僕らはユーモアがないものはどうしても楽しめないんだ。何があってもどこかにユーモアがないと堅苦しくて、そこの場所に居づらくなる

何か感じたり思ったりしたことっていうのは、将来の何かに影響してんだよな

生活と人生は違う。質素な生活、豊かな人生。

僕はいろいろなとこでいろいろな人に聞かれるんだよ。『楽しけりゃいいのか?』って。いいんだよ。そのかわり,楽じゃないんだよって。漢字で書いたら同じじゃんって。

僕は僕の偏見でうたをうたっとる。うたっとるやつは下品じゃがうたの内容は最高じゃ

オトナになろうが、教室から武道館になろうが、ひとりの前でやろうが一万人の前でやろうが、やってることって一緒なんだよね。音楽がやりたくてバンドを組むってそういうことなんだ。もう、そこで全部終わっちゃってるんだよ。だから目指すことは、もうないよ。

落ち込むのと失望は違うんよ。 だって、落ち込んでても夢や愛は信じとるもん。

楽曲は成り行きだけど、僕とマーシーは20数年間、その成り行きの『成り行かせ方』をやってきた。スタジオに入った瞬間に、僕とマーシーの空気はあるんだと思う。今は4人でうまーい成り行かせ方をしてんじゃない?そんな気がする

歌なんて誰でも歌えるからヴォーカリストになった。だから、誰にでも歌えるような歌しか歌わないんよ。
