
甲本ヒロト(THE BLUE HEARTS)


未来は真っ暗。 お先真っ暗というのはすげー前向きな言葉だよ。真っ暗なんだよ。どこがいけないんだよ。そん中に すっげー誰も見たことがない、どんなに勉強したってわかりっこない、 素晴らしいものが隠れてるかもしんない。 真っ暗ってことはいいねえ。みんな平等で。

オトナになろうが、教室から武道館になろうが、ひとりの前でやろうが一万人の前でやろうが、やってることって一緒なんだよね。音楽がやりたくてバンドを組むってそういうことなんだ。もう、そこで全部終わっちゃってるんだよ。だから目指すことは、もうないよ。

誰かのサイズに合わせて自分を変えることはない。自分を殺すことはない。ありのままでいいじゃないか

『何をやるか』じゃなくて、『どんなふうにやるか』

同じことは二度とできないし、マネもできないんですよ。

俺は本当はもっとすごいんだけど、というのがどっかにある

「楽しい」を勝ち取ろうと思えば、「楽」を切り捨てなければいけない

僕は死なないと思いながら死ぬんだろうな。

例えば勉強ができるから偉い、運動ができるから偉い、友達と仲良くできるから偉いとか、なんかあるんだけど、ロックンロールを聴いた時に何もしなくても偉いんだと思って。

ほうきとか持ってエアギターとかしたりするわけじゃん、憧れて。それの延長なんだよ

みんなで盛り上がることをするな。お前が一番盛り上がれ

いつもね 最新作が最高傑作なんだよ 僕の中ではいつもそうだよ

好きなことだったらめんどくさくていいじゃない!

この会場には仕事やっとるやつ、やっとらんやつ、学校行っとるやつ、行っとらんやつ。いろんな人がおると思うけど、お前らはライブを見に来とる。俺らはライブをやりに来とる。それで問題なかろう。

人と同じものが嫌とか、そういうのはあまりない。自分が好きなものを集めてたら、人と同じにはならないでしょう?

仕事じゃなくてもやるもんね!

イライラや不満を、ただ我慢することなんだよ。いつか来るための大切なエネルギーだから

僕は僕の偏見でうたをうたっとる。うたっとるやつは下品じゃがうたの内容は最高じゃ

俺がとりたいのは100点じゃないんだ。ロックンロールが100点満点だとしたら10000点くらい取りたいんだ。

色々不安だろ?なあ、イライラするしなあ。それなあ、大人になっても不安だし、50過ぎてもイライラするから、そのまんまでいいんじゃないすか。物事解決するよりも、イライラしたまんまさあ、ロック聴きゃあいいじゃん。うん。

ドブネズミが美しいとわかんねえ奴はたいしたことねえ。

生まれたからには、生きてやる。

何か感じたり思ったりしたことっていうのは、将来の何かに影響してんだよな

ギタリストのピークはギターを初めて弾いて感動した瞬間。

後回しにできないあせりみたいなものが非常にあって。ボヤボヤしてられないんだよ、休んでる場合じゃないんだよ

その瞬間に爆発していればカッコいい

一回わがまま言い始めたらもう、他人の言うことなんか聞いてらんねえよ

悲しいことも苦しいことも、全てを楽しみに変えていけるのが人間の力だよ

「満足」って言葉は究極以外使っちゃいけないんだよ

その日、歩ける一歩を歩くだけ

愛してるってどういうこと?愛してるって言葉の響きが重すぎるよ。愛せる程立派な人間じゃないですよ。

一生懸命考えたり思ったりしてわからなくなって、最後の最後のところで逃げ場のないところまで追い詰められて、だからロックンロールをやってる気がするんだよ

いつだって、今やるのが一番いい

失敗することを恐れず、とりあえず何となくやりたい事をやってみたら?

毎日やりたいことを精一杯やるっていうことが、すべてにおいて最善策

ずーっと出発点に立ってんだよ、ロックンロールって。どっかの道のりにいるっていうんじゃなくて、今いるここがいつも出発点。いつもどっかに行こうとしてるんだよ。

僕は楽しいから、成功していると思う

どうせやり切るなら極限までやっちゃえ!

