Walk On The Wild Side/Lou Reed 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Holly came from Miami, F-L-A
ホリーはフロリダ州のマイアミからやって来た
Hitchhiked her way across the U.S.A
ヒッチハイクでアメリカを横断してきた
Plucked her eyebrows on the way
道中で彼女は眉毛を抜いたんだ
Shaved her legs and then he was a she
すね毛を剃って彼は彼女になったよ

Holly:ホリー・ウッドロウン

[Chorus]
She says
彼女は言う
“Hey babe, take a walk on the wild side”
ヘイベイブ、ワイルドサイドを歩かない?
Said, “Hey honey, take a walk on the wild side”
ヘイハニー、ワイルドサイドを歩こう

Take a walk on the wild side:売春婦がお客に声をかける時の言葉でもあります

[Verse 2]
Candy came from out on the Island
キャンディーはロングアイランドからやって来た
In the backroom, she was everybody’s darling
楽屋では彼女はみんなの愛人さ
But she never lost her head
彼女はいつも冷静だったよ
Even when she was giving head
フェラしてる時でさえもね

Candy:キャンディ・ダーリン

[Chorus]
She says
彼女は言う
“Hey babe, take a walk on the wild side”
ヘイベイブ、ワイルドサイドを歩かない?
Said, “Hey babe, take a walk on the wild side”
ヘイベイブ、ワイルドサイドを歩こう

[Post Chorus]
And the colored girls go
そして黒人の娘たちが歌う
Doo, doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
ドゥ、ドゥドゥ、ドゥドゥ、ドゥドゥドゥ

[Verse 3]
Little Joe never once gave it away
リトルジョーは一回もただでやらせなかった
Everybody had to pay and pay
ひたすらみんなから金を巻き上げていた
A hustle here and a hustle there
あっちでもこっちでもお仕事してたんだ
New York City is the place where they said
ニューヨークはそういう場所さ

Little Joe:ジョー・ダレサンデロ

[Chorus]
“Hey babe, take a walk on the wild side”
ヘイベイブ、ワイルドサイドを歩かない?
I said
俺が言う
“Hey Joe, take a walk on the wild side”
ヘイジョー、ワイルドサイドを歩こう

[Verse 4]
Sugar Plum Fairy came and hit the streets
シュガー・プラム・フェアリーはストリートをうろついてた
Looking for soul food and a place to eat
とにかくソウルフードが食える場所を探し求めてた
Went to the Apollo
そしてアポロシアターに向かったんだ
You should’ve seen him go, go, go
君たちは彼のゴーゴーダンスを見るべきだったね

Sugar Plum Fairy:ジョー・キャンベルのニックネーム
the Apollo:シアター
go go:ゴーゴーダンス、ゴーゴーダンサー、パフォーマー

[Chorus]
They said
彼らは言う
“Hey sugar, take a walk on the wild side”
ヘイシュガー、ワイルドサイドを歩かない?
I said, “Hey babe, take a walk on the wild side”
ヘイベイブ、ワイルドサイドを歩こう
Alright, huh
いいかい

[Verse 5]
Jackie is just speeding away
ジャッキーはスピード狂
Thought she was James Dean for a day
彼女は一日だけジェームス・ディーンになったつもりだったんだろうね
Then I guess she had to crash
俺は彼女がクラッシュすると思ってたよ
Valium would’ve helped that bash
精神安定剤があればバッシュを避けられたかもね

Jackie:ジャッキー・カーティス
James Dean:伝説的映画俳優。24歳の若さで自動車事故によって亡くなる。
Valium:精神安定剤。麻薬の意味でバッシュを助長したでも通じます。
bash:その前のcrashとほぼ同じ意味で韻を踏んでます。

[Chorus]
She said
彼女は言う
“Hey babe, take a walk on the wild side”
ヘイベイブ、ワイルドサイドを歩かない?
I said
俺は言う
“Hey honey, take a walk on the wild side”
ヘイハニー、ワイルドサイドを歩こう

[Post Chorus]
And the colored girls say
そして黒人の娘たちが歌う
Doo, doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
ドゥ、ドゥドゥ、ドゥドゥ、ドゥドゥドゥ

曲名Walk On The Wild Side
(邦題:ワイルド・サイドを歩け)
アーティスト名Lou Reed
(ルー・リード)
収録アルバムTransformer
リリース日1972年 11月24日(シングル)
1972年 11月8日(アルバム)

Walk On The Wild Side/Lou Reed 解説

「Walk On The Wild Side」はニューヨークのルー・リードが1972年に発表した楽曲です。プロデュースはデヴィッド・ボウイとミック・ロンソンです。ボウイは同年に名盤『ジギースターダスト』をリリースしてます。

全英チャート10位、全米チャート19位のヒットを飛ばしてるようです。いつの時代に聴いてもかっこいい名曲ですけど、ヒットしてるとは意外でした。

タイトルは己の道を歩む、困難な道を選ぶの意だと思ってましたが、売春婦が客を呼び込む時のセリフだそうです。

この曲には何人かの登場人物がいます。アンディ・ウォーホルがニューヨークに構えたスタジオ「The Factory」のアーティスト集団です。彼らはトランスジェンダーやゲイの役者で「スーパースターズ」と呼ばれてました。