Julia/The Beatles 歌詞和訳と意味
[Intro]
Half of what I say is meaningless
僕の言葉の半分は何の意味もないけど
But I say it just to reach you, Julia
君に届けるために話すよ、ジュリア
[Verse 1]
Julia, Julia
ジュリア
Ocean child calls me
海の子が僕を呼んでる
So I sing a song of love, Julia
だから僕は愛の歌を歌うよ、ジュリア
[Verse 2]
Julia, seashell eyes
ジュリア、貝殻の瞳
Windy smile calls me
風に揺れる笑顔が僕を呼んでる
So I sing a song of love, Julia
だから僕は愛の歌を歌うよ、ジュリア
[Bridge]
Her hair of floating sky is shimmering
空に浮かぶ彼女の髪が揺らめく
Glimmering in the sun
太陽の下でキラキラ光る
[Verse 3]
Julia, Julia
ジュリア
Morning moon, touch me
朝の月が僕に触れる
So I sing a song of love, Julia
だから僕は愛の歌を歌うよ、ジュリア
[Intro Variant]
When I cannot sing my heart
想いが歌えