all the good girls go to hell/Billie Eilish 歌詞和訳と意味

[Intro]
My Lucifer is lonely
あたしの堕天使は独りぼっち

Lucifer:悪魔、堕天使

[Verse 1]
Standing there, killing time
突っ立ったまま、暇つぶし
Can’t commit to anything but a crime
犯罪を犯す以外やることない
Peter’s on vacation, an open invitation
聖ペテロはバカンス中で、天国の門はオープン
Animals, evidence
ここに動物たち、確かな証拠がある
Pearly Gates look more like a picket fence
天国への門は囲まれた柵のよう
Once you get inside ‘em
Got friends but can’t invite them
一度踏み入れたら友達を招待することはできないから

killing time:暇つぶし
Peter:聖ペテロ。天国の門で天国へ行ける人を選別する天使。

[Pre-Chorus]
Hills burn in California
カリフォルニアでは丘が燃えてる
My turn to ignore ya
もう次のターンは無視
Don’t say I didn’t warn ya
あたしが警告しなかったとは言わせない

Hills:アメリカでは低い山を丘と表現します

[Chorus]
All the good girls go to Hell
いい子にしてる女の子はみんな地獄行き
‘Cause even God herself has enemies
だって神様にも天敵がいるんだもの
And once the water starts to rise
一度、洪水が起きてしまえば
And Heaven’s out of sight
天国なんて見つからない
She’ll want the Devil on her team
神様は悪魔を自分のチームに欲しがるでしょう

God:地球
enemies:人間
the water starts to rise:洪水が起きる。北極や南極の氷が海に溶け出し、水位が上昇すること

[Post-Chorus]
My Lucifer is lonely
あたしの堕天使は独りぼっち

[Pre-Chorus]
Hills burn in California
カリフォルニアでは丘が燃えてる
My turn to ignore ya
もう次のターンは無視
Don’t say I didn’t warn ya
あたしが警告しなかったなんて言わせない

[Chorus]
All the good girls go to Hell
いい子にしてる女の子はみんな地獄行き
‘Cause even God herself has enemies
だって神様にも天敵がいるんだもの
And once the water starts to rise (Water starts to rise)
一度、洪水が起きてしまえば
And Heaven’s out of sight
天国なんて見つからない
She’ll want the Devil on her team
神様は悪魔を自分のチームに欲しがるでしょう

[Post-Chorus]
My Lucifer is lonely
あたしの堕天使は独りぼっち
There’s nothing left to save now
救いようがない状況
My god is gonna owe me
神様はあたしに借りを作った
There’s nothing left to save now
救いようがない状況

[Outro]
Haha!
I cannot do the snowflake
もうスノーフレークなんてできない

snowflake:スノーフレーク、雪の結晶、ここでは繊細な人間の意味もあると思われます。
曲名all the good girls go to hell
(オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥ・ヘル)
アーティスト名Billie Eilish
(ビリー・アイリッシュ)
収録アルバムWhen We All Fall Asleep, Where Do We Go?
リリース日2019年 9月6日(シングル)
2019年 3月29日(アルバム)

all the good girls go to hell/Billie Eilish 解説

この曲には神様、悪魔、天国、聖ペテロと宗教関連の言葉が並びますが、ビリー・アイリッシュは自分のことを信心深い子供だったと振り返っています。

ビリーの信仰深さを示す曲かと思いきや、実は地球温暖化がテーマとなっています。ビリーの10代にして環境問題にも取り組む姿勢が伺えます。

ですが、かなり分かりづらい歌詞です。人間が自ら環境を破壊し、モラルもなくなり、苦しむ姿が表現されています。洪水が起きて天国が見つからないという地球滅亡まで危惧しています。そもそも曲名は「いい子はみんな地獄行き」というヘビーなタイトルなのです。

一度は環境問題を無視すると宣言したにも関わらず、後半は神様はあたしに借りを作ったと述べているので、地球温暖化に立ち向かう決心をしたのでしょう。MVではビリー自らルシファー(堕天使)となり、ボロボロになりながら行動を起こしています。

同曲が収録されたアルバム『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』は第62回グラミー賞にてクリストファークロス以来39年ぶり、史上2度目の主要4部門同時受賞となりました。しかも17歳での快挙というおまけ付きです。

ビリーは楽曲制作を兄のフィニアス・オコネルと二人で行っているのですが、ベッドルームでレコーディングしてるそうです。フィニアスは、ベッドルームでレコーディングするような環境であってもグラミーまで行けるんだ、と世界のアマチュアミュージシャンに希望を与えました。