Oliver’s Army/Elvis Costello 歌詞和訳と意味
[Verse 1]
Don’t start that talking
その話題は止めて
I could talk all night
一晩中しゃべり続けることになる
My mind goes sleepwalking
While I’m putting the world to right
僕が世界を正してる間は夢遊病にかかってるんだ
Call careers information
ハローワークに電話してみなよ
Have you got yourself an occupation?
軍隊には登録してるか?って言われるから
[Chorus]
Oliver’s army is here to stay
オリヴァーズ・アーミーが駐留中
Oliver’s army are on their way
オリヴァーズ・アーミーが進軍中
And I would rather be anywhere else
僕は他のどこかにいた方がいいかな
But here today
でも今日はここなんだよね
[Verse 2]
There was a Checkpoint Charlie
ベルリン国境線のような検問所があった
He didn’t crack a smile
その彼ときたらニコリともしない奴でね
But it’s no laughing party
When you’ve been on the murder mile
確かに戦場で笑ってる部隊なんていないけどさ
Only takes one itchy trigger
むずがゆいトリガーを引くだけで
One more widow, one less white nigger
未亡人が増えて、ホワイトニガーのアイルランド野郎が減るよ
trigger:トリガー。引き金。
white nigger:ホワイトニガーのアイルランド出身者。
[Chorus]
Oliver’s army is here to stay
オリヴァーズ・アーミーが駐留中
Oliver’s army are on their way
オリヴァーズ・アーミーが進軍中
And I would rather be anywhere else
僕は他のどこかにいた方がいいかな
But here today
でも今日はここなんだよね
[Bridge]
Hong Kong is up for grabs
香港は奪い合いになって
London is full of Arabs
ロンドンはアラブ人で溢れてる
We could be in Palestine
僕たちはパレスチナにいる
Overrun by the Chinese line
中国の国境線を踏み越えて
With the boys from the Mersey and the Thames and the Tyne
マージー川、テムズ川、タイン川からやってきた若者たちと一緒に
[Verse 3]
But there’s no danger
だけと危険はないよ
It’s a professional career
プロの仕事だから
Though it could be arranged
With just a word in Mister Churchill’s ear
それがミスター・チャーチルの耳に入った一言で書き換えられたとしても
If you’re out of luck or out of work
もし君に運も仕事もないのなら
We could send you to Johannesburg
僕たちがヨハネスブルグに送り込んであげようか
[Chorus]
Oliver’s army is here to stay
オリヴァーズ・アーミーが駐留中
Oliver’s army are on their way
オリヴァーズ・アーミーが進軍中
And I would rather be anywhere else
僕は他のどこかにいた方がいいかな
But here today
でも今日はここなんだよね
曲名 | Oliver’s Army (オリヴァーズ・アーミー) |
アーティスト名 | Elvis Costello (エルヴィス・コステロ) |
収録アルバム | Armed Forces |
リリース日 | 1979年 2月2日(シングル) 1979年 1月5日(アルバム) |
Oliver’s Army/Elvis Costello 解説
「Oliver’s Army」はイギリスのエルヴィス・コステロが1979年に発表した曲です。
ミスチルの桜井和寿さんがコステロの声に似てるのと関係してなのか「シーソーゲーム」のMVでコステロのパロディをやってました。
Oliver’s army (オリヴァーの軍隊) はイギリス軍で、オリヴァーはアイルランド侵攻の首謀者クロムウェルです。歌詞はイギリス軍に臨時で雇われた若者の会話形式になっており、失業者で溢れた労働者階級の若者たちを軍隊に送り込む社会のシステムを描いたようです。風刺ソングにしては皮肉が効きすぎてますが。
曲はこれ以上ないくらいキャッチーで明るいナンバーですが、時はパンクが栄枯盛衰した時代。コステロなりのパンクナンバーなんですね。コステロはたまにパンクのジャンルに入れられてたのがガッテンです。
「Oliver’s army」は数あるコステロの名曲の中でも一番好きな曲なので、昔から親しんだイメージのまま和訳しました。ジョニー・ロットンやジョー・ストラマーだったら全然違う曲になりそうです。
パンク=バカ野郎な意味ですが、21世紀を超えても生き残ったパンクスに共通するのはインテリジェンスだと思います。知的な人物が多い印象です。バカ野郎はすでに死んでます。