Everybody Wants to Rule the World/Tears for Fears 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Welcome to your life
君の人生にようこそ
There’s no turning back
もう戻れないさ
Even while we sleep
眠っている時でさえ
We will find you
僕らは君を見てるんだ

冷戦期に書かれた曲ということもあってか、独裁政治を思わせる歌詞で曲が始まります。

[Chorus]
Acting on your best behaviour
ちゃんと正しく振る舞っているのをね
Turn your back on Mother Nature
母なる自然に背を向けて
Everybody wants to rule the world
誰もが世界を支配したがっている

経済社会の誘惑に負けて地球の豊かな自然を犠牲にし、力を追い求めた時代の流れを歌っています。

[Verse 2]
It’s my own design
俺の計画
It’s my own remorse
俺の悔悟だ
Help me to decide
決めるのを手伝ってくれないか
Help me make the
手伝ってくれないか

冷戦の時代を生み出し多くの人々の命を犠牲にした国のリーダーたちのことを歌っているかのようです。

[Chorus]
Most of freedom and of pleasure
自由と喜びを精一杯享受するのを
Nothing ever lasts forever
永遠に続くものなんてないから
Everybody wants to rule the world
誰もが世界を支配したがっている

90年代に訪れた束の間の経済成長などを思わせる刹那的な考えを歌っています。

[Bridge]
There’s a room where the light won’t find you
光も届かない場所がある
Holding hands while the walls come tumbling down
壁が崩れ去る間のを彼らが手を繋いで
When they do, I’ll be right behind you
見守る間、俺は君のすぐ後ろにいよう

核戦争、冷戦、ベルリンの壁などを思わせる表現を用いながら、そのような時代の終わりを告げています。

[Chorus]
So glad we’ve almost made it
もうすぐ実現できるのが嬉しいんだ
So sad they had to fade it
消えていくものがあるのは悲しいけれど
Everybody wants to rule the world
誰もが世界を支配したがっている

この曲が出来上がった時、シングルに収録するにはあまりにも長く、短くする編集をしなければならなかったことに触れています。

[Chorus]
I can’t stand this indecision
こんな優柔不断はもう耐えられないんだ
Married with a lack of vision
ずっと何も見えていない
Everybody wants to rule the world
誰もが世界を支配したがっている

世界をより良い方向に牽引していくべきリーダーたちが犯した罪や過ちに対する失望を歌っています。

[Chorus]
Say that you’ll never, never, never, never need it
もう2度とそんなものは必要ないと言ってくれ
One headline, why believe it?
たった一つの見出しをなぜ信用する?
Everybody wants to rule the world
誰もが世界を支配したがっている

核の力を盾にしながらその均衡を保っていた危険な時代と、その不安定さを描いています。

[Chorus]
All for freedom and for pleasure
全ては自由と喜びのために
Nothing ever lasts forever
永遠に続くものなんてないから
Everybody wants to rule the world
誰もが世界を支配したがっている

こちらの歌詞も、束の間の刹那的な喜びを優先し冷戦の時代を生み出した結果多くの人々の命を犠牲にした国のリーダーたちのことを歌っているかのようです。
曲名Everybody Wants to Rule the World
(エブリバディ・ウォンツ・トゥー・ルール・ザ・ワールド)
アーティスト名Tears for Fears
(ティアーズ・フォー・フィアーズ)
収録アルバムSongs from the Big Chair
リリース日1985年 3月15日(シングル)
1985年 2月25日(アルバム)