Sabotage/Beastie Boys 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
I can’t stand it, I know you planned it
もう我慢できない、お前が仕組んだんだな
I’ma set it straight, this Watergate
こんなウォーターゲート事件みたいなのは俺が改めてやる
I can’t stand rocking when I’m in here
こんなとこにいたらロックなんてできやしない
‘Cause your crystal ball ain’t so crystal clear
お前の水晶玉はクリアじゃないぞ
So while you sit back and wonder why
お前がリラックスして、ボケっとしてる間に
I got this fucking thorn in my side
俺はファッキンイラついた
Oh my god, it’s a mirage
なんてことだ、蜃気楼かよ
I’m tellin’ y’all, it’s sabotage
お前に告ぐ、営業妨害だぜ

Watergate:1972年に起きたアメリカ合衆国の政治スキャンダル
thorn in one’s side:絶えず苦しめいら立たせるもの、悩みの種、目の上のこぶ

[Verse 2]
So, so, so, so listen up, ‘cause you can’t say nothing
だから聞け、黙って聞け
You’ll shut me down with a push of your button
専用のボタンでも押して俺を締め出すつもりか
But, yo, I’m out, and I’m gone
すでに俺は消えてるけどね
I’ll tell you now, I keep it on and on
お前に教えてやる、俺は何度でもやるぜ

[Verse 3]
‘Cause what you see, you might not get
目に見えるものはゲットできないぞ
And we can bet, so don’t you get souped yet
それだけは間違いない、アップデートは無理
Scheming on a thing, that’s a mirage
悪巧みしても無駄、蜃気楼か
I’m trying to tell you now, it’s sabotage
お前に告ぐ、営業妨害だぜ

souped:“Souped-up” でパワーアップした意味になります。バージョンアップ、改造の意味で使われます。

[Pre-Chorus]
Why?
なぜだ?
(Our backs are now against the wall)
ピンチなんですけど

against the wall:壁に立つ、八方塞がり

[Chorus Repeat 4]
Listen, all y’all, it’s a sabotage
聞けよ、お前、営業妨害だぜ

[Verse 4]
I can’t stand it, I know you planned it
もう我慢できない、お前が仕組んだんだな
I’ma set it straight, this Watergate
こんなウォーターゲート事件みたいなのは俺が改めてやる
But I can’t stand rocking when I’m in this place
こんなとこにいたらロックなんてできやしない
Because I feel disgrace because you’re all in my face
屈辱だよ、そんなに大っぴらにやらなくてもいいだろ
But make no mistakes and switch up my channel
かといって失敗は許されない、俺様のターンにしないと
I’m Buddy Rich when I fly off the handle
キレたら俺はバディ・リッチになる
What could it be – it’s a mirage
何だ、蜃気楼か
You’re scheming on a thing, that’s sabotage
悪巧みしたって営業妨害だぜ

fly off the handle:(斧を振り上げた時に斧の頭が)柄から抜けて飛び出す。自制心を失う、急に怒りだす、キレる。
曲名Sabotage
(サボタージュ)
アーティスト名Beastie Boys
(ビースティ・ボーイズ)
収録アルバムIll Communication
リリース日1994年 5月9日(シングル)
1994年 5月31日(アルバム)

Sabotage/Beastie Boys 解説

「Sabotage」はニューヨークのヒップホップバンド、ビースティ・ボーイズが1994年に発表した楽曲です。スパイク・ジョーンズのMVは素晴らしいです。

この曲はエンジニアのマリオを指してます。なかなかアルバムの曲が完成しないのでマリオは激怒してました。バンドにとって創作するのにマリオの存在は邪魔でしかなかったのですが、一連の出来事をそのまま曲にしたら「Sabotage」が完成しました。アルバム制作の最後に名曲が誕生したんです。

サボタージュは今聞いてもバカみたいにかっこいいですね。私の世代ではヒップホップはビースティ、ラップはエミネムです。