「The Way I Want to Touch You」は、アメリカの夫婦デュオ、キャプテン&テニールが1974年に発表したラブソングで、彼らのブレイクのきっかけとなった楽曲です。翌1975年に再リリースされ、全米チャートで最高4位を記録。のちに代表作「Love Will Keep Us Together」へと続く成功の土台を築きました。
この曲はテニール自身の作詞作曲によるもので、恋人への深い愛情と親密さを穏やかに描いています。タイトルの“Touch”は単なる肉体的な接触ではなく、心と心が触れ合うような温もりを意味しており、彼女の繊細な歌声がその情感を丁寧に伝えています。派手さよりも静かな情熱が漂う構成で、当時のソフトロック/アダルトコンテンポラリーの流れを象徴する一曲です。
楽曲のアレンジはキャプテンことダリル・ドラゴンが手掛け、柔らかなエレクトリックピアノと流れるようなリズムがテニールのボーカルを優しく包みます。夫婦デュオならではの信頼と親密さが音からも感じられ、聴く者を静かに引き込む魅力があります。
「The Way I Want to Touch You」は、派手な演出ではなく、真っ直ぐな愛の温度で勝負したキャプテン&テニールらしい作品です。愛のやり取りを“契約”でも“誓い”でもなく、ただ素直な想いとして歌い上げたこの曲は、今もなお多くの人の心を穏やかに包み込んでいます。
The Way I Want to Touch You/Captain & Tennille 歌詞和訳と意味
I never wanted
こんな気持ちになったことはなかった
I never wanted to touch a man
誰かに触れたいなんて思ったこともなかった
The way that I want to touch you
あなたに触れたいと思うこの気持ちほどには
I never wanted
こんな気持ちになったことはなかった
I never wanted to love
誰かを愛したいなんて思ったこともなかった
A man
ひとりの男性を
The way that I want to love you
あなたを愛したいと思うほどには
You are sunshine
あなたは陽の光
You are shadows (You are shadows)
あなたは影(あなたは影)
You are morning
あなたは朝
You are night
あなたは夜
You are hard times
あなたはつらい時も
You are good times
幸せな時もくれる
You are darkness
あなたは闇
You are light
そして光
I never wanted
こんな気持ちになったことはなかった
I never wanted to give a man
誰かに何かを与えたいなんて思ったこともなかった
The things that I want to give you
あなたに捧げたいものほどには
I never wanted
こんな気持ちになったことはなかった
I never wanted to live with a man
誰かと生きたいなんて思ったこともなかった
The way that I want to live with you
あなたと生きたいと願うこの気持ちほどには
You are sunshine
あなたは陽の光
You are shadows
あなたは影
You are morning
あなたは朝
You are night
あなたは夜
You are hard times
あなたは苦しみの中でも
You are good times
喜びをくれる
You are darkness
あなたは闇
You are light
そして光
I never wanted
こんな気持ちになったことはなかった
I never wanted to touch a man
誰かに触れたいなんて思ったこともなかった
The way that I want to touch you
あなたに触れたいと思うほどには
The way that I want to touch you now
今 あなたに触れたいこの気持ちほどには
The way that I want to touch you
あなたに触れたいと願うほどには
| 曲名 | The Way I Want to Touch You (邦題: 君こそすべて) |
| アーティスト名 | Captain & Tennille (キャプテン&テニール) |
| 収録アルバム | Love Will Keep Us Together |
| リリース日 | 1975年 9月(シングル) 1975年 5月23日(アルバム) |


