A Whiter Shade Of Pale/ 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
skipped the light fandango
僕たちは軽やかなステップでファンダンゴを踊ったんだ
Turned cartwheels ‘cross the floor
ダンスフロアで車輪のように側転したから
I was feeling kinda seasick
少し船酔いしたみたいな感じなんだ
But the crowd called out for more
なのに周りはもっとやれって囃し立てるんだよ
The room was humming harder
ダンスルームは増々活気にあふれてさ
As the ceiling flew away
天井が抜けちゃうんじゃないかってくらいにね
When called out for another drink
僕たちがもう一杯くれって呼んだら
The waiter brought a tray
ウェイターがトレーを持ってきたんだ

fandango:スペイン起源のダンス、歌
cartwheel:車輪、側転
humming:うなる、ハミングする、活気のある

[Chorus]
And it was that later
そのあとだったんだよ
As the miller told his tale
粉屋の話をしたのは
That her face, at first just ghostly
すぐに彼女の顔は生気を失って
Turned a whiter shade of pale
みるみる青ざめていったんだ

the miller told his tale:粉屋の話をする。
カンタベリー物語のThe Miller’s Tale(粉屋の話)=粉屋の主人が若者に妻を寝取られる話
かなり周りくどいのですが、粉屋の話⇒妻を寝取られる話⇒男が浮気された事実を知るに繋がります。

[Verse 2]
She said, there is no reason
彼女は言ったよ “理由はないわ”
And the truth is plain to see
“真実はご覧の通りよ”
But I wandered through my playing cards
かといって僕はどう答えたらいいか分からなかった
And would not let her be
彼女をそうはさせたくなかったよ
One of sixteen vestal virgins
Who were leaving for the coast
罪を犯して沖へ流された16人のウェスタの巫女の一人のようにね
And although my eyes were open
僕の目は開いてたけれど
They might have just as well’ve been closed
閉じてたほうがよかったのかもね

I wandered through my playing cards:手札をどう切ったらいいか悩む
vestal virgins:古代ローマで信仰された女神ウェスタに仕えた巫女たち
sixteenは16歳もかけてると思われます。virginsが複数形なので16人にしました。

[Chorus]
And it was that later
そのあとだったんだよ
As the miller told his tale
粉屋の話をしたのは
That her face at first just ghostly
すぐに彼女の顔は生気を失って
Turned a whiter shade of pale
みるみる青ざめていったんだ

曲名A Whiter Shade Of Pale
(邦題:青い影)
アーティスト名
(プロコル・ハルム)
収録アルバム
リリース日1967年 (シングル)
9月(アルバム)

A Whiter Shade Of Pale/ 解説

プロコル・ハルムはイギリス出身のロックバンドです。1967年に発表されたデビュー曲「A Whiter Shade Of Pale」で一躍有名になり、プログレ的な独特な作風で人気を博しました。バンドは1977年に解散しますが、1990年にドラマーが死去し、追悼の意味を込めて翌年の1991年に再結成しました。これがきっかけとなり、現在も活動を続けています。

「A Whiter Shade Of Pale」は難解な歌詞としても有名です。粉屋の話やウェスタの巫女などの古典がより分かりにくさを生み出しています。曲名を直訳すると “みるみる青ざめていく” です。青ざめていくのは彼女の表情で男に浮気がバレてしまったのです。

Chorusの“As the miller told his tale(粉屋の話をしたのは)” ですが、粉屋の話とはカンタベリー物語のThe Miller’s Tale(粉屋の話)で、年老いた粉屋の主人が若い妻を寝取られる話です。男が “浮気してる?” と直接聞いたのか、かまをかけたのか、本当に粉屋の話をしたのか分かりませんが、男は彼女が浮気していることに気づいていたのでしょう。彼女とファンダンゴを踊って一息ついたタイミングで聞き出したのです。

そしてこの歌詞の最大のハイライトは彼女のリアクションです。浮気がバレて顔面蒼白だった彼女が “理由はないわ、真実はご覧の通りよ” と開き直りを見せる場面です。もう逆ギレです。彼女の心はすでに男ではなかったのかもしれませんね。

邦題の “青い影” よりも“蒼白” の方が歌詞の意味が伝わりますが、曲の雰囲気は “青い影” がしっくり来ます。急に粉屋の話を持ち出したので、麻薬の曲とよく勘違いされるようです。

2012年には松任谷由実さんとジョイントライブを日本で行いました。松任谷由美さんの初期の名曲「ひこうき雲」はこの曲のオマージュです。

ジョン・レノンは当時、この曲を “人生でベスト3にはいる曲“ “今の音楽業界で、この曲以外は聴く価値がない” と発言したようですが、同時期にジョン・レノンはA Day In The Life/The Beatlesを発表しています。