曲名Supersonic
(スーパーソニック)
アーティスト名Oasis
(オアシス)
収録アルバムDefinitely Maybe
リリース日1994年 4月11日(シングル)
1994年 8月29日(アルバム)

Supersonic/Oasis 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
I need to be myself, I can’t be no-one else
俺は俺でなきゃならない 他の誰かにはなれない
I’m feeling supersonic, give me gin and tonic
最高の気分だ ジントニックをくれよ
You can have it all, but how much do you want it?
お前はもう十分吸ったのにどれだけ欲しいって?
You make me laugh, Give me your autograph
笑わせてくれるな 俺にサインをくれよ
Can I ride with you in your BMW?
そうだな お前のBMWに乗せてくれよ?
You can sail with me in my yellow submarine
俺のマリファナを吸ってもいいからさ

Autograph:日本でいうと、有名人が書くようなサインのことです。似た言葉でsignatureがありますが、こちらはどちらかというと署名のような意味で使われます。
yellow Submarine:言わずと知れたThe Beatlesの名曲ですが、マリファナを示す隠語でもあるようです。

[Pre-Chorus 1]
You need to find out
お前は気づかないといけないんだ
‘Cause no-one’s gonna tell you what I’m on about
俺が何をするつもりか誰も教えてくれないんだから
You need to find a way for what you want to say
言いたいことをどう伝えるかわかっとけよ
But before tomorrow
でも今日までだ

before tommorow: 昨日の前、つまり今日を表しています。

[Chorus]
‘Cause my friend said he’d take you home
だって友達がお前を連れて帰るって言ってたんだ
He sits in a corner all alone
そいつは曲がり角にひとりで座ってる
He lives under a waterfall
そいつは滝の下に住んでて
Nobody can see him
誰にもそいつは見えないし
Nobody can ever hear him call
誰も声を聞いたことがないんだ
Nobody can ever hear him call
誰も声を聞いたことがないんだ

[Verse 2]
You need to be yourself, You can’t be no-one else
お前はお前でなきゃならない 他の誰かにはなれない
I know a girl called Elsa, she’s into Alka-Seltzer
アルカセルツァーにハマってるエルサって子なんだが
She sniffs it through a cane on a supersonic train
超特急に乗って混ぜたコカインを鼻から吸うんだとよ
And she makes me laugh, I got her autograph
笑わせてくれるよな そいつのサインもあるぜ
She done it with a doctor on a helicopter
その子はヘリに乗って医者とヤるようなやつで
She’s sniffing in a tissue selling the Big Issue
ティッシュで鼻をかみながらビッグイシューを売ってる

Alka-Seltzer: アメリカ製の頭痛・消化不良・胸焼けに効く発泡錠剤。
Cane: コカインの隠語。
the Big Issue: ホームレスが路上で売る雑誌。日本でもたまに見かけますね。

[Pre-Chorus 2]
When she finds out
あの子が気づく頃には
No-one’s gonna tell her what I’m on about
俺が何をするつもりか誰も教えてくれないだろうよ
You need to find a way for what you want to say
言いたいことをどう伝えるかわかっとけよ
But before tomorrow
でも今日までだ

[Chorus]
‘Cause my friend said he’d take you home
だって友達がお前を連れて帰るって言ってたんだ
He sits in a corner all alone
そいつは曲がり角にひとりで座ってる
He lives under a waterfall
そいつは滝の下に住んでて
Nobody can see him
誰にもそいつは見えないし
Nobody can ever hear him call
誰も声を聞いたことがないんだ
Nobody can ever hear him call
誰も声を聞いたことがないんだ

Supersonic/Oasis 解説

麻薬中毒者をうたった歌詞という解釈も

Oasisのメンバーが公言していないため、あくまでファンの考察でしかないのですが、”Supersonic”は麻薬中毒者が密売者と取引をし、転落していく様を歌った曲だという解釈がなされています。

歌詞をみてみると、確かに麻薬中毒者に対して密売者が取引を持ち掛けたり、幻覚を想起させるような表現があったりします。個人的には、この解釈は正しいのかなーと言う気がしますね。

別の曲のレコーディング中に生まれた曲だった

“Supersonic”といえば、Oasisのデビューシングル曲ですが、じっくり時間をかけて作られた曲ではありません。”Bring It On Down”のレコーディングを行う予定だったメンバーが、ウォーミングアップにジャムセッションしている中で生まれた曲です。

ジャムセッション中にノエルがメロディーを口ずさんでいたところ、部屋に入ってきたThe Real People(リヴァプール出身のバンド)のTony Griffithsが「ヒットの予感」をメンバーに伝えたんだとか。

それを聞いたノエルはすぐに歌詞を書き上げると、たった11時間でレコーディングまで終わらせてしまいました。ちなみにTony Griffithsは”Supersonic”のバックコーラスに参加しているそうですよ。

UK版のMVはあのバンドのコンサートを意識

実はMVがUS版とUK版で2つあることもあまり知られていませんが、UK版のMVはOasisのメンバーが敬愛するThe BeatlesのRooftop Concertを意識した作りになっています。

ちなみに撮影された場所はざっくり特定されていて、キングスクロス駅(King’s Cross station)とグレート・ノーザン・ホテル(The Great Northern Hotel)が見えるため、ロンドン中心部にあるユーストン・ロード(Euston Road)の南側で撮られたとのこと。ファンならぜひ一度訪れてみたいですね!