僕は自慢ができることが1つあるの。それは自分の中学生時代に、リアルにパンクを体験したってこと。

ドリフターズのお客さんを見てごらん? 大人がいないだろう? 小学生くらいの子供たちでいっつも会場は満員なの。で、大人になったらその子たちは卒業していなくなる。でも次の子たちが入学してまたドリフターズを観に来るの。

自然にやってく中でぼんやり何となく楽しいっていうのは、凄く大事なこと

何が伝わってほしいって言ってさ、いろんなメッセージとか、いろんなことを訊かれるんだけど、何もないんだよ。みんなが楽しくなってくれたら、もうそれで僕たちがやりたいことは100%成し遂げられてるんだ

感動することこそが、人類の最も贅沢なこと

ロックンロールは吐き出した瞬間と受け取る瞬間があって、受け取った瞬間に完成するものだとは思ってる。僕の出すロックンロールは僕だけでは未完成なんだよ。聴く人がいてその人の心の奥の中で完成する

「何事も一人で大丈夫」っていう基本さえあれば、あとはもう全部楽しいんだよ

ただ大人たちにほめられるようなバカにはなりたくない

何が正しいかなんてわからんでしょ。俺が死んでも答えは出んよ。 そんなら好きだと思う事やるしかないんじゃないかなあ。

わがままさっていうのはさ、必要なんじゃねえかなあ

生きてりゃ、そりゃあシラケるだろう

僕もほっときゃ歳も取るからさ、今と昔をそのまま比べることはできないけど、基本的にやっぱ何も考えてなくて、たいして成長も進歩もしてないからおんなじようなものがいつもステージに乗っかってるんだと思うんだ。

声が出なくなっても僕は(ロックンロールを)止めないなと思った

やっぱり音楽は大好きなことで、他に代わりがないから緊張するんですよ。今日のライブがダメでも、他でがんばればいいやとか、そういうもんじゃないから。

世界中で今日もどこかでライブがあるだろうし、明日もどこかでやるだろうし、世界中でも何百何千万、すごい数のライブがあるんだろうけど 、俺の言ってるこのすげえロックンロールっていうのは 多分、ほんの一握りなんだよ

笑ってくれりゃあ本望だよ

これはほんとに昔っから思うんだけど、これがこうなったら幸せなのに、 あれがあったら幸せなのに、と思ってたら一生幸せになれないね。自分の問題だと思うんだ。もっともっと内面の問題だと思うんだ。今の状況を幸福だと思える心を 持った人が幸福なんやな。

楽曲は成り行きだけど、僕とマーシーは20数年間、その成り行きの『成り行かせ方』をやってきた。スタジオに入った瞬間に、僕とマーシーの空気はあるんだと思う。今は4人でうまーい成り行かせ方をしてんじゃない?そんな気がする

歌なんて誰でも歌えるからヴォーカリストになった。だから、誰にでも歌えるような歌しか歌わないんよ。

僕は一貫して自己満足です、めざすものは

より良くならなくていいんだよ。俺たち最高なんだから。

僕はどんな完成の仕方をしてもその人の実力だと思う。聴く人の実力。だからみんなそれぞれ立派に仕上げてください。そこで自分が楽しい 最高じゃんと思ってくれたらすごく嬉しい。

言いたいことは言う。 その時は心を込めて言う。

無茶苦茶だよ。熱だけしかなくてさ、意味はないんだよ。

学ぶことは何もないの。楽しむだけでいいんだ

俺は最近認めてるよ。自分のなかのリベンジを

もともと人は全員、孤独なんだよ

憎しみや苦しみのない世界があるからお前来ない?って言われたら、「俺はいかない」って言うわ

イメージの共有がしたいだけなんだ。言葉の共有じゃなくてどこかもやもやっとしたイメージをひねりだして曲にする。そのもやもやを共有したいだけなんだ。それで「生きてやるぜ!」って思ってもらえれば、「生きるっていいな」と思ってくれればそれでいいです。

「これをやりてえ」ってことが増えると、そうやってお茶を濁してる時間はなくなってくる

「やさしくなりたい」という意思、それはすごく大切だなと思う

人生をね、棒に振りたいんだよ

一人前になるっていうのは、すげえかっこいいこと

好きなものを作る、それだけをやるってなるとブレない

人間は老けるよ。あたりまえじゃん。だけどさ、ロックンロールは年をとらないんだよ。ロックンロールっていうのはやっぱりね時空を越えていくんだ!

