Paperback Writer/The Beatles 歌詞和訳と意味

[Verse 1: Paul McCartney, McCartney, Lennon & Harrison]
Paperback writer
ペイパーバックライター

Paperback writer:小説家、作家。ハドカバーの本に対してソフトカバーを指してます。大衆誌のようですね。

[Verse 1: Paul McCartney, McCartney, Lennon & Harrison]
Dear Sir or Madam
拝啓、出版社様
Will you read my book?
私の本を読んでいただけますか?
It took me years to write, will you take a look?
書き上げるのに何年もかかりました、見ていただけると嬉しいです
It’s based on a novel by a man named Lear
リアという男が主人公の小説なんです
And I need a job, so I want to be a paperback writer
仕事が欲しいです、ペイパーバックライターになりたいです
Paperback writer
ペイパーバックライター

[Verse 2: Paul McCartney, McCartney, Lennon & Harrison]
It’s a dirty story of a dirty man
ひどい男によるひどいストーリーなんですが
And his clinging wife doesn’t understand
嫉妬深い彼の妻は理解してません
His son is working for the Daily Mail
彼の息子はデイリー・メール社で働いてます
It’s a steady job, but he wants to be a paperback writer
安定した仕事ですが、彼はペイパーバックライターになりたいみたいです
Paperback writer
ペイパーバックライター

Daily Mail:『デイリー・メール』は、1896年創刊のイギリスでもっとも古いタブロイド紙。発行部数は『ザ・サン』紙に次いで第2位

[Verse 3: Paul McCartney, John Lennon & George Harrison]
It’s a thousand pages, give or take a few
1000ページちょっとの小説です
I’ll be writing more in a week or two
1週間か2週間あればもっと書けます
I could make it longer if you like the style
文体を気に入っていただけるならもっと長くすることも可能です
I can change it around and I want to be a paperback writer
もちろん作風を変更することもできます、私はペイパーバックライターになりたいです
Paperback writer
ペイパーバックライター

Verse 3とVerse 4のコーラスで歌われてる♪ラーラーラーラーはフランス童謡のFrère Jacques(フレールジャック) 静かな鐘の音の意味です。

[Verse 4: Paul McCartney, John Lennon & George Harrison]
If you really like it, you can have the rights
気に入っていただけるなら著作権を譲渡します
It could make a million for you overnight
一晩でベストセラーになるかもしれませんね
If you must return it, you can send it here
小説を送り返すのであればこちらの住所にお願いします
But I need a break, and I want to be a paperback writer
少し休息をとりますが、それでも私はペイパーバックライターになりたいです
Paperback writer
ペイパーバックライター

曲名Paperback Writer
(ペイパーバック・ライター)
アーティスト名The Beatles
(ザ・ビートルズ)
収録アルバムPast Masters
リリース日1966年 5月30日(シングル)
1988年 3月7日(アルバム)

Paperback Writer/The Beatles 解説

「Paperback Writer」はリバプールのロックバンド、ビートルズが1966年に発表した楽曲です。ポール・マッカートニーの作品です。

祖母のリルに “どうしてラブソングばかりなの?” と言われてから、ポールはジョンの家に向かう車の中でこのアイデアを思い付きました。ジョンが賛同してくれたので、すぐに曲を作り始めたようです。

歌詞はペイパーバックライター(大衆作家)になりたい作家志望の男が手紙で自分の作品を売り込む内容です。

今までビートルズのベースはモコモコして迫力に欠けてたので、エンジニアのジェフ・エメリックはベースのマイクをラウドスピーカーに変えました。結果はベースがブンブン鳴って見事大成功したんです。『リボルバー』のセッションから参加してるジェフ・エメリックの活躍は凄いですよ。

1965年からビートルズはテレビ出演が億劫になってきたので、テレビ局にプロモーションフィルムを送りました。そしてこれがPV(プロモーションビデオ)の始まりになったんです。

「Paperback Writer」は『ラバーソウル』と『リボルバー』の間にシングルとして発表しました。当時はシングル曲をアルバムに入れないのが主流だったんです。ジョージ・マーティンのこだわりだったかな。