
甲本ヒロト(THE BLUE HEARTS)


楽しめてるって事はカッコいいんじゃねえかな

どうにもならないことなんて、どうにでもなっていいこと。

好きなことだったらめんどくさくていいじゃない!

純粋に泣けてしまうことって本当にある

他人のためにやるんじゃないよ。自分がやりたいからやるんだ。

「満足」って言葉は究極以外使っちゃいけないんだよ

馬鹿なら馬鹿ほどカッコええ。駄目なら駄目ほどカッコええとか、そういう世界ってあるんよ

ロックンロールは吐き出した瞬間と受け取る瞬間があって、受け取った瞬間に完成するものだとは思ってる。僕の出すロックンロールは僕だけでは未完成なんだよ。聴く人がいてその人の心の奥の中で完成する

(20代の時にやっておいた方がいいことはありますか?という質問に対し)簡単だよ、やりたいこと。

落ち込むのと失望は違うんよ。 だって、落ち込んでても夢や愛は信じとるもん。

いつだって、今やるのが一番いい

お前らがここに来るまでに何があったかなんかどーでもいい。お前らの父親が死のうが母親が死のうがそんなのかんけーない。ただこの中で思いっきり楽しんでいってくれー!!

人生をね、棒に振りたいんだよ

「楽しい」を勝ち取ろうと思えば、「楽」を切り捨てなければいけない

自然にやってく中でぼんやり何となく楽しいっていうのは、凄く大事なこと

僕は死なないと思いながら死ぬんだろうな。

誰のようにもなりたくない

ああ、俺にもできそうだ!

僕は新しく何かをやりたいんじゃなくて、今何をやりたいかなんだよ、まさに

何にもやってなかったなあって気持ちになる時もよくあるよ

例えばスリーコードでエイトビートならみんなロックンロールかって言ったらそうじゃないものもあるわけ。スタイルじゃないんですよ。だから様式美ではなく、そこにある熱が大事なんですね。

失敗することを恐れず、とりあえず何となくやりたい事をやってみたら?

欲張りな人間が、諦観を覚えたときは強いよ

悲しいことも苦しいことも、全てを楽しみに変えていけるのが人間の力だよ

感動の出発点は感動にあると思うんだ。なんで感動したのかを辿っていくと、表現されたものがどう作られていて、「だから俺は感動したのか」って分かる。もっともっと辿っていくと、その表現者が、かつて感動した瞬間に帰結すると思うんだよ。それが色んな何かをぐるぐると通過して、また人に届く。錬金術なんかじゃないんだよ。感動が伝わって、感動を生む。

お前らがライヴを見ている瞬間は、甲本ヒロト、そしてブルーハーツってバンドはこの宇宙のどこをくまなく探しても、お前らの目の前にしかおらんのじゃ。

誰かのサイズに合わせて自分を変えることはない。自分を殺すことはない。ありのままでいいじゃないか

(中学を卒業したら東京に行かせてくれ、と父親に言ったときに反論されて)お父さん、僕を止められるんか。音楽しかやりたいことないんじゃ。お父さんには、僕の音楽を反対するだけの材料があるんか。

世の中に言いきれることってねえが。 でも恋愛は絶対素晴らしいと言いきるよ

「いてもいいんだよ」「生きてもいいんだよ」「感動してもいいんだよ」「泣いてもいいんだよ」「笑ってもいいんだよ」「そこに存在してもいいんだよ」って言ってくれてるかんじ。誰の許可もいらないんだ。それをロックンロールが僕に言ってくれるんだよ

だって欲しいから手に入れるんだし、好きだから抱きしめるんだよ。もったいないからとっとこう、ってのはちがう。その時点でそれはゴミなんだ。

愛してるってどういうこと?愛してるって言葉の響きが重すぎるよ。愛せる程立派な人間じゃないですよ。

ダイヤモンドの行商人がやってきて、 このダイヤモンドは永遠の輝きをどうのこうのって言うとるけど せいぜい百年しか生きられん人間に、 永遠の輝きを売りつけてどうするんじゃ。俺らが欲しいのは今だけです。

楽しいと思った瞬間、そこがゴール

大好きなものと付き合っていくことだよ

僕たちは心の中にたまごを抱えています。何かを経験して心が大きく揺れたとき、たまごはパカッと割れて新しい命が飛び出します。ロックンロールに出会ったとき 僕の心の中で1つのたまごが割れました。それは初恋のように僕を夢中にさせました。今も元気なその心の住人は僕にマイクを握らせました。

生まれたからには、生きてやる。

みんなで盛り上がることをするな。お前が一番盛り上がれ

人生に意味はないよ。だって暇つぶしじゃん。暇なんだよ。みんな人生80年もいらないんだよ。3日もあれば終わるんだ。やることなんて。意味なんかないんだ。楽しければいいんだ。

