
甲本ヒロト(THE BLUE HEARTS)


ダイヤモンドの行商人がやってきて、 このダイヤモンドは永遠の輝きをどうのこうのって言うとるけど せいぜい百年しか生きられん人間に、 永遠の輝きを売りつけてどうするんじゃ。俺らが欲しいのは今だけです。

(中学を卒業したら東京に行かせてくれ、と父親に言ったときに反論されて)お父さん、僕を止められるんか。音楽しかやりたいことないんじゃ。お父さんには、僕の音楽を反対するだけの材料があるんか。

僕はどんな完成の仕方をしてもその人の実力だと思う。聴く人の実力。だからみんなそれぞれ立派に仕上げてください。そこで自分が楽しい 最高じゃんと思ってくれたらすごく嬉しい。

だって欲しいから手に入れるんだし、好きだから抱きしめるんだよ。もったいないからとっとこう、ってのはちがう。その時点でそれはゴミなんだ。

僕は自慢ができることが1つあるの。それは自分の中学生時代に、リアルにパンクを体験したってこと。

後回しにできないあせりみたいなものが非常にあって。ボヤボヤしてられないんだよ、休んでる場合じゃないんだよ

聴いてる音楽とやってる音楽がつながらなくても、それはどうでもいいんです。

僕らはユーモアがないものはどうしても楽しめないんだ。何があってもどこかにユーモアがないと堅苦しくて、そこの場所に居づらくなる

いつだって、今やるのが一番いい

未来は真っ暗。 お先真っ暗というのはすげー前向きな言葉だよ。真っ暗なんだよ。どこがいけないんだよ。そん中に すっげー誰も見たことがない、どんなに勉強したってわかりっこない、 素晴らしいものが隠れてるかもしんない。 真っ暗ってことはいいねえ。みんな平等で。

心が揺れたところで決着はもうついてんだ

より良くならなくていいんだよ。俺たち最高なんだから。

声が出なくなっても僕は(ロックンロールを)止めないなと思った

ドリフターズのお客さんを見てごらん? 大人がいないだろう? 小学生くらいの子供たちでいっつも会場は満員なの。で、大人になったらその子たちは卒業していなくなる。でも次の子たちが入学してまたドリフターズを観に来るの。

一人前になるっていうのは、すげえかっこいいこと

イライラや不満を、ただ我慢することなんだよ。いつか来るための大切なエネルギーだから

生まれたからには、生きてやる。

僕がどうしてもそこから逃げられないぐらいに取り憑かれてるものっていうのはロックンロールに秘められた把握できない未知の価値観なんだよ。

戦争やってる遠くの国のことよりも友達の方が大切だと思うけどなぁ

座って弾き語りやってても激しいなあこの音楽って思う時もある。だけど逆にフルボリュームでアンプ鳴らしてガーって大暴れしてるのに何も感じない時がある。それはもしかしたら内面が伝わってるんじゃないかと思うんですよ。

僕もほっときゃ歳も取るからさ、今と昔をそのまま比べることはできないけど、基本的にやっぱ何も考えてなくて、たいして成長も進歩もしてないからおんなじようなものがいつもステージに乗っかってるんだと思うんだ。

感動っていうものに限界は無いじゃないですか、日々。それに突き動かされるんですよ

あせってはなかったね。いつでも出来るし、やり始めたら一瞬だって思ったから

普通=そこそこ、そうじゃないでしょう。最高じゃん!

