「バーン」はイギリスのハードロックバンド、ディープ・パープルが1974年に発表した楽曲です。

日本のHR/HM専門誌「BURRN!」の由来ですね。デイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズが加入した最初のアルバム『Burn』のオープニングナンバーです。

You know we had no time
逃げる時間はなかった

自然界の警告を無視した人類が、神の怒りを買って破滅するストーリー。She=Godがしっくりくるでしょう。一瞬で人類がやられるのがポイントです。

作詞がイアン・ギランからデイヴィッド・カヴァデールに変わって歌詞に知性が加わりました。50年前の曲とは思えない。1974年当時はそこまで環境問題に取り組んでなかったはず。未来に向けて警告してたんですね。予言通り、今は自然界の脅威に晒されまくりです。

嘘つき呼ばわりされた女が炎を起こして、人類に復讐する説もありますが、言葉のセンスと歌詞の構成がしっかりしてるんで、シンプルなストーリーじゃないと思います。

Burn/Deep Purple 歌詞和訳と意味

[Verse 1 – David Coverdale, Glenn Hughes]
The sky is red, I don’t understand
空が赤く染まる、どうしたらいいか分からない
Past midnight I still see the land
真夜中を過ぎても、大地が見える
People are saying the woman is damned
人は言う「あの女は呪われてる」
She makes you burn with a wave of her hand
彼女は手を振って、すべてを燃やした

The city’s ablaze, the town’s on fire
街は燃え盛り、炎に包まれる
The woman’s flames are reaching higher
女の炎はさらに燃え上がる
We were fools, we called her a liar
俺たちがバカだった、彼女を嘘つき呼ばわりした
All I hear is
聞こえてくるのは
“Burn!”
燃えろ!

[Verse 2 – David Coverdale, Glenn Hughes]
I didn’t believe she was the devil’s sperm
彼女が悪魔の申し子だったなんて
She said, “Curse you all, you’ll never learn”
「学ぶことのないお前たち全員を呪ってやる」
“When I leave there’s no return”
「私が去ったら、元には戻れない」
The people laughed till she said, “Burn!”
彼女が「燃えろ」と叫ぶまで、人は小馬鹿にした

Warning came, no one cared
誰も警告を気にしなかった
Earth was shaking, we stood and stared
大地は揺れた、俺たちは茫然と立ち尽くした
When it came no one was spared
炎に襲われた、誰も逃れられなかった
Still I hear
まだ聞こえる
“Burn!”
燃えあがれ!

[Bridge Repeat 2- Glenn Hughes]
You know we had no time
時間はなかった
We could not even try
何も出来なかった
You know we had no time
逃げる時間もなかった

[Verse 3 – David Coverdale, Glenn Hughes]
The sky is red, I don’t understand
空が赤く染まる、何も出来ない
Past midnight I still see the land
真夜中を過ぎても、大地が見える
People are saying the woman is damned
人は言う「あの女は呪われてる」
She makes you burn with a wave of her hand
彼女は手を振って、すべてを燃やした

Warning came, no one cared
警告も無視した
Earth was shaking, we stood and stared
大地は揺れた、俺たちは茫然と立ち尽くした
When it came no one was spared
炎に襲われて、みんな死んだ
Still I hear
聞こえるのは
“Burn!”
燃えろ!

曲名Burn
(バーン)
アーティスト名Deep Purple
(ディープ・パープル)
収録アルバムBurn
リリース日1974年 5月(シングル)
1974年 2月15日(アルバム)