僕は一貫して自己満足です、めざすものは

突破口は1つしかないんだ。ほかにもう道はないんだ。ロックンロールしかないんだよ。それがわかったときにさ、そこにやっぱり全身全霊を傾けるしかないじゃん。

一人前になるっていうのは、すげえかっこいいこと

今までやってきたことを、ひとりひとりが一所懸命やることだよ

ロックンロールは入口がいっぱいあるんだよ。何かひっかかった瞬間、それがドアなんだよ。そっから入っていけるんだ。どっから入っても同じとこなんだ。中に入れば全員に会えるよ。すべてに会える。もし会えなかったらまだドアを見つけられてないんだよ。それかちゃんと入ってないんだ

売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ。

過去のバンドの名前や音楽を具体的に挙げて、こういうふうにしようと話し合ったことはない。やりたいときに、やりたいことを、やりたいようにやる。そんな自由さを失わずにいこう、みたいなことは話したけど。

コピーとかカバーっていうのもそうで、曲をカバーするんじゃなくて、そこにある熱をカバーするんだよ。

お客が来なくなったらバイトすりゃいい

長く生きてるほうが絶対おもしろいよ

何が伝わってほしいって言ってさ、いろんなメッセージとか、いろんなことを訊かれるんだけど、何もないんだよ。みんなが楽しくなってくれたら、もうそれで僕たちがやりたいことは100%成し遂げられてるんだ

『何をやるか』じゃなくて、『どんなふうにやるか』

”世界”というのは自分の中にあるんです

戦争やってる遠くの国のことよりも友達の方が大切だと思うけどなぁ

だって朝から晩までいろんな音楽聴いてるわけで。バップのジャズや20年代のブルースからソウル、レゲエ、フォーク、アイリッシュ。クラシックはめったに聴かないけど聴くときもある。そのすべてから影響受けるけど、僕はそういうのを聴く人で、その僕がやってるバンドがこれだっていうだけ。

俺がとりたいのは100点じゃないんだ。ロックンロールが100点満点だとしたら10000点くらい取りたいんだ。

それしかないんだから。腹をくくって、あきらめて。そこに行き着くまでにいっぱい考えればいいと思うし、失敗もすればいいと思うんだよ。

「これをやりてえ」ってことが増えると、そうやってお茶を濁してる時間はなくなってくる

人と同じものが嫌とか、そういうのはあまりない。自分が好きなものを集めてたら、人と同じにはならないでしょう?

声が出なくなっても僕は(ロックンロールを)止めないなと思った

凄くふさわしいところに自分が立ってて、凄くふさわしい行動を取っているような気がするんだよ

僕って未熟だなって話です。どうすりゃいいのか未だにわからないし、わかって楽になったらいいなとは思う。ライブでも毎回緊張しますからね、どんな声が出るかわかんなくて。

僕は成り行きですね。でも、怠けないと思う。大好きだから

「愛」とか言うと、みんなださいとか、くさいとか言うけど、なんか俺は違うと思うな。

生きてりゃ、そりゃあシラケるだろう

ひらめくまで待つ

やっぱり音楽は大好きなことで、他に代わりがないから緊張するんですよ。今日のライブがダメでも、他でがんばればいいやとか、そういうもんじゃないから。

ドリフターズのお客さんを見てごらん? 大人がいないだろう? 小学生くらいの子供たちでいっつも会場は満員なの。で、大人になったらその子たちは卒業していなくなる。でも次の子たちが入学してまたドリフターズを観に来るの。

親切ではないけど、やさしい。丁寧ではないけど、やさしい

全部欲しいって言ってたら、本当に欲しいものが薄くなっちゃうよ

「やさしくなりたい」という意思、それはすごく大切だなと思う

偽物が本物に変身する瞬間がある

世界中で今日もどこかでライブがあるだろうし、明日もどこかでやるだろうし、世界中でも何百何千万、すごい数のライブがあるんだろうけど 、俺の言ってるこのすげえロックンロールっていうのは 多分、ほんの一握りなんだよ

僕もほっときゃ歳も取るからさ、今と昔をそのまま比べることはできないけど、基本的にやっぱ何も考えてなくて、たいして成長も進歩もしてないからおんなじようなものがいつもステージに乗っかってるんだと思うんだ。

より良くならなくていいんだよ。俺たち最高なんだから。

好きなものを作る、それだけをやるってなるとブレない

大リーグで活躍したいと思うことは夢じゃないんだよ。野球をやりたいというのが夢だ。

結局ね、夢はみんなもってると思うんですよ。だけど、その夢の見方としてね、ただボーっとそれこそテレビで見てるだけで『あぁ、こんな事いいなぁ』みたいな見方と、それから実際にやってみようとして夢の実現に一歩近づくために何か行動をおこす。

ずーっと出発点に立ってんだよ、ロックンロールって。どっかの道のりにいるっていうんじゃなくて、今いるここがいつも出発点。いつもどっかに行こうとしてるんだよ。

ドブネズミが美しいとわかんねえ奴はたいしたことねえ。

まったくもってロックンロールはすげえ。ほんとに。だけど そんなにすごいロックンロールでも 世界中に一握りしかいないんだ
