名曲からマイナー曲まで。洋楽の歌詞和訳を紹介

All Along The Watchtower/Jimi Hendrix 歌詞和訳と意味

「All Along The Watchtower」はジミ・ヘンドリックスが1968年にリリースした楽曲です。アルバム『Electric Ladyland』に収録されていて、もともとはボブ・ディランの楽曲としても有名ですね。

原曲はかなりフォーク寄りなんですが、ジミヘン版は完全に別物レベル。ギターのうねりとブルースな空気感が凄まじくて、聴いた瞬間に世界観へ引き込まれます。特に後半のギターソロ、感情をそのまま音にしたみたいでめちゃくちゃカッコいい。カバー曲なのに、今ではジミヘン版の印象が強い人もかなり多い気がします。

歌詞自体はかなり抽象的で、終末感や不安感のような空気が漂っています。ただ、意味をはっきり説明しないからこそ、このサウンドとも妙にハマるんですよね。それでは和訳を見ていきましょう!

All Along The Watchtower/Jimi Hendrix 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
“There must be some kind of way out of here”
「なんとかして ここから抜け出さなくちゃ」
Said the joker to the thief
道化師は 盗人に言った
“There’s too much confusion
「世の中は混乱していて
I can’t get no relief
うかうかしていられないよ
Businessmen they drink my wine
働いてる奴らは 俺のワインを飲み
Plowmen dig my earth
百姓は 俺の土地を耕し
None will level on the line
誰も その価値を分かっちゃいないし
Nobody offered his word”
誰も 約束なんかしてくれやしないんだ」
Hey!

[Verse 2]
“No reason to get excited”
「そんなにイライラするなよ」
The thief, he kindly spoke
盗人は 優しく話した
“There are many here among us
「ここにいる 大概の人間は
Who feel that life is but a joke
人生なんて 冗談みたいなもんだって思ってる
But, uh, but you and I, we’ve been through that
でも 俺たちはとっくに気が付いてたし
And this is not our fate
そんな運命は 関係ない
So let us stop talkin’ falsely now
だから 思ってもないことを話すな
The hour’s getting late
ほら すっかり夜も更けてきた」
Hey!

[Verse 3]
All along the watchtower
見張り塔からは ずっと
Princes kept the view
王子は 眺めていた
While all the women came and went
Barefoot servants too
裸足の女たちが 行ったり来たりする様子を
Well, uh, outside in the cold distance
凍りつくような 外の暗闇で
A wildcat did growl
ヤマネコが 唸っている
Two riders were approaching
2人の騎士がやってきて
And the wind began to howl
そして 風がざわつき始めたんだ
Hey!

[Outro]
All along the watchtower
見張り塔から ずっと
All along the watchtower
ずっと 眺めていたんだ

All Along The Watchtower/Jimi Hendrix 解説

「All Along The Watchtower」の原曲は、ボブ・ディランが1967年にリリースした『John Wesley Harding』収録曲です。ジミ・ヘンドリックスはディランの楽曲がかなり好きだったようで、この曲もディラン本人から未発表音源のテープを聴かせてもらったことがきっかけで録音したそうです。

レコーディングはジミヘン自身が何度もオーバーダビングを重ねていて、「まだ違う音が聴こえる」と言いながら録音を続けていたらしいです。執念が凄すぎる…。ちなみにトラフィックのデイヴ・メイスンや、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズも演奏に参加しています。

本曲は全米20位、イギリスでは5位を記録していて、結果的にジミ・ヘンドリックス最大級のヒット曲になりました。しかもボブ・ディラン本人もかなり気に入っていて、後年は逆にジミヘン版を意識したアレンジで演奏することも増えたそうです。カバー曲なのに、ここまで原曲側へ影響を与えたの本当に伝説レベルですね。

曲名All Along The Watchtower
(邦題:見張り塔からずっと)
アーティスト名Jimi Hendrix
(ジミ・ヘンドリックス)
収録アルバムElectric Ladyland
リリース日1968年 10月18日(シングル)
1968年 10月16日(アルバム)

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