日本では最近だとテラスハウスで使われたため、若年層にも大きな人気を誇る「Bitter Sweet Symphony」。人生のほろ苦さを歌う歌詞が特徴です。

この曲でループされているシンフォニックなサウンドは、アンドリュー・オールダム・オーケストラによる「The Last Time」のサンプリング。

これはリチャードは曲作りにあたりレコード会社から許諾を得てサンプリングしたのですが、「The Last Time」はそもそもローリング・ストーンズのカバーで、実はオーケストラ側もストーンズの許諾を得ていなかったことが判明(ちなみに本曲はストーンズの曲と歌メロも激似)。

それを権利者に盗用だと指摘されたリチャードは、「作詞者としてクレジットするかわりに、歌詞の著作権をたった1000ドルで譲る」ことを要求され、これをしぶしぶ受けます。

こうして彼らの最も有名なシングルは、最も残念な売上になってしまったのでした…。と思いきや、2019年にストーンズのメンバーからこの曲の権利を譲渡され、「Bitter Sweet Symphony」はやっとリチャードの曲となりました(おめでとう!)。

ちなみにこの曲はMVも印象的で、リチャードがロンドンの街中をただ歩くだけなのですが、MTVのVideo of the Yearにもノミネートされるほどの人気を獲得しました。このMVのアイデアはオリジナルではなく、マッシヴ・アタックの1991年の「Unfinished Sympathy」にインスパイアされたんだとか。

今回はそんなThe Verve(ザ・ヴァ―ヴ)、「Bitter Sweet Symphony(ビター・スウィート・シンフォニー)」の和訳を紹介します。

「Bitter Sweet Symphony」歌詞の意味と和訳

‘Cause it’s a bitter sweet
Symphony that’s life
Trying to make ends meet
You’re a slave to money then you die

I’ll take you down the only road
I’ve ever been down
You know the one
That takes you to the places
Where all the veins meet, yeah

甘くて苦いシンフォニー
それこそが人生
限られたカネの中で生活を回す
カネの奴隷になったら死も同然
お前を連れていくよ
俺も通ってきた道へ
知ってるだろ
その道は続いているんだ
全ての血管の源へ yeah

※リチャードの父親は事務員をしており、リチャードが11歳のときに脳出血で他界しました。父親が仕事に不満をもらしながら生活に必要なお金を稼いでいる姿をみて、こうはなりたくないと思ったそう。その思いが歌詞に反映されていますね。

No change, I can change
I can change, I can change
But I’m here in my mould
I am here in my mould
But I’m a million different people
From one day to the next
I can’t change my mould
No, no, no, no, no, no, no
(Have you ever been down?)

何の変化もない
変化を起こす力はあるのに
でも俺はこんな性格
ずっと抜け出せないでいる
無数の役をこなしてるんだ
2日続けてね
でも性格は変えられない
変えられないんだよ
(気が滅入ることはあるかい?)

Well I’ve never prayed
But tonight I’m on my knees, yeah
I need to hear some sounds
That recognize the pain in me, yeah
I let the melody shine
Let it cleanse my mind
I feel free now
But the airwaves are clean and
There’s nobody singing to me now

あぁ 祈ったことなんてない
けど今夜は跪いて祈るよ
「音」を聴かないといけないんだ
抱える痛みに気づくために
メロディーを奏でよう
心を清めよう
やっとすっきりしたよ
でもテレビで流れるのは綺麗ごとで
俺に歌いかけてくれる人はもういない

※ここでいう「Sound」は音楽という意味もありますが、前の文で「跪いて祈る」といっているので、神からのお告げを聴くことも暗に示しています。

No change, I can change
I can change, I can change
But I’m here in my mould
I am here in my mould
But I’m a million different people
From one day to the next
I can’t change my mould
No, no, no, no, no, no, no
(Have you ever been down?)

何の変化もない
変化を起こす力はあるのに
でも俺はこんな性格
ずっと抜け出せないでいる
無数の役をこなしてるんだ
2日続けてね
でも性格は変えられない
変えられないんだよ
(気が滅入ることはあるかい?)

‘Cause it’s a bitter sweet
Symphony that’s life
Trying to make ends meet
You’re a slave to money then you die
I’ll take you down the only road
I’ve ever been down
You know the one
That takes you to the places
Where all the veins meet, yeah

甘くて苦いシンフォニー
それこそが人生
限られたカネの中で生活を回す
カネの奴隷になったら死も同然
お前を連れていくよ
俺も通ってきた道へ
知ってるだろ
その道は続いているんだ
全ての血管の源へ yeah

You know I can change, I can change
I can change, I can change
But I’m here in my mould
I am here in my mould
But I’m a million different people
From one day to the next
I can’t change my mould
No, no, no, no, no, no, no
(Have you ever been down?)

俺は変えられる
変化を起こす力はあるのに
でも俺はこんな性格
ずっと抜け出せないでいる
無数の役をこなしてるんだ
2日続けてね
でも性格は変えられない
変えられないんだよ
(気が滅入ることはあるかい?)

英語歌詞は「Bitter Sweet Symphony(ビター・スウィート・シンフォニー)」 – The Verve(ザ・ヴァ―ヴ)より引用

記事作成にあたり参考にさせていただいたサイト: Songfacts, 英語版Wikipedia