Make Your Own Kind Of Music/Cass Elliot 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Nobody can tell you
そんなはずない
There’s only one song worth singing
歌う価値ある歌は一つだけだなんて
They may try and sell you
彼らは売りつけようとしてるってこと
Cause it hangs them up
耳ざわりのいい言葉は良い釣り餌になるから
To see someone like you
あなたみたいな人を見つけるためのね

[Chorus]
But you gotta make your own kind of music
でもあなたは自分らしい音楽を作って
Sing your own special song
あなただけの特別な歌を歌うの
Make your own kind of music
自分らしい音楽を作って
Even if nobody else sings along
誰も共に歌ってくれなくても

[Verse 2]
You’re gonna be nowhere
あなたはどこにも行けない
The loneliest kind of lonely
この世界に一人ぼっち
It may be rough going
きっと道のりは困難だし
Just to do your thing is the hardest thing to do
ただ自分らしくいることこそ大変よ

[Chorus]
But you gotta make your own kind of music
あなたは自分らしい音楽を作って
Sing your own special song
あなただけの特別な歌を歌うの
Make your own kind of music
自分らしい音楽を作って
Even if nobody else sings along
誰も共に歌ってくれなくても

[Verse 3]
So if you cannot take my hand
あなたが私と手を取り合えなくても
And if you must be going, I will understand
仕方ないことなら、それでいい

[Chorus]
You gotta make your own kind of music
あなたは自分らしい音楽を作って
Sing your own special song
あなただけの特別な歌を歌うの
Make your own kind of music
自分らしい音楽を作って
Even if nobody else sings along
誰も共に歌ってくれなくても

You gotta make your own kind of music
あなたは自分らしい音楽を作って
Sing your own special song
あなただけの特別な歌を歌うの
Make your own kind of music
自分らしい音楽を作って
Even if nobody else sings along
誰も共に歌ってくれなくても

You gotta make your own kind of music
あなたは自分らしい音楽を作って
Sing your own special song
あなただけの特別な歌を歌うの
Make your own kind of music
自分らしい音楽を作って
Even if nobody else sings along
誰も共に歌ってくれなくても

[Outro]
No no no no
そう
Even if nobody else sings along
誰も共に歌ってくれなくても
If nobody else sings along
誰も共に歌ってくれなくてもね

曲名Make Your Own Kind Of Music
(メイク・ユア・オウン・カインド・オブ・ミュージック)
アーティスト名Cass Elliot
(キャス・エリオット)
収録アルバムBubblegum, Lemonade, and… Something for Mama
リリース日1969年 6月(アルバム)

Make Your Own Kind Of Music/Cass Elliot 解説

Make Your Own Kind Of Musicは、The Mamas & Papas(ママス&パパス)の一人として活躍したCass Elliot(キャス・エリオット)のソロ楽曲です。The Mamas & PapasはCalifornia Dreamin‘などで有名ですよね。

楽器隊の明るい演奏に、キャスの伸びやかな歌声が乗っかって非常にポジティブな歌に聞こえますが、歌詞をしっかり読み解くと中々なパンク精神が感じられる構成になっています。

特にVerse1では、最優秀として何かを表彰することで楽曲の優劣を相対的に決めてしまうような音楽アワード、それを使って売上や利益を伸ばそうという商業主義的な音楽業界への批判があるように見えます。

Verse2では、「あなたはどこにも行けない」「独りぼっち」といった、いわゆるポップソングでは絶対使わないような現実感のある言葉をつづっています。Verse1で批判したものへの反抗心むき出しって感じですよね。

さて、日本人の多くは、海外ドラマ『LOST』のシーズン2の1話に使われたことでこの楽曲を知ったのではないでしょうか。見せ方が印象的なシーンで流れるんですよね。

『LOST』で使われてからはしばらく耳にすることもなかったんですが、2022年に映画『The Unbearable Weight of Massive Talent(邦題:マッシブ・タレント)』で使われたシーンがネットミームになってから、次々と映画で使われるようになります。まずはミームになった元ネタ。

そして映画『Free Guy(フリー・ガイ)』の戦闘シーンで。なかなかピンチなシーンのはずなのに、この楽曲が流れるとコミカルな空気になります。ライアン・レイノルズの笑顔がなんか腹立つんですよね。

ある意味話題作となった『Barbie(バービー)』にも、トレーラーを含め楽曲が使われていました。楽曲のテンションも高いので、映画にフィットしていますよね。Twitterアカウント側で原爆を茶化した件は置いといて、可愛いマーゴット・ロビーは一見の価値ありです。