
真島吾朗(龍が如く)


アァン?…お前、ベッピンさんやないかい。どや、俺の女にならんかぁ?どやねん? えぇ〜?

俺にはなぁ……桐生ちゃんの 命より大切なモン━━見捨てることは できんかったんや。

手ぇ離せや。俺はもう誰の命令も聞かん。あの娘のことはもうほっといたれ。これ以上 手ぇ出すんやったら嶋野の親父やろうが殺すで 俺は……

エライこと引き受けてしもうたなぁ。しゃーない!真島吾朗、いっちょやったろやないかい!

……キスやな。キスかそれ以上のことやろな、やっぱり。歯…… 磨いとるな?六代目。

俺かて そない馬鹿正直に生きてきたわけやない。せやけどな、俺のまわりには馬鹿に生きて……馬鹿に死んでった男たちがおった。そいつらのくだらん生き方が 俺は男の最高の生き様やと気がついたんや

ィィィイイィヤハァァァ〜〜ッッッッ‼︎

アホくさ。喧嘩すんのは結構やが、もしウチのシマに入ってきたら・・・そん時は怪我するだけじゃすまへんで。

確かに……一度 “黒” に染まったモンはどこまでいっても “黒” や。そっから抜けることはできん。けどな、それでも噛みつく相手選ぶくらいはできる。それが俺の流儀や

……別に、誰かのために尽くすってことは悪いことやないで?互いが互いのことを思いやり、惜しむことなく尽くしあえる関係が、一番ええ関係ってやつなんやないか?

せやけど俺は……何があっても親父の子ですわ

なんとなくこうなる気はしとったやろ、吾朗!泣いたらあかん、泣いたらあかんで!

この街は牢獄や……。俺が塀の外に出られんのは いつなんやろな兄弟……

目の前で襲われてる女の子を黙ってみてられるほど、俺は大人やないんや。

ィィィイイィヤハァァァ〜〜ッッッッ‼︎

ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り…決まった… 赤や…!

よう動く舌やなあどないな作りになっとんねん?もうすぐ夜やで。次のパーティーの話はまだ早すぎなんとちゃうか?

俺は強いヤツが好きや!俺に命令出来んのは強いヤツだけや!

ィィィイイィヤハァァァ〜〜ッッッッ‼︎

人生、回り道も大事やからな。いっつも最短ルート歩いててもしゃあない。

俺は、正直モンが好きなだけや。人の顔色うかがったりせんと。俺が、そうやからなぁ。

金 金 言うてもヤクザは最後は力や。力失うた人間は 力ある人間にその道 譲らなアカン。冴島 お前は東城会の力や。絶対に強いまま 神室町に戻って来るんやで。

そやったわ。わし花粉症やったわ。

最高や 、まさかゾンビとやりあえる日が来るとはのお。

「お客様は神様」ですから

俺は決めたんや。何が正しくて 何が悪いか分からんこの街で誰よりも楽しく 誰よりも狂った生き方 したるってな

やっぱ東城会はアホばっかりや。大好きやで。

ィィィイイィヤハァァァ〜〜ッッッッ‼︎

あまいなぁ〜 桐生ちゃん …アマアマや!

フッ…… まったく不謹慎やのお〜……お前ら、最高やで!

桐生ちゃん。わしなあ……ゾンビになってしもたかもしれん。

確かに2年前、俺はお前の相手が出来んかった。それはなぁ…… あん時のお前が弱過ぎたからや!

わしがゾンビになったらそりゃお前 世界の破滅やろ?そん時このわしを止められんのは……桐生ちゃん お前だけや。頼めるな?

久ぶりやのぅ… 桐生チャン!!ワシャ〜 嬉しゅうてたまらんのやぁ。“堂島の龍” と直接やり合える…本物の命張った ケンカができる。なぁ、桐生チャンなら 分かるやろぉ?…なぁ!?

俺は強いヤツが好きや!俺に命令出来んのは強いヤツだけや!俺を東城会に戻したかったら俺に勝ってから命令せぇや。

ィィィイイィヤハァァァ〜〜ッッッッ‼︎

そや桐生チャン…龍司とかいう奴に負けたら承知せぇへんで。俺との勝負も残っとるんやからなぁ。

本気も本気 “大本気” や!

兄弟は、塀の中で死ぬようなタマやない。あいつは必ず戻ってくる。……俺を殺しにな。

やっぱりゴツいなぁ。桐生ちゃんよ。

俺には嫌いなタイプの人間が2種類おってなぁ。1つは、人が苦労して取ったぬいぐるみちゃんたちをバラすようなアホンダラ……もう1つは、立場の弱い女子供を食い物にするようなクソッタレ……どっちもお前らのことじゃボケェ!

アンタには諦めんことの重要さを教わったわ。俺も執着するで、真島吾朗っちゅう男の生き方に
