曲名Folsom Prison Blues
(フォルサム・プリズン・ブルース)
アーティスト名Johnny Cash
(ジョニー・キャッシュ)
収録アルバムJohnny Cash with His Hot and Blue Guitar! 
リリース日1955年 12月15日(シングル)
1957年 10月11日(アルバム)

Folsom Prison Blues/Johnny Cash 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
I hear the train a-comin’, it’s rolling ‘round the bend
カーブを曲がって 列車が来る音が聞こえる
And I ain’t seen the sunshine since I don’t know when
いつからだろうか 俺は太陽の光を見ていない
I’m stuck in Folsom prison, and time keeps draggin’ on
フォルサム監獄に入れられてから ただ 時間が過ぎていくだけだ
But that train keeps a-rollin’ on down to San Antone
それでも 列車はサン・アントンへ向かって走り続けるんだ

[Verse 2]
When I was just a baby, my mama told me, “Son
俺が赤ん坊の頃 お袋は言った
Always be a good boy, don’t ever play with guns”
「坊や いい子でいるのよ 銃なんかで遊んじゃダメ」
But I shot a man in Reno just to watch him die
だけど俺は リノで男を撃ち そいつが死ぬのを見ていた
When I hear that whistle blowin’, I hang my head and cry
汽笛の音が聞こえると 後悔にうなだれて泣いてしまうんだ

[Verse 3]
I bet there’s rich folks eatin’ in a fancy dining car
上流階級のヤツらは シャレた食堂車で食事でもしてるだろうよ
They’re probably drinkin’ coffee and smoking big cigars
コーヒーを飲んで ぶっとい葉巻でもふかしてるのさ
Well, I know I had it coming, I know I can’t be free
そうさ当然の報いだが 俺に自由はないって分かってる
But those people keep a-movin’, and that’s what tortures me
あいつらは そのまま通り過ぎてしまうが それが苦しくて仕方がないんだ

[Verse 4]
Well, if they freed me from this prison, if that railroad train was mine
あぁ ここから出ることができたらなぁ あの列車が俺のものになるなら
I bet I’d move it on a little farther down the line
きっと 少し遠くまで列車で向かうだろう
Far from Folsom prison, that’s where I want to stay
フォルサム監獄から遠いところさ そこにいたいんだ
And I’d let that lonesome whistle blow my blues away
そして 寂しい汽笛が鳴る 俺のブルースを吹き飛ばすように・・・

Folsom Prison Blues/Johnny Cash 解説

1953年に書かれ、1955年にシングルとしてリリースされた後、デビュー・アルバム『Johnny Cash with His Hot and Blue Guitar!』に収録されている楽曲。

人を撃ってしまって、監獄から出られなくなった男の物語で、一回の過ちで、どれだけ自分の人生が変わってしまったか。囚人が解放される望みのない刑に耐えなければならない絶望感と孤独感を描いています。

列車に乗ることさえも、太陽の下を歩くことも、自由に食事をすることさえもできない毎日。そして、幼い頃の母親の言葉に、どんなに後悔しても元には戻れないとう大きな後悔・・・。

2014年6月、ローリング・ストーン誌はこの曲を史上最高のカントリー・ソング100選の51位にランクインさせました。