Brown Sugar/The Rolling Stones 歌詞和訳と意味
[Verse 1]
Gold coast slave ship bound for cotton fields
綿畑に向かって出航したゴールドコーストの奴隷船
Sold in the market down in New Orleans
ニューオーリンズの市場で売られてたのさ
Scarred old slaver knows he’s doing alright
顔が傷だらけの奴隷商人はホクホク顔
Hear him whip the women just around midnight
真夜中になると奴が女奴隷にムチ打つ音が聞こえてくる
[Verse 2]
Drums beating, cold English blood runs hot
ドラムが鳴り響くと冷酷なイギリス人の血が熱くなる
Lady of the house wonderin’ when it’s gonna stop
女主人はいつ終わるのかと落ち着かない様子
House boy knows that he’s doing alright
下働きの少年は彼がうまいことやってるのを知ってる
You shoulda heard ‘em just around midnight
真夜中になると彼の声が聞こえてくる
曲名 | Brown Sugar (ブラウン・シュガー) |
アーティスト名 | The Rolling Stones (ザ・ローリング・ストーンズ) |
収録アルバム | Sticky Fingers |
リリース日 | 1971年 4月16日(シングル) 1971年 4月23日(アルバム) |
Brown Sugar/The Rolling Stones 解説
「Brown Sugar」はイギリスのロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが1971年に発表した楽曲です。ストーンズの代表作『スティッキー・フィンガーズ』のオープニングチューンです。
ブラウン・シュガーとは糖蜜を含まない分蜜糖で、三温糖や中ざら糖、黒砂糖などの白色ではない砂糖の総称です。俗語で精製されてないヘロインを指します。この曲では黒人女性とのセックスの意味合いが強いでしょう。そのまま黒人女性の性器を指してると思われます。
ミック・ジャガーは作詞とリフはほぼ自分が作ったものと語ってますが、キース・リチャーズによればレコーディング後は全くの別物になったらしいです。非常にキースらしいリフなのでキースがミックからインスパイアされたのでしょうか。
ライヴでは「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」に続く定番曲でしたが、ダイレクトに奴隷制を歌ってるので2020年以降のセットリストからは外れたようです。
『スティッキー・フィンガーズ』のジャケットをアンディ・ウォーホールが手がけたのは有名ですが、ストーンズのシンボルとなってる唇と舌のロゴを作ったのはデザイナーのジョン・パッシュです。このアルバムが初披露なので、アンディが制作者と勘違いしてる人が多いみたいですね。