ガキンチョだますのがロックだと思う

その瞬間に爆発していればカッコいい

人の評価なんかどうでもいいし

やらないってのも一つの行動だと思う

少なくとも僕にも誰かを楽しませることはできる

言いたいことは言う。 その時は心を込めて言う。

売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ。

馬鹿なら馬鹿ほどカッコええ。駄目なら駄目ほどカッコええとか、そういう世界ってあるんよ

自分を支えているのは、自分

一生懸命考えたり思ったりしてわからなくなって、最後の最後のところで逃げ場のないところまで追い詰められて、だからロックンロールをやってる気がするんだよ

長く生きてるほうが絶対おもしろいよ

お前らがライヴを見ている瞬間は、甲本ヒロト、そしてブルーハーツってバンドはこの宇宙のどこをくまなく探しても、お前らの目の前にしかおらんのじゃ。

幸せを手に入れるんじゃない、幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ

お客が来なくなったらバイトすりゃいい

幸せのまんま放っておいてほしい

なんか最近いろんなことが理屈っぽくなってるじゃない。でも人をふさぎ込ませるものなんてそんなになくていいんだよ。悲しいことは世の中にいっぱいあるんだから。

徳川家康や武田信玄の本読むけどさ、こんなふうにやって生きて天下とったって、70・80で死ぬわけだしさ。

突破口は1つしかないんだ。ほかにもう道はないんだ。ロックンロールしかないんだよ。それがわかったときにさ、そこにやっぱり全身全霊を傾けるしかないじゃん。

例えば勉強ができるから偉い、運動ができるから偉い、友達と仲良くできるから偉いとか、なんかあるんだけど、ロックンロールを聴いた時に何もしなくても偉いんだと思って。

僕は楽しいから、成功していると思う

最高で当たり前なんだよ

今までやってきたことを、ひとりひとりが一所懸命やることだよ

(20代の時にやっておいた方がいいことはありますか?という質問に対し)簡単だよ、やりたいこと。

楽しいと楽は違うよ。楽しいと楽は対極だよ。楽しいことがしたいんだったら楽はしちゃダメだと思うよ。楽しようと思ったら、楽しいことはあきらめなきゃダメだね。ただ、生活は楽な方が絶対いいと思うよ。でも人生は楽しい方がいいじゃん。生活は楽に、余計なことには気をとられず人生は楽しく。

全部欲しいって言ってたら、本当に欲しいものが薄くなっちゃうよ

僕は成り行きですね。でも、怠けないと思う。大好きだから

お先真っ暗はすげー前向きな言葉。

「僕は永遠に生きます」って今思ってる。明日も思ってる。あさっても思ってる。10年後も思ってる。20年後も思ってる。そしてある日死ぬんだ。うん。それがいいな。

「これをやりてえ」ってことが増えると、そうやってお茶を濁してる時間はなくなってくる

「やさしくなりたい」という意思、それはすごく大切だなと思う

好きなことだったらめんどくさくていいじゃない!

どうにもならないことなんて、どうにでもなっていいこと。

例えばスリーコードでエイトビートならみんなロックンロールかって言ったらそうじゃないものもあるわけ。スタイルじゃないんですよ。だから様式美ではなく、そこにある熱が大事なんですね。

ほうきとか持ってエアギターとかしたりするわけじゃん、憧れて。それの延長なんだよ

もしもイライラしてたり、つまんねえなと思ってたら、チャンスだよ

そりゃバイク乗るのも楽しいし、映画も好きだし。でも、桁外れなんだよ。富士山と石ころくらいの違いなんだよ。ロックンロールやってるときの楽しさは、桁外れなんだ。好きなものを見つけるってそういうこと。

好きなものは変わらなんなあ。歳をとるほど、より確信になる

僕は一生のうちに一晩でいいからあんなふうに歌えたら、死んでもいいと思った。

大リーグで活躍したいと思うことは夢じゃないんだよ。野球をやりたいというのが夢だ。

「愛」とか言うと、みんなださいとか、くさいとか言うけど、なんか俺は違うと思うな。

「夢は全部かなう」って僕は言うし、今でもそう本気で信じてる。夢はかならずかなう。かなわない夢はないよ。これ、本気だよ?1ミリもブレたことがない。100パーセント、誰の夢もかないます。

他人の価値観を尊重できないなら、自分の価値観なんて主張しちゃいけないと思う

この世には、何一つ決まってることなんてないんだよ。 ただ、そう思いこんでるだけ。

思い出すのは、あんまよくないよ

大好きなものと付き合っていくことだよ

心理の何か変化があるんですよ。人間行動すべき理由がある。

何が伝わってほしいって言ってさ、いろんなメッセージとか、いろんなことを訊かれるんだけど、何もないんだよ。みんなが楽しくなってくれたら、もうそれで僕たちがやりたいことは100%成し遂げられてるんだ

コピーとかカバーっていうのもそうで、曲をカバーするんじゃなくて、そこにある熱をカバーするんだよ。

ギタリストのピークはギターを初めて弾いて感動した瞬間。

人を掴むのはコンセプトの面白さじゃなくて、それを実行に移している瞬間のテンション

欲張りな人間が、諦観を覚えたときは強いよ

誰のようにもなりたくない

僕たちは心の中にたまごを抱えています。何かを経験して心が大きく揺れたとき、たまごはパカッと割れて新しい命が飛び出します。ロックンロールに出会ったとき 僕の心の中で1つのたまごが割れました。それは初恋のように僕を夢中にさせました。今も元気なその心の住人は僕にマイクを握らせました。

世の中で生きてるうちに起こるほとんどのことは僕にとってたいしたことじゃない。それよりも1回のロックンロールコンサートの方が大きい。1枚のCDを聴くことの方がよっぽど大事件なんだ

明日のための今日ではなく、今日のための今日ですよ

ロックンロールは入口がいっぱいあるんだよ。何かひっかかった瞬間、それがドアなんだよ。そっから入っていけるんだ。どっから入っても同じとこなんだ。中に入れば全員に会えるよ。すべてに会える。もし会えなかったらまだドアを見つけられてないんだよ。それかちゃんと入ってないんだ
