名曲からマイナー曲まで。洋楽の歌詞和訳を紹介

What a Wonderful World/Louis Armstrong 歌詞和訳と意味

「What a Wonderful World(邦題: この素晴らしき世界)」は、1967年にルイ・アームストロングがリリースした楽曲です。

世界で一番やさしい歌なんじゃないかと思います。サッチモの独特のボイスが、心を震わせますね。この曲が生まれたのが1960年代で良かった。現代のアレンジではこうはいかないでしょう。

歌詞の和訳も、サッチモが込めた優しさをできるだけ表現できるよう心掛けました。詩的で素晴らしいこの歌詞の魅力を、少しでも伝えられたらうれしいです。

What a Wonderful World/Louis Armstrong 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
I see trees of green, red roses too
深緑の木々、そして赤い薔薇も
I see them bloom for me and you
私と君のために咲いているんだよ
And I think to myself
そして私は想いを馳せる
What a wonderful world
「なんて素晴らしい世界なんだ」と

[Verse 2]
I see skies of blue and clouds of white
透き通った青空も、空を流れる白い雲も
The bright blessed days, the dark sacred nights
神の加護を受けた昼も、暗く神々しい夜さえも
And I think to myself
私は心の中で想ってる
What a wonderful world
「なんて素晴らしい世界なんだ」と

[Bridge]
The colors of the rainbow, so pretty in the sky
空に映る虹の色はとても綺麗で
Are also on the faces of people going by
道行く人々の顔もほころぶ
I see friends shaking hands, saying, “How do you do?”
友が手を握りこう言うんだ「ごきげんよう」
They’re really saying, “I love you”
誰もが心からこう言うんだ「愛しているよ」

[Verse 3]
I hear babies cry, I watch them grow
赤ん坊の泣き声が聞こえる、君たちが育つのを見守ろう
They’ll learn much more than I’ll ever know
私が知らないこともきっと、彼らはたくさん学ぶのだろう
And I think to myself
そして私は想いを馳せるんだ
What a wonderful world
「なんて素晴らしい世界なんだ」と

Yes, I think to myself
そう、私は想いを馳せるんだ
What a wonderful world
「なんて素晴らしい世界なんだ」と

曲名What a Wonderful World
(邦題:この素晴らしき世界)
アーティスト名Louis Armstrong
(ルイ・アームストロング)
収録アルバムWhat a Wonderful World
リリース日1967年 9月1日(シングル)
1968年(アルバム)

What a Wonderful World/Louis Armstrong 解説

アメリカ合衆国の歴史上、最大級の汚点とも言われたベトナム戦争。亡くなったアメリカ軍の兵士は5万8000人とも言われ、たくさんの家族が戦争に行った父親や子供を亡くすことになりました。最終的にはアメリカ軍が撤退を余儀なくされたため、アメリカ国民は「何のために戦って死んだのか」と心に深い傷を負ってしまいました。

そんな国の様子をみた音楽プロデューサーのボブ・シールが、「なんとか皆に元気を出してほしい」と作ったのがこの「What a Wonderful World」です。ボーカルを担当したルイ・アームストロングもこの想いに共感し、ギャラは最低額でオファーを受けたとか。

しかしながら、レコード会社の社長は曲調に不満を感じたためレコーディングを中止しようとします。それを制作陣は無視してレコーディングを続行したため、社長はプロモーションを拒否。結果的にアメリカでのセールスは大きく失敗しました。販売枚数も1,000枚を切ったそうです。

反面、英国ではシングルチャート1位を獲得し、1968年最大のヒット曲に。これによりアームストロングは当時最年長で全英1位を獲得した男性アーティストになりました。

こういった経緯もあってアメリカではヒットしなかったものの、1987年の映画『Good Morning, Vietnam(邦題: グッドモーニング、ベトナム)』の南ベトナムの田舎が戦争で壊されていく様を描いたシーンでBGMに使われ、リバイバルヒット。以降、世界中でスタンダード曲として定着していくのでした。

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