Ultraviolence/Lana Del Rey 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
He used to call me DN
彼は私をDNと呼んだ
That stood for Deadly Nightshade
Deadly Nightshadeの略
‘Cause I was filled with poison
私が毒素で満たされてるから
But blessed with beauty and rage
それでも美しさと激情が祝福してくれた
Jim told me that, he hit me and it felt like a kiss
彼はそう言って、私を殴った、キスみたいに感じた
Jim brought me back, reminded me of when we were kids
ジムは子供の頃の記憶を呼び起こした

deadly nightshade:ベラドンナ。ナス科オオカミナスビ属の草本。イタリア語で美しい女性。

[Chorus]
With his ultraviolence
ウルトラヴァイオレンス

Ultraviolence
ウルトラヴァイオレンス

I can hear sirens, sirens
サイレンが聞こえる
He hit me and it felt like a kiss
彼は私を殴った、キスみたいに感じた
I can hear violins, violins
ヴァイオリンが聞こえる
Give me all of that ultraviolence
ウルトラヴァイオレンスのすべてを私に下さい

[Verse 2]
He used to call me poison
彼は私をポイズンと呼んだ
Like I was poison ivy
ポイズンアイヴィのようだから
I could have died right there
私はそこで死んでも良かった
‘Cause he was right beside me
彼がそばにいてくれたから
Jim raised me up, he hurt me but it felt like true love
彼は私の身体を起こして傷つけた、それでも真実の愛のように感じた
Jim taught me that, loving him was never enough
彼を愛しても満たされることはなかった

poison ivy:DCコミックスの出版するアメリカンコミック『バットマン』に登場する架空のスーパーヴィラン。ツタウルシ。アジアと北アメリカ原産のトキシコデンドロン属のアレルギー誘発性植物の一種

[Chorus]
With his ultraviolence
ウルトラヴァイオレンス

Ultraviolence
ウルトラヴァイオレンス

I can hear sirens, sirens
サイレンが聞こえる
He hit me and it felt like a kiss
彼は私を殴った、キスみたいに感じた
I can hear violins, violins
ヴァイオリンが聞こえる
Give me all of that ultraviolence
ウルトラヴァイオレンスのすべてを私に下さい

[Bridge]
We could go back to New York
ニューヨークに戻ることもできた
Loving you was really hard
あなたを愛することは本当に難しかった
We could go back to Woodstock
ウッドストックに戻ることもできた
Where they don’t know who we are
誰も私たちを知らない場所
Heaven is on Earth
天国は地球にあった
I would do anything for you, baby
私はあなたのためなら何でもする
Blessed is this union
私たちの絆に祝福あれ
Crying tears of gold like lemonade
レモネードのような金の涙を流して

[Interlude]
I love you the first time, I love you the last time
最初の瞬間から最後の瞬間まで愛してる
Yo soy la princesa, comprende mis white lines
私はプリンセス、このホワイトラインが見える?
‘Cause I’m your jazz singer and you’re my cult leader
私はジャズシンガー、あなたはカルトリーダー
I love you forever, I love you forever
永遠に愛してるわ

white lines:薬物。線上のコカイン。ラナさんの傷跡。

[Chorus]
With his ultraviolence (Lay me down tonight)
彼のウルトラヴァイオレンスで (今夜は私を寝かせて)
Ultraviolence (In my linen and curls)
ウルトラヴァイオレンス (シーツにくるまって)
Ultraviolence (Lay me down tonight)
ウルトラヴァイオレンス (今夜は私を寝かせて)
Ultraviolence (Riviera Girls)
ウルトラヴァイオレンス (リヴィエラの女の子)
I can hear sirens, sirens
サイレンが聞こえる
He hit me and it felt like a kiss
彼は私を殴った、キスみたいに感じた
I can hear violins, violins
ヴァイオリンが聞こえる
Give me all of that ultraviolence
ウルトラヴァイオレンスのすべてを私に下さい

Riviera Girls:ラスベガスにあるカジノホテル「リヴイエラ」のショーダンサー。リヴィエラは南フランスのニースから続く海岸。
曲名Ultraviolence
(ウルトラヴァイオレンス)
アーティスト名Lana Del Rey
(ラナ・デル・レイ)
収録アルバムUltraviolence
リリース日2014年 6月4日(シングル)
2014年 6月13日(アルバム)

Ultraviolence/Lana Del Rey 解説

「Ultraviolence」はニューヨークのラナ・デル・レイが2014年に発表した楽曲です。アルバム『Ultraviolence』はザ・ブラック・キーズのダン・オーバックと制作したバンドサウンドです。

タイトルトラックの「ウルトラヴァイオレンス」ですが、なかなかのラナ・デル・レイ劇場が展開されてます。訳しながら胸が苦しくなりました。ネタであると信じたいです。歌詞の一節はフィル・スペクタープロデュースのクリスタルズ「He Hit Me (And It Felt Like A Kiss)」から引用したようですね。

刺激的なタイトル「ウルトラヴァイオレンス」は小説『時計じかけのオレンジ』に登場するスラング。
ラナさん「ウルトラとヴァイオレンスを合わせた豪華な響きが好き」