Do They Know It’s Christmas?/Band Aid 歌詞和訳と意味

[Paul Young]
It’s Christmas time
クリスマスの時期がやってきた
There’s no need to be afraid
At Christmas time
クリスマスの時期には、怖がる必要もない
We let in light and we banish shade
光を受け入れて、闇を消すんだ

恐れや不安を忘れ、祝いのムードに身を預けることができる、特別な時期であるクリスマスについて歌っています。

[Boy George]
And in our world of plenty
たくさんの人が生きるこの世界では
We can spread a smile of joy
喜びの笑顔を広げられる
Throw your arms around the world
世界に腕を回すんだ
At Christmas time
クリスマスの時期だから

自分だけでなく周りの人にも手を差し伸べ、困っている人を助け、みんなで笑顔を広げていこうと語りかけています。

[George Michael]
But say a prayer
祈りを捧げるものたちが
Pray for the other ones
他の人々のために祈りを口にしても
At Christmas time it’s hard
クリスマスの時期にはそれが難しいこともある
But when you’re having fun
でも君たちが楽しんでいる時

より貧しかったり、困っている人の世界に目を向けるよう促しています。

[Simon LeBon (Duran Duran)]
There’s a world outside your window
その窓の外には別の世界が広がっているんだ
And it’s a world of dread and fear
恐れや慄きにあふれた世界が

クリスマスのイメージとは程遠い言葉ですが、そのような世界に取り残されている人がいると言うことを忘れないようにと歌っています。

[Sting]
Where the only water flowing
そこで唯一流れる水は
Is the bitter sting of tears
苦く辛い涙だけ

世界の飢餓を救うために結成されたバンド・エイドの楽曲らしいメッセージ性のある歌詞です。

[Bono & Sting]
And the Christmas bells that ring there
そこで鳴るクリスマスの鐘の音は
Are the clanging chimes of doom
響き渡る運命の音

多くの人々が耳にする喜びに満ち溢れた鐘の音とは程遠い、葬儀の鐘の音を連想させる歌詞です。

[Bono]
Well tonight thank God it’s them
Instead of you
今夜はそれが我が身でないことに感謝するんだ

この一節は特にボノが拘った歌詞でしたが、無神経であるとの批判を受け、後には‘Well, tonight we’re reaching out and touching you’.と歌詞を変えたバージョンも出ています。

[Boy George & Others]
And there won’t be snow in Africa this Christmas time
このクリスマスの時期にもアフリカには雪は積もらない
The greatest gift they’ll get this year is life (Oooh)
彼らが今年手にする1番のプレゼントは、生き延びられる命なんだ
Where nothing ever grows, no rain or rivers flow
植物も育たず、雨も川も流れない土地で
Do they know it’s Christmas time at all?
彼らはクリスマスが訪れたことさえ知っているのだろうか?

善意で書かれた歌詞でしたが、この部分もアフリカの悪い面ばかりを歌うような内容で、批判を浴びることとなりました。実際にはアフリカにも多くのクリスチャンが住んでおり、彼らにとってもクリスマスは大事なイベントとして捉えられています。

[Marilyn & Glenn Gregory]
Here’s to you
君に捧げる

[Paul Young]
Raise a glass for everyone
みんなのために杯をあげよう

[Marilyn & Glenn Gregory]
Here’s to them
彼らに捧げる

[Paul Young, Marilyn & Glenn Gregory]
Underneath that burning sun
燃えるようなあの太陽の下で
Do they know it’s Christmas time at all?
彼らはクリスマスが訪れたことさえ知っているのだろうか?

[Chorus: All]
Feed the world
世界に食糧を
Feed the world
世界に食糧を
Feed the world
世界に食糧を
Let them know it’s Christmas time again
クリスマスがやってきたと教えてやるんだ

Feed the world
世界に食糧を
Let them know it’s Christmas time again
クリスマスがやってきたと教えてやるんだ

Feed the world
世界に食糧を
Let them know it’s Christmas time again
クリスマスがやってきたと教えてやるんだ

Feed the world
世界に食糧を
Let them know it’s Christmas time again
クリスマスがやってきたと教えてやるんだ

Feed the world
世界に食糧を
Let them know it’s Christmas time again
クリスマスがやってきたと教えてやるんだ

Feed the world
世界に食糧を
Let them know it’s Christmas time again
クリスマスがやってきたと教えてやるんだ

Feed the world
世界に食糧を
Let them know it’s Christmas time again
クリスマスがやってきたと教えてやるんだ

エチオピアの食糧危機に立ち向かうことを目的としていたこの曲の意図が強く感じられる歌詞です。平和や希望の象徴とも言えるクリスマスを祝う余裕を、恵まれない場所に住む人々にも分けてあげようと呼びかけています。
曲名Do They Know It’s Christmas?
(ドゥー・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?)
アーティスト名Band Aid
(バンド・エイド)
収録アルバムNow That’s What I Call Music – The Christmas Album
リリース日1984年 11月29日(シングル)
1985年(アルバム)