上手であることはそんなにいいことか?とも思う

お先真っ暗はすげー前向きな言葉。

楽しいと楽は違うよ。楽しいと楽は対極だよ。楽しいことがしたいんだったら楽はしちゃダメだと思うよ。楽しようと思ったら、楽しいことはあきらめなきゃダメだね。ただ、生活は楽な方が絶対いいと思うよ。でも人生は楽しい方がいいじゃん。生活は楽に、余計なことには気をとられず人生は楽しく。

長く生きてるほうが絶対おもしろいよ

今までやってきたことを、ひとりひとりが一所懸命やることだよ

戦争やってる遠くの国のことよりも友達の方が大切だと思うけどなぁ

やらないってのも一つの行動だと思う

僕は一生のうちに一晩でいいからあんなふうに歌えたら、死んでもいいと思った。

凄くふさわしいところに自分が立ってて、凄くふさわしい行動を取っているような気がするんだよ

感動の出発点は感動にあると思うんだ。なんで感動したのかを辿っていくと、表現されたものがどう作られていて、「だから俺は感動したのか」って分かる。もっともっと辿っていくと、その表現者が、かつて感動した瞬間に帰結すると思うんだよ。それが色んな何かをぐるぐると通過して、また人に届く。錬金術なんかじゃないんだよ。感動が伝わって、感動を生む。

最終日だからって、特別なことはありません。最終日が特別なんじゃないんだよ。ロックンロールが特別なんだよ

そりゃバイク乗るのも楽しいし、映画も好きだし。でも、桁外れなんだよ。富士山と石ころくらいの違いなんだよ。ロックンロールやってるときの楽しさは、桁外れなんだ。好きなものを見つけるってそういうこと。

僕たちは心の中にたまごを抱えています。何かを経験して心が大きく揺れたとき、たまごはパカッと割れて新しい命が飛び出します。ロックンロールに出会ったとき 僕の心の中で1つのたまごが割れました。それは初恋のように僕を夢中にさせました。今も元気なその心の住人は僕にマイクを握らせました。

楽しいと思った瞬間、そこがゴール

感動っていうものに限界は無いじゃないですか、日々。それに突き動かされるんですよ

人生に意味はないよ。だって暇つぶしじゃん。暇なんだよ。みんな人生80年もいらないんだよ。3日もあれば終わるんだ。やることなんて。意味なんかないんだ。楽しければいいんだ。

お金って、ただの道具じゃないですか

何も考えないで、何も判断しないことが、一番の罪だと思う

”世界”というのは自分の中にあるんです

それしかないんだから。腹をくくって、あきらめて。そこに行き着くまでにいっぱい考えればいいと思うし、失敗もすればいいと思うんだよ。

自分を肯定するために一所懸命考えるんだ

僕はいろいろなとこでいろいろな人に聞かれるんだよ。『楽しけりゃいいのか?』って。いいんだよ。そのかわり,楽じゃないんだよって。漢字で書いたら同じじゃんって。

リミッターってさ、取れた瞬間にその存在に気づくよね

お前らがライヴを見ている瞬間は、甲本ヒロト、そしてブルーハーツってバンドはこの宇宙のどこをくまなく探しても、お前らの目の前にしかおらんのじゃ。

俺、ホント、意味ねえと思うもん人生なんて。「人は何のために生まれてきたのか、何をすべきかなのか」なんて、どうでもいいじゃん。そんなの誰にも決められないことじゃん。自分で決めるんでしょ、人生の価値ってのは。本当に自分が素晴らしいと思うことに一生を費やすこと、それがいちばん価値があること。
