「Hotel California」はアメリカのロックバンド、イーグルスが1976年にリリースしたアルバム『Hotel California』のタイトル曲で、翌1977年にシングルカットされた楽曲です。バンドを代表する1曲として知られ、全米シングルチャートでは1位を獲得しました。
イントロの12弦ギターを聴いた瞬間に、一気に「Hotel California」の世界へ引き込まれますよね。どこか怪しげで幻想的な雰囲気なんですが、不思議と心地いい。そしてラストのツインギターソロはロック史に残る名演です。
歌詞の意味については今でもさまざまな考察がありますが、イーグルス自身は「ロサンゼルスの華やかな世界」や「純粋さを失っていく過程」を象徴的に描いた作品だと語っています。それでは和訳を見ていきましょう。
Hotel California/Eagles 歌詞和訳と意味
[Verse 1: Don Henley]
On a dark desert highway
砂漠の暗いハイウェイ
Cool wind in my hair
冷たい風が髪をなでる
Warm smell of colitas
コリタスのぬるい匂いが
Rising up through the air
空にただよう
Up ahead in the distance
遠くに目をやると
I saw a shimmering light
きらめく光が見えて
My head grew heavy and my sight grew dim
頭が重くなり視界が遠のいた
I had to stop for the night
今夜はもう泊まろう
There she stood in the doorway
そう思うと入口に彼女が立っていて
I heard the mission bell
礼拝の鐘が鳴り
And I was thinking to myself
私は思いをめぐらせた
“This could be Heaven or this could be Hell”
「ここは天国か地獄か…」
Then she lit up a candle
すると彼女は蝋燭に火を灯し
And she showed me the way
私を案内した
There were voices down the corridor
通路の先から聞こえた声は
I thought I heard them say
こう言っていたはず
[Chorus: Don Henley]
“Welcome to the Hotel California
「ホテルカリフォルニアへよく来たな
Such a lovely place (Such a lovely place)
この素敵な場所に
Such a lovely face
あんたのような人が来るとは
Plenty of room at the Hotel California
ホテルカリフォルニアはまだまだ空きがある
Any time of year (Any time of year)
一年中いつだって
You can find it here”
泊まれるんだ」
[Verse 2: Don Henley]
Her mind is Tiffany-twisted
ティファニー狂いで
She got the Mercedes Bends, uh
ベンツを持ってた彼女は
She got a lot of pretty, pretty boys
美少年を大勢はべらせ
That she calls friends
友達を呼ぶ
How they dance in the courtyard
中庭で「ダンス」する彼らは
Sweet summer sweat
甘い夏の汗をかく
Some dance to remember
思い出すために踊る人もいれば
Some dance to forget
忘れるために踊る人も
So I called up the Captain
私はボーイ長を呼んだ
“Please bring me my wine”
「ワインを持ってきてくれ」
He said, “We haven’t had that spirit here since 1969”
彼は答えた「1969年からそのような酒はご用意していません」
And still those voices are calling from far away
そしてまたあの声が遠くから聞こえていて
Wake you up in the middle of the night
真夜中に君が起きると
Just to hear them say
あいつらがこう言ってるんだ
[Chorus: Don Henley]
“Welcome to the Hotel California
「ホテルカリフォルニアへよく来たな
Such a lovely place (Such a lovely place)
この素敵な場所に
Such a lovely face
あんたのような人が来るとは
They living it up at the Hotel California
誰もがホテルカリフォルニアで人生を謳歌してるんだぜ
What a nice surprise (What a nice surprise)
こいつは驚きだ
Bring your alibis”
どうしてお前はここに?」
[Verse 3: Don Henley]
Mirrors on the ceiling
鏡張りの天井に
The pink champagne on ice
氷で冷やされたピンクシャンパン
And she said: “We are all just prisoners here
彼女が言った「私たちはただの囚人
Of our own device”
自分の意思で捕らわれた」
And in the master’s chambers
支配人の部屋に
They gathered for the feast
ご馳走にありつこうと皆が集まり
They stab it with their steely knives
鋼鉄のナイフでご馳走を突き刺すが
But they just can’t kill the beast
あいつらに獣を殺せはしない
Last thing I remember, I was
最後に覚えてるのは
Running for the door
ドアへ走って逃げたこと
I had to find the passage back
私は通路を探した
To the place I was before
元いた場所へ戻ろうと
“Relax,” said the night man
「落ち着け」と警備が言った
“We are programmed to receive
「誰だって歓迎することになってる
You can check out any time you like
チェックアウトは好きに出来るが
But you can never leave!”
決して離れられないのさ!」
Hotel California/Eagles 解説
Hotel Californiaの解釈は人によって大きく分かれます。冒頭のコリタスがマリファナの隠語であり、まるで幻想を見ているような描写もされていることから、麻薬のことを歌った曲である、と考える人もいます。
「Hotel California」の始まりは、ギタリストのドン・フェルダーが自宅で制作したデモでした。リズムマシンと12弦ギターを使って録音したインスト音源をメンバーへ渡したところ、ドン・ヘンリーが「メキシカン・レゲエみたいだ」と気に入り、そこから歌詞が作られていったそうです。
歌詞はグレン・フライとドン・ヘンリーが映画のような物語を意識して制作しました。ヘンリーは後に「純粋さから経験へ向かう旅」であり、「ロサンゼルスの華やかな暮らし」や「アメリカンドリームの裏側」を描いた作品だと説明しています。一方で、具体的な意味を断定しない作りになっているため、今でもさまざまな解釈が語られている名曲です。
ちなみにラスト約2分にわたるギターソロは、ドン・フェルダーとジョー・ウォルシュが交互にリードを弾きながら完成させたものです。1998年にはイギリスの音楽誌『Guitarist』の読者投票で「史上最高のギターソロ」に選ばれ、1978年にはグラミー賞年間最優秀レコードも受賞しました。
| 曲名 | Hotel California (ホテル・カリフォルニア) |
| アーティスト名 | Eagles (イーグルス) |
| 収録アルバム | Hotel California |
| リリース日 | 1977年 2月22日(シングル) 1976年 12月8日(アルバム) |
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