Manic Monday/The Bangles 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Six o’clock already, I was just in the middle of a dream
もう朝の6時だけど私はまだ夢の途中
I was kissin’ Valentino by a crystal blue Italian stream
イタリアのクリスタルブルーの小川のほとりでヴァレンティノにキスしてた
But I can’t be late, ‘cause then I guess I just won’t get paid
でも遅刻はできないの、だってお給料がもらえないじゃない
These are the days when you wish your bed was already made
ベッドメイキングが済んでればと思う日々ね

your bed:彼女のベッドです。昨晩は彼のベッドで過ごしたせいで寝不足です。

[Chorus]
It’s just another manic Monday (Ooh-oh)
そんな慌ただしい月曜日よ
I wish it were Sunday (Ooh-oh)
日曜日だったらよかったのに
‘Cause that’s my fun day (Ooh-oh)
だって楽しい日じゃない
My I don’t have to run day (Ooh)
バタバタしなくていいし
It’s just another manic Monday
今日はいつものマニックマンデー

just another:ありふれた、ありきたりの、いつもの
manic:大忙しの、慌ただしい、興奮した、一時的にテンションが高い、精神的に躁鬱の躁の状態

[Verse 2]
Have to catch an early train, got to be to work by nine
早い電車に乗って9時に出社しなきゃ
And if I had an aeroplane, I still couldn’t make it on time
もし自家用ジェットがあっても時間には間に合わないわね
‘Cause it takes me so long just to figure out what I’m gonna wear
だってどの服を着るか決めなきゃならないんだもの
Blame it on the train, but the boss is already there
電車の遅れを言い訳にしたってボスはそこにいるのよ

the boss is already there:thereは会社。同じ電車だとしたらボスも遅刻。ボスは遅刻してもOKな可能性も。電車の遅延のせいにしてもボスも電車通勤だから言い訳できないのかもしれません。

[Chorus]
It’s just another manic Monday (Ooh-oh)
そんな慌ただしい月曜日よ
I wish it were Sunday (Ooh-oh)
日曜日だったらよかったのに
‘Cause that’s my fun day (Ooh-oh)
だって楽しい日じゃない
My I don’t have to run day (Ooh)
バタバタしなくていいし
It’s just another manic Monday
今日はいつものマニックマンデー

[Bridge]
Of all of my nights
他の夜でもいいのに
Why did my lover have to pick last night to get down? (Last night, last night)
昨日の夜に限って、なんで彼は私を誘ったのかしら(昨日の夜よ)
Doesn’t it matter that I have to feed the both of us?
私は2人分養わなきゃならないのに
Employment’s down
このままだと失業しちゃうわよ
He tells me in his bedroom voice
ベッドルームから甘い誘いが聞こえるわ
“C’mon honey, let’s go make some noise.” (I can’t resist)
おいでハニー、いいことしよう(いやじゃないわ)
Time it goes so fast (When you’re having fun)
時間なんてあっという間ね(楽しい時間は)

get down:がっかりさせる、ダンスする、楽しむ

[Chorus]
It’s just another manic Monday (Ooh-oh)
そんな慌ただしい月曜日よ
I wish it were Sunday (Ooh-oh)
日曜日だったらよかったのに
‘Cause that’s my fun day (Ooh-oh)
だって楽しい日じゃない
My I don’t have to run day (Ooh)
バタバタしなくていいし
It’s just another manic Monday (Ooh-oh)
今日はいつものマニックマンデー
I wish it were Sunday (Ooh-oh)
日曜日だったらよかったのに
‘Cause that’s my fun day (Ooh-oh)
だって楽しい日じゃない
It’s just another manic Monday
今日はいつものマニックマンデー

曲名Manic Monday
(マニック・マンデー)
アーティスト名The Bangles
(バングルス)
収録アルバムDifferent Light
リリース日1986年 1月27日(シングル)
1986年 1月(アルバム)

Manic Monday/The Bangles 解説

「Manic Monday」はプリンスが提供した楽曲です。元々、プリンスがバングルスのファンで、自ら楽曲の提供を申し出たとのこと。バングルスのスザンヌは当時を振り返り “まるで王子様が舞踏会に来て、ダンスを踊ってくださいと申し込んでくれたみたいだった。おとぎ話みたいでしょ?” と語っています。

歌詞は彼女が月曜の早朝から仕事があるのに日曜の夜に彼とデートし、寝坊しそうになって朝からバタバタする話です。9時出社でまだ6時なので今起きれば間に合います。しかし彼女はまだ眠りたいのです。自家用ジェットがあっても服選びに時間かかるから間に合わない、彼氏の分も養ってるから2人分稼がなきゃ、邪魔ばかりする彼氏、そんな彼氏の誘いは絶対に断れない、そんな妙なテンションの月曜日です。

マニックは躁鬱の躁の状態で、熱狂した、異常に興奮した、正気じゃない、大忙しの意味です。決して憂いの状態ではありません。数時間前まで彼氏と楽しい時間を過ごしていたのです。ただの寝不足です。そのマニックをスタイリッシュに表現できる日本語は難しいです。“マニックだよね” がスタンダードになる時代を待ちたいのですが、“マニアック“ が定着しているので難しいかもしれません。

キャッチーなメロディにOLの日常生活を歌ったガールズバンドは全米チャート初登場86位から勢いに乗り、3ヶ月かけて2位まで順位を上げましたが、1位を阻んだのがプリンスの「KISS」でした。