
ビジネス


経営者がかならず身につけておかなければいけない、大事な要素がひとつだけある。それは品性である

真摯さはごまかせない

数千のアイデアを育てて、やっと一つの成果を得ることが出来る

正しい構造が成果を約束してくれるわけではない。しかし、間違った構造は成果を生まず、最高の努力を無駄にしてしまう

あらゆる活動について「もし今日これを行っていなかったとして、改めて行うか」を問わなければならない。答えが否であるなら、「それでは、いかにして一日も早くやめるか」を問わなければならない

日本人の強みは、組織の構成員として、一種の「家族意識」を有することにある

効率とは物事を正しく行うことで、有効性とは正しいことを行うことである

働く人たちの姿勢は、何にもまして経営管理者の行動を反映する。彼らの姿勢は、経営管理者の能力と構造を映す

21世紀の最大の不安定化要因は人口の構造変化である。ただし、先進国における最大の問題は高齢化ではない。少子化のほうである

何かを成し遂げるためには、そのことをしか考えられないという“狂い”が必要となる

顧客にとっての価値を想像してはならない。直に聞かなければならない

マネジメントたる者は、共に働く者から自らの仕事を教わらなければならない

以前にも成功をおさめたからといって、今度も以前と同様の仕事のやり方をし続ける経営者というものは必然的に失敗する運命にある

コミュニケーションで最も大切なことは、相手の言わない本音の部分を聞くことである

1、より速くすること。2、よりよくすること。3、今やるべきことをすること

学問的な言い方ではないが、仕事ができる組織は仕事を楽しんでいる

無能を並みの水準にするには一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする

成果をあげる人の共通点は、行わなければいけない事を、しっかり行っているというだけである

忠誠心を買うことはできない。獲得すべきものである。金の力で引き留めようとすれば、引き留められた者が誘惑に対する自分の弱さを会社のせいにするだけである

会計学者や経営者は「純利益」という言葉を使うが、企業経営ではそんな言葉を使ってはいけない。「フューチャー・コスト(未来費用)」と呼ぶべきだ。企業というのは、リスクを負うために失敗することもある、そのときのために未来のコストを留保してあるのであって、利益の蓄積ではないのだ

まず、やりたいを決め、次に何に集中すべきかを決めなさい

最初はダメでも何度でもやり直せという態度は誤りである

真のマーケティングは顧客から出発する。すなわち人間、現実、欲求、価値から出発する

効果的な経営者の共通点は、ひたすらひとつの作業に集中する点にある。彼らは最も大切なことのみを行い、そのことが完了するまで、他の事に目を向けないという集中力を持っている

人間にとって成長ないし発展とは、何に対して貢献すべきかを自らが決定できるようになることである

管理者は高潔な品性をもってこそ、指導力を発揮し、多くの人の模範となりうる

イノベーションとは、論理的な分析であるとともに知覚的な認識である

成功への道は自らの手で未来をつくることによってのみ開ける

未来を予知しようとすることは、夜中に田舎道をライトもつけずに走りながら、後ろの窓から外を見るようなものである

組織に働く者は、成果に何も寄与しないが無視できない仕事に時間をとられる。膨大な時間が、ほとんど役に立たない仕事、あるいはまったく役に立たない仕事に費やされている
