Wuthering Heights/Kate Bush 歌詞和訳と意味
[Verse 1]
Out on the wily, windy moors
強い風が吹き荒れる野原で
We’d roll and fall in green
私たちは転がってじゃれあった
You had a temper like my jealousy
あなたにも私の嫉妬心に似た感情があったようね
Too hot, too greedy
情熱的で、欲張りな人
How could you leave me
どうして私を置いていったの
When I needed to possess you?
私だけのものにしたかったのに
I hated you, I loved you too
あなたを憎んだし、愛してた
[Pre-Chorus]
Bad dreams in the night
悪夢をみた
They told me I was going to lose the fight
私が愛の争いに負けるっていう夢
Leave behind my wuthering, wuthering, wuthering Heights
それからあなたは嵐が丘を去った
[Chorus Repeat 2]
Heathcliff, it’s me, Cathy
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
I’ve come home, I’m so cold
帰ってきたの、すごく寒いから
Let me in-a-your window
部屋の中に入れて
[Verse 2]
Ooh, it gets dark, it gets lonely
暗くなると寂しい
On the other side from you
あなたから遠く離れて
I pine a lot, I find the lot
恋焦がれてた、やっと気がついた
Falls through without you
あなたがいないとダメ
I’m coming back, love, cruel Heathcliff
あなたのそばに戻る、愛してる、残酷なヒースクリフ
My one dream, my only master
私の夢、たった一人の恋人
[Pre-Chorus]
Too long I roam in the night
真夜中をずっと彷徨ってきた
I’m coming back to his side to put it right
ついに彼のそばに戻る、私の居場所に
I’m coming home to wuthering, wuthering, wuthering Heights
私は嵐が丘に帰る
[Chorus Repeat 2]
Heathcliff, it’s me, Cathy
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
I’ve come home, I’m so cold
帰ってきたの、すごく寒いから
Let me in-a-your window
部屋の中に入れて
[Bridge Repeat 2]
Ooh, let me have it!
欲しい
Let me grab your soul away
あなたの魂を捕まえさせて
You know it’s me, Cathy!
分かるでしょ、私よ、キャシーよ
[Chorus Repeat 3]
Heathcliff, it’s me, Cathy
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
I’ve come home, I’m so cold
帰ってきたの、すごく寒いから
Let me in-a-your window
部屋の中に入れて
曲名 | Wuthering Heights (邦題:嵐が丘) |
アーティスト名 | Kate Bush (ケイト・ブッシュ) |
収録アルバム | The Kick Inside |
リリース日 | 1978年 1月28日(シングル) 1978年 2月17日(アルバム) |
Wuthering Heights/Kate Bush 解説
「Wuthering Heights」はイギリスのケイト・ブッシュが1978年にリリースしデビュー曲です。
ケイトは長年の功績を称えられ、2013年に大英帝国勲章を叙勲しました。
テレビ番組『恋のから騒ぎ』のオープニングテーマ曲として有名です。この曲は1847年刊のエミリー・ブロンテの名作『嵐が丘』をモチーフにして作られ、1939年に公開された同名の映画もヒットしました。
小説『嵐が丘』はヒースクリフの復讐心が中心になって巻き起こっていく愛憎劇なのですが、曲の方はキャシーの亡霊がヒースクリフの魂を奪いに来る設定です。怪奇現象のようなストーリーとケイトのヴォーカルによって不気味ではありますが、魔性の女の悪魔的な魅力があります。
冒頭部分をヒースクリフの気持ちとする歌詞もありますが、
①自分勝手な理由 (他の男性と結婚) で裏切ったのはキャシー
②嵐が丘を去ったのはヒースクリフ
③私の嫉妬心に似た感情 (ヒースクリフの異常な復讐心)
④キャシーとケイトの世界観がシンクロ
以上から全編キャシー側から見た世界としました。
MVは2種類ヴァージョンがあるのですが、ケイトはもはやキャシーにしか見えません。
ケイトがこの曲を発表したのはまだ10代。作曲能力と表現力は天才ですね。