Bryan Adamsの「When You’re Gone」は、1998年にリリースされたアルバム『On a Day Like Today』からのシングルで、Spice GirlsのMelanie Cをフィーチャーした豪華コラボレーションとして話題になりました。アダムスの力強くも切ない歌声と、Melanie Cの透明感ある歌声が絡み合うこの曲は、恋人がそばにいない切なさを描いたラブソングです。リリース当時、イギリスやカナダを中心にチャートでも上位に入り、多くのファンに支持されました。

曲のテーマはとてもストレートで、「大切な人がいないと寂しく、初めてその存在の大きさに気づく」というもの。歌詞では、恋人の不在によって日常のすべてが色あせて見えるような感覚が描かれています。テレビやラジオ、家の中の風景までもが恋人を思い出させる――そんな日常の細やかな描写が、多くのリスナーの共感を呼びました。特にデュエット形式で進むため、男女それぞれの視点から失った相手への想いを丁寧に表現できているのも魅力です。

音楽的には、ポップ・ロック寄りのアップテンポなアレンジで、軽快さの中に切なさを残すバランスが絶妙です。Bryan Adamsの持ち味であるハスキーな声が情感を引き立て、Melanie Cの澄んだ声が柔らかさを添えています。この組み合わせにより、単なるラブソングではなく「失った存在の大きさを実感する瞬間」をリアルに描き出すことに成功しています。

制作にはアダムス自身が関わっており、彼のキャリアにおけるバラードの系譜を引き継ぎつつ、90年代後半のポップ感覚を取り入れた仕上がりになっています。また、ミュージックビデオでも二人の掛け合いや切ない表情が印象的に映し出され、曲の世界観を視覚的にも楽しめる作りになっています。

「When You’re Gone」は、恋人や大切な人との距離を感じたことのあるすべての人に寄り添う曲です。聴けば、その不在の寂しさと同時に、相手の存在の大切さを改めて感じさせてくれる――そんな魅力を持つ一曲で、Bryan Adamsのラブソングの中でも特に印象的な作品としておすすめです。

When You’re Gone/Bryan Adams ft. Melanie C 歌詞和訳と意味

[Intro: Bryan Adams]
When you’re gone
君がいなくなると

[Verse 1: Bryan Adams & Melanie C]
I’ve been wandering around the house all night
一晩中、家の中をさまよってた
Wondering what the hell to do
何をすればいいのか分からなくて
Yeah, I’m trying to concentrate
集中しようとしても
But all I can think of is you
頭の中は君のことばかり

[Pre-Chorus: Bryan Adams & Melanie C]
Well, the phone don’t ring ‘cause my friends ain’t home
電話も鳴らない、友達もいなくて
I’m tired of being all alone
一人きりに疲れてしまった
Got the TV on ‘cause the radio’s playing
ラジオが君を思い出させる曲ばかり流すから、テレビをつけて
Songs that remind me of you
君を思い出させる歌ばかり

[Chorus: Bryan Adams & Melanie C, Bryan Adams]
Baby, when you’re gone
ベイビー、君がいなくなると
I realize I’m in love
自分が恋してるって気づくんだ
Days go on and on
日々はただ過ぎていくだけで
And the nights just seem so long
夜はやけに長く感じる
Even food don’t taste that good
食べ物の味さえしないし
Drink ain’t doing what it should
お酒も全然効かない
Things just feel so wrong
すべてが間違ってるように思える
Baby, when you’re gone
ベイビー、君がいなくなると
Yeah

[Verse 2: Bryan Adams & Melanie C]
I’ve been driving up and down these streets
通りを何度も走り抜けて
Tryna find somewhere to go
行くあても探してる
Yeah, I’m looking for a familiar face
知ってる顔を探してるのに
But there’s no one I know
誰ひとり見つからない

[Pre-Chorus: Bryan Adams & Melanie C]
Oh, this is torture, this is pain
ああ、これは拷問みたいだ、ただの苦しみだ
It feels like I’m gonna go insane
頭がおかしくなりそうで
I hope you’re coming back real soon
早く戻ってきてほしい
‘Cause I don’t know what to do
どうしていいか分からないんだ

[Chorus: Bryan Adams & Melanie C, Melanie C & Bryan Adams]
Baby, when you’re gone (When you’re gone)
ベイビー、君がいなくなると
I realize I’m in love
自分が恋してるって気づくんだ
Days go on and on (On and on)
日々はただ続くだけで
And the nights just seem so long
夜はやけに長く感じる
Even food don’t taste that good
食べ物の味さえしなくて
Drink ain’t doing what it should
お酒も効いてくれない
Things just feel so wrong
すべてが間違ってるようで
Oh, yeah
Baby, when you’re gone
ベイビー、君がいなくなると

[Guitar Solo]

[Chorus: Bryan Adams & Melanie C, Melanie C & Bryan Adams]
Baby, when you’re gone (When you’re gone)
ベイビー、君がいなくなると
I realize I’m in love (You’re in love)
自分が恋してるって気づくんだ
Days go on and on
日々はただ続いて
And the nights just seem so long
夜はやけに長く感じる
Even food don’t taste that good (Ooh)
食べ物の味さえしなくて
Drink ain’t doing what it should
お酒も効かなくて
Ah, things just feel so wrong (So wrong)
ああ、すべてが間違ってるようで
Baby, when you’re gone (Yeah, you’re gone)
ベイビー、君がいなくなると

[Outro: Bryan Adams & Melanie C]
Oh, baby, when you’re gone
ああ、ベイビー、君がいなくなると
Yeah, baby, when you’re gone
そうさ、ベイビー、君がいなくなると

曲名When You’re Gone
(ホエン・ユーアー・ゴーン)
アーティスト名Bryan Adams ft. Melanie C
(ブライアン・アダムス ft. メラニー・C)
収録アルバムOn a Day Like Today
リリース日1998年 10月27日(アルバム)
1998年 12月30日(シングル)