Tomorrow Never Knows/The Beatles 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Turn off your mind, relax and float downstream
心を消して、リラックスして、流れに身を任せて
It is not dying, it is not dying
死ぬわけじゃない

[Verse 2]
Lay down all thoughts, surrender to the void
すべての思考を放り投げて、虚無に身を委ねて
It is shining, it is shining
すでに輝いてる

[Verse 3]
That you may see the meaning of within
本当の意味が分かるかもしれない
It is being, it is being
確かに存在してる

[Verse 4]
That love is all and love is everyone
愛はすべて、愛はすべての人
It is knowing, it is knowing
それが理解すること

[Verse 5]
That ignorance and hate may mourn the dead
無知や憎しみは死を嘆くだろう
It is believing, it is believing
信じるということ

[Verse 6]
But listen to the colour of your dreams
夢の色彩に耳を澄ましても
It is not living, it is not living
生きてるとは言えない

[Verse 7]
Or play the game “Existence” to the end
ゲーム「イグジステンス」をプレイしてみて
Of the beginning, of the beginning
始まりという名の終わりまで

Of the beginning
始まりの終わり

曲名Tomorrow Never Knows
(トゥモロー・ネヴァー・ノウズ)
アーティスト名The Beatles
(ザ・ビートルズ)
収録アルバムRevolver
リリース日1966年 8月5日(アルバム)

Tomorrow Never Knows/The Beatles 解説

「Tomorrow Never Knows」はリバプールのロックバンド、ビートルズが1966年に発表した楽曲です。

1966年、ビートルズは大成功してから初の長期休暇に入りました。その休暇明けにレコーディングした最初の曲が「Tomorrow Never Knows」。ジェフ・エメリックが正式エンジニアになって初めてのレコーディングでもあったんです。

ジョンの独特なヴォーカルエフェクトはレズリー・スピーカーを通したもの。本来はハモンドオルガンを教会のパイプオルガンのように楽しむためのスピーカーです。リンゴの「♪ドン・タ・ト・ドン・タタ」、タンブーラ、様々な楽器のループと逆回転が入り、ザ・サイケデリックなサウンドに仕上がりまます。カモメの鳴き声はポールの自宅で録音した笑い声の逆回転です。

「God Only Knows」(誰も知らない)を敢えて「Tomorrow Never Knows」(明日は誰にも分からない)と表現したリンゴの思いつきからタイトルが決定しました。確か「A Hard Day’s Night」もそんな感じで決まった気がします。

歌詞は「チベットの死者の書」をベースにティモシー・リアリーらが作ったサイケデリックドラッグのパンフレットをインスピレーションにジョンが書きました。

ジョージ・マーティンはビートルズの全作品の中で唯一再現不能な作品と発言してます。これだけ実験性が高くてポップミュージックって凄いですね。絶妙なさじ加減というかバランス感覚が天才的なんだろうな。

2022年に出たジャイルズ・マーティン・リミックス素晴らしすぎます。このリミックスがなかったらここまでビートルズにハマることはなかったかな。

ジャイルズ「古くからのファンに気に入ってもらうのと同時に、自分の息子や孫に『サウンドが古臭いね』と言われずに『聴いてみるよ』と言って欲しいんだ」

「映像が荒い」、「音が古い」ってどうしても見たり聞いたりするモチベーションが下がるんで、魅力を現代化させるのは重要だと思います。スターウォーズ、ファーストガンダムもデジタルリマスターされて良かったね。