ベッドルームで書かれた曲がグラミー賞を受賞するという、これまでにない快挙を成し遂げた「Bad Guy」。この曲のヒットを受けてビリー・アイリッシュは史上最年少でグラミー賞4部門独占という快挙を成し遂げ、「Bad Guy」は年間最優秀レコード賞と年間最優秀楽曲賞を受賞しました。 また日本では連続ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の主題歌に起用されたことでもヒットしました。

ちなみにビリー・アイリッシュ自身はここまでのヒットを予想していなかったそう。実の兄であり、プロデューサーでもあるフィニアスとベッドルームで頭を悩ませながら曲作りに取り組んだとか。

歌詞は結構斜に構えた感じで、悪ぶってればモテると勘違いしている男を挑発する内容になっています。本当に悪いのは私よ、と少しメンヘラ感もしますね…。

それとは対照的に、MVの冒頭で流れるのはビリーとフィニアスのジョーク。アルバム制作中にビリーがインビザライン(歯の矯正器具。MVでビリーが男性に渡しているもの)を外す音が何度も収録されており、フィニアスが「曲に使えるんじゃない?」と思い立ったことから、このシーンがとられたとか。

ちなみに2019年7月には、ジャスティン・ビーバーをフィーチャーしたリミックスバージョンの「Bad Guy」を投稿。ビリーはジャスティンが初恋の人だそうで、熱狂的な「ビリーバー(ジャスティン・ビーバーのファンのこと)」だった頃の彼女の写真がカバーアートに使われています。

今回はそんなBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の「Bad Guy(バッド・ガイ)」の和訳を紹介していきます。

「Bad Guy」歌詞の意味と和訳

White shirt now red
My bloody nose

Sleepin’, you’re on your tippy toes
Creepin’ around like no one knows
Think you’re so criminal

赤く染まった白いシャツは
私の鼻血のせいね
私が眠ってるそばで
こそこそ出ていくあなた
バレないようにひっそりとうろつくの
あなたってタチ悪いね

※MVでは歌詞そのままに白いシャツを着たビリーが鼻血を流していますが、これは白(純真さ)を赤(暴力性)で染めることによって猟奇的なイメージを演出しています。ビリーはこのように歌詞とリンクしたMVの演出が多くあります。

Bruises, on both my knees for you
Don’t say “thank you” or “please”
I do what I want when I’m wanting to
My soul? so cynical

あなたのためにできた両ひざのアザ
「ありがとう」とか
「お願い」とかいらないわよ
私はやりたい事を
やりたい時にやるだけなの
私の性格? ひねくれてるわ

※両ひざのアザなんて唐突な歌詞ですが、これはアザが出来る状況を考えてみるとヒントがあります。立っている男の人のアレをくわえようとすると、両ひざをつきますよね?アザが出来るほどに二人はそういう関係を続けてきたということです。

So you’re a tough guy
Like it really rough guy
Just can’t get enough guy
Chest always so puffed guy

はいはい あなたってタフな人ね
本当に不良っぽいよ
不満そうな面してるし
いつも堂々としてるしね

I’m that bad type
Make your mama sad type
Make your girlfriend mad tight
Might seduce your dad type
I’m the bad guy
I’m the bad guy

私もそれくらい悪い人間よ
あなたのお母さんを泣かせるし
あなたの彼女を本気で怒らせるし
あなたのお父さんも誘惑しちゃうかも
私こそ悪い女なの
私こそが悪い女なのよ

I like it when you take control
Even if you know that you don’t
Own me, I’ll let you play the role
I’ll be your animal

主導権を握られるのがイイの
そんなつもりじゃなくてもいい
あなたの所有物にしてよ
その権利をあげるわ
あなたのペットにさせてあげる

My mommy likes to sing along with me
But she won’t sing this song
If she reads all the lyrics
She’ll pity the men I know

ママは私と一緒に歌うのが
好きだったけど
この曲だけは歌わなかったわ
ママがもし歌詞を全部読んじゃえば
彼のこと憐れに思うでしょうね
わかってる

So you’re a tough guy
Like it really rough guy
Just can’t get enough guy
Chest always so puffed guy

はいはい あなたってタフな人ね
本当に不良っぽいよ
不満そうな面してるし
いつも堂々としてるしね

I’m that bad type
Make your mama sad type
Make your girlfriend mad tight
Might seduce your dad type
I’m the bad guy
I’m the bad guy

私もそれくらい悪い人間よ
あなたのお母さんを泣かせるし
あなたの彼女を本気で怒らせるし
あなたのお父さんも誘惑しちゃうかも
私こそ悪い女なの
私こそが悪い女なのよ

※ここから曲調が一気に変わり、スローでヘビーな感じになります。これはラッパーのJIDの「Never」という曲からアイデアを得たそう。

I’m only good at being bad, bad
I like when you get mad
I guess I’m pretty glad
That you’re alone
You said she’s scared of me?
I mean, I don’t see what she sees
But maybe it’s ‘cause
I’m wearing your cologne

性格悪いのだけが取り柄なの 私
キレたあなたが大好き
あなたが孤独になれば
最高の気分かもね
彼女が私のこと怖がってるって?
ふーん 何言ってるんだか
多分私からあなたの
香水の匂いがするからかな

I’m the bad guy
I’m the bad guy

私こそ悪い女なの
私こそ悪い女なのよ

英語歌詞は「Bad Guy(バッド・ガイ)」 – Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)より引用

記事作成にあたり参考にさせていただいたサイト: Songfacts, 英語版Wikipedia