Wuthering Heights/ 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Out on the wily, windy moors
強い風が吹き荒れる野原で
We’d roll and fall in green
私たちは転がってじゃれあった
You had a temper like my jealousy
あなたにも私の嫉妬心に似た感情があったようね
Too hot, too greedy
情熱的で、欲張りな人
How could you leave me
どうして私を置いていったの
When I needed to possess you?
私だけのものにしたかったのに
I hated you, I loved you too
あなたを憎んだし、愛していた

キャシーが生前を振り返ってます。

[Pre-Chorus]
dreams in the night
悪夢をみた
They told me I was going to lose the fight
私が愛の争いに負けるっていう夢
Leave behind my wuthering, wuthering, wuthering Heights
それからあなたは嵐が丘を去った

Wuthering Heights:嵐が丘。キャシーの実家をそう呼んでいます。キャシーの父親が身寄りのないヒースクリフを引き取り、自分の息子のように育てる所から物語は始まります。しかし父親が亡くなるとキャシーの兄はヒースクリフを下働きとして扱います。この時、ヒースクリフとキャシーは愛し合っていたのですが、キャシーは別の男と結婚してしまいます。そしてヒースクリフは嵐が丘を去ってしまいました。

[Chorus Repeat 2]
Heathcliff, it’s me, Cathy
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
I’ve come home, I’m cold
帰って来たの、すごく寒いから
Let me in-a-your window
あなたの部屋に入れて

数年後、ヒースクリフは成功した紳士として嵐が丘に帰ってきます。しかし悲劇はここから始まります。

[Verse 2]
Ooh, it gets dark, it gets
暗くなると寂しい
On the other side from you
あなたから遠く離れて
I pine a lot, I find the lot
恋焦がれてた、やっと気がついた
Falls through without you
あなたがいないとダメ
I’m coming back, love, cruel Heathcliff
あなたのそばに戻る、愛してる、残酷なヒースクリフ
My one dream, my only master
私の夢、私のたった一人の恋人

cruel Heathcliff:残酷なヒースクリフ。ヒースクリフはキャシーの夫の妹と結婚して、キャシーを追い詰め、彼女は亡くなってしまいます。

[Pre-Chorus]
Too long I roam in the night
真夜中をずっと彷徨ってきた
I’m coming back to his side to put it right
ついに彼のそばに戻る、私の居場所に
I’m coming home to wuthering, wuthering, wuthering Heights
私は嵐が丘に帰る

キャシーの亡霊がヒースクリフを探しています。

[Chorus Repeat 2]
Heathcliff, it’s me, Cathy
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
I’ve come home, I’m cold
帰って来たの、すごく寒いから
Let me in-a-your window
あなたの部屋に入れて

[Bridge Repeat 2]
Ooh, let me have it!
欲しい
Let me grab your soul away
あなたの魂を捕まえさせて

You know it’s me, Cathy!
分かるでしょ、私よ、キャシーよ

キャシーの亡霊が死んだヒースクリフの元へたどり着き、ようやく二人は結ばれます。

[Chorus Repeat 3]
Heathcliff, it’s me, Cathy
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ
I’ve come home, I’m cold
帰って来たの、すごく寒いから
Let me in-a-your window
あなたの部屋に入れて

曲名Wuthering Heights
(邦題:嵐が丘)
アーティスト名
(ケイト・ブッシュ)
収録アルバム
リリース日1978年 (シングル)
(アルバム)

Wuthering Heights/ 解説

「Wuthering Heights」はイギリスのケイト・ブッシュが1978年にリリースしデビュー曲です。

ケイトは長年の功績を称えられ、2013年に大英帝国勲章を叙勲しました。

テレビ番組『恋のから騒ぎ』のオープニングテーマ曲として有名です。この曲は1847年刊のエミリー・ブロンテの名作『嵐が丘』をモチーフにして作られ、1939年に公開された同名の映画もヒットしました。

小説『嵐が丘』はヒースクリフの復讐心が中心になって巻き起こっていく愛憎劇なのですが、曲の方はキャシーの亡霊がヒースクリフの魂を奪いに来る設定になってます。怪奇現象のようなストーリーとケイトのヴォーカルによって不気味ではありますが、魔性の女の悪魔的な魅力があります。

冒頭部分をヒースクリフの気持ちとする歌詞もありますが、

①自分勝手な理由 (他の男性と結婚) で裏切ったのはキャシー
②嵐が丘を去ったのはヒースクリフ
③私の嫉妬心に似た感情 (ヒースクリフの異常な復讐心)
④キャシーとケイトの世界観がシンクロ

以上から全編キャシー側から見た世界としました。

MVは2種類ヴァージョンがあるのですが、ケイトはもはやキャシーにしか見えません。

ケイトがこの曲を発表したのはまだ10代。作曲能力と表現力は天才ですね。