Devil’s Haircut/Beck 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Something’s wrong
何かおかしい
‘Cause my mind is fading
心が薄れていく
And everywhere I look there’s a dead end waiting
どこに向かっても行き止まり
Temperature’s dropping at the rotten oasis
腐ったオアシスは冷え込んでる
Stealing kisses from the leprous faces
ハンセン病のような表情からキスを奪う

[Verse 2]
Heads are hanging from the garbage man trees
ゴミ屋敷の木々に吊るされた首の数々
Mouthwash jukebox gasoline
マウスウォッシュ、ジュークボックス、ガソリン
Pistols are pointing at a poor man’s pockets
ピストルの銃口は貧乏人のポケットを指している
Smiling eyes ripping out of his sockets
目玉は微笑みながら飛び出している

[Chorus Repeat 4]
Got a devil’s haircut in my mind
心の中で悪魔のヘアカットをゲットした

[Verse 3]
Love machines on the sympathy crutches
同情で塗り固められたラヴマシーン
Discount orgies on the dropout buses
脱落者の乗るバスはディスカウント宴会場
Hitching a ride with the bleeding noses
鼻血を出しながらヒッチハイク
Coming to town with the briefcase blues
ブリーフケースにブルースを入れて街に繰り出す

[Chorus Repeat 4]
Got a devil’s haircut in my mind
心の中で悪魔のヘアカットをゲットした

[Verse 4]
Something’s wrong
何かおかしい
‘Cause my mind is fading
心が薄れていく
Ghetto-blasting disintegrating
ラジカセの時代は終わった
Rock ‘n’ roll, know what I’m saying?
これがロックンロールだ、君には分かるかい?
And everywhere I look, there’s a devil waiting
どこに向かっても悪魔が待っている

Ghetto-blasting:ghetto blaster=ラジカセ

[Chorus Repeat 4]
Got a devil’s haircut in my mind
心の中で悪魔のヘアカットをゲットした

曲名Devil’s Haircut
(デヴィルズ・ヘアカット)
アーティスト名Beck
(ベック)
収録アルバムOdelay
リリース日1996年 12月11日(シングル)
1996年 6月18日(アルバム)

Devil’s Haircut/Beck 解説

「Devil’s Haircut」はアメリカのベック・ハンセンが1996年に発表した楽曲です。

「Loser」で世に出て来たベックがさらに存在感を知らしめた曲です。ここからベックにはまった人は多いと思います。

ルーザーのような気怠さはなく、気概に満ちた意欲作です。昔読んだインタビューではサンプリングは一切なく、すべての音が演奏だった記憶があります(Wikiにはdrum samplesとクレジットされてます)。

歌詞はルーザーほどではありませんが、相変わらず不気味で下品で少しかっこいいです。MVは凝ってて面白いですよ。

プロデューサーはダスト・ブラザーズ。ケミカル・ブラザーズはバンド結成時ダスト・ブラザーズ名義で活動してたのですが、改名させられたきっかけのバンドです。

当時、ダスト・ブラザーズ(現ケミカル)のプライマルスクリームRemixがかっこ良かったので残念だった記憶がありますが、元祖ダスト・ブラザーズの実績は素晴らしいです。

ふと気になってXをX JAPANに改名させた元祖Xを調べたら、なんと今でも活動してました。しかも2020年にニューアルバム『Alphabetland』を27年ぶりにリリースしてます(前作は1993年)。

X JAPANのラストアルバム『DAHLIA』が1996年なので、仮にニューアルバムが2023年リリースになったら同じタームです。