Seven Nation Army/The White Stripes 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
I’m gonna fight ‘em off
奴らをぶっ潰してやる
A seven nation army couldn’t hold me back
七ヶ国軍でも俺を止められない
They’re gonna rip it off
奴らは俺の身ぐるみを勝手にはがそうとする
Taking their time right behind my back
俺の背後でこっそりと
And I’m talking to myself at night
そして俺は夜になると独り言を言う
Because I can’t forget
そんなこんなを忘れられなくて
Back and forth through my mind
いろんな考えが頭の中をめぐる
Behind a cigarette
煙草で紛らわしながら

ザ・ホワイト・ストライプスは注目を浴びるに従って、ジャックとメグの関係がゴシップのネタにされていました。当時の怒りと悩みの心情が表れてます。

[Pre-Chorus 1]
And the message coming from my eyes
俺の目にはこう映ってる
Says “Leave it alone”
“そんなもんほっとけ” って

ジャックとメグは姉弟という設定でしたが、実際は元夫婦でした。そしてジャックはプライベートを話したがらないタイプでした。
音楽に注目して欲しいがための設定が、ゴシップを招きやすい結果になったのかもしれません。

[Verse 2]
Don’t want to hear about it
そんなもん聞きたくない
Every single one’s got a story to tell
誰だってそれなりのストーリーがあるんだ
Everyone knows about it
みんな知ってるだろ
From the Queen of England to the Hounds of Hell
イギリス女王から地獄の番犬まで
And if I catch it coming back my way
いつか俺が本来の姿を取り戻したら
I’m gonna serve it to you
君にくれてやる
And that ain’t what you want to hear
君は聞きたくないだろうけど
But that’s what I’ll do
俺はそうするよ

[Pre-Chorus 2]
And the feeling coming from my bones
俺の骨の髄はこう感じてる
Says “Find a home”
“ブレない芯を身につけろ” って

[Verse 3]
I’m going to Wichita
俺はウィチタに向かう
Far from this opera forevermore
こんな嘘だらけの世界とは永遠にグッバイ
I’m gonna work the straw
麦わら畑で働くかな
Make the sweat drip out of every pore
汗だくになってさ
And I’m bleeding, and I’m bleeding
そして血を流す
And I’m bleeding, right before the Lord
神の御前で血を流し続ける
All the words are gonna bleed from me
すべての言葉には俺の血がしみ込んでる
And I will sing no more
俺はもう歌わない

opera:オペラ、歌劇
自分を取り巻く環境をオペラと呼んでます。

[Pre-Chorus 3]
And the stains coming from my blood
俺の血痕がこう言ってる
Tell me “Go back home”
“本来のお前に戻れ” って

曲名Seven Nation Army
(セヴン・ネイション・アーミー)
アーティスト名The White Stripe
(ザ・ホワイト・ストライプス)
収録アルバムElephant
リリース日2003年 3月7日(シングル)
2003年 4月1日(アルバム)

Seven Nation Army/The White Stripes 解説

「Seven Nation Army」はアメリカ出身のロックバンド、ザ・ホワイト・ストライプスが2003年に発表した楽曲です。アルバム『エレファント』からのリードシングルであり、ザ・ホワイト・ストライプスの中でも最も有名な曲です。

ザ・ホワイト・ストライプスはジャック・ホワイトとメグ・ホワイトのデュオバンドです。男女2人組のバンドなので、有名になるにつれて音楽性よりもゴシップネタばかり注目されるようになりました。

「Seven Nation Army」の歌詞は当時のマスコミに対する怒り、悲しみ、苦しみを描いていると思われます。そんな自分を自ら鼓舞しながらロックミュージシャン、ギタリストとして原点に帰る楽曲です。言葉のひとつひとつに強い意志が感じられますね。繰り返すフレーズが一度もないのもジャックの率直な性格が伺えます。

♪オ~オ オッオッオ オ~オ~
♪オ~オ オッオッオ オ~オ~

現在、この曲はユーロやワールドカップなどのサッカー国際大会のアンセムとして欠かせません。「Seven Nation Army」の大合唱は試合前、入場、ゴール、勝利とどのタイミングでも起きるほど定番になっています。The White StripesやSeven Nation Armyのことを知らなくてもメロディだけは知ってる人は多いでしょうね。もしかしたら世界一有名なリフかもしれません。

タイトルはジャックが子供の頃にSalvation ArmyをSeven Nation Armyと誤って呼んだことが由来だそうです。