曲名All Along The Watchtower
(邦題:見張り塔からずっと)
アーティスト名Jimi Hendrix
(ジミ・ヘンドリックス)
収録アルバムElectric Ladyland
リリース日1968年 10月18日(シングル)
1968年 10月16日(アルバム)

All Along The Watchtower/Jimi Hendrix 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
“There must be some kind of way out of here”
「なんとかして ここから抜け出さなくちゃ」
Said the joker to the thief
道化師は 盗人に言った
“There’s too much confusion
「世の中は混乱していて
I can’t get no relief
うかうかしていられないよ
Businessmen they drink my wine
働いてる奴らは 俺のワインを飲み
Plowmen dig my earth
百姓は 俺の土地を耕し
None will level on the line
誰も その価値を分かっちゃいないし
Nobody offered his word”
誰も 約束なんかしてくれやしないんだ」
Hey!

[Verse 2]
“No reason to get excited”
「そんなにイライラするなよ」
The thief, he kindly spoke
盗人は 優しく話した
“There are many here among us
「ここにいる 大概の人間は
Who feel that life is but a joke
人生なんて 冗談みたいなもんだって思ってる
But, uh, but you and I, we’ve been through that
でも 俺たちはとっくに気が付いてたし
And this is not our fate
そんな運命は 関係ない
So let us stop talkin’ falsely now
だから 思ってもないことを話すな
The hour’s getting late
ほら すっかり夜も更けてきた」
Hey!

[Guitar Solo]

Hey!

[Verse 3]
All along the watchtower
見張り塔からは ずっと
Princes kept the view
王子は 眺めていた
While all the women came and went
Barefoot servants too
裸足の女たちが 行ったり来たりする様子を
Well, uh, outside in the cold distance
凍りつくような 外の暗闇で
A wildcat did growl
ヤマネコが 唸っている
Two riders were approaching
2人の騎士がやってきて
And the wind began to howl
そして 風がざわつき始めたんだ
Hey!

[Outro]
All along the watchtower
見張り塔から ずっと
All along the watchtower
ずっと 眺めていたんだ

All Along The Watchtower/Jimi Hendrix 解説

オリジナルはボブ・ディランで、ジミ・ヘンドリックスがこれをカバー。

ジミヘンのヒットを期に、たくさんのアーティストに歌う継がれています。

2004年のイギリスでの「ベスト・カヴァー・ソングTOP50」では1位を獲得。

旧約聖書の話が元になっており、国の崩壊を予感させるものだとか。

商業主義で自分を失いつつある世の中で、自分たちは自分らしくとボソボソ話している道化師と盗人の会話が、どこか切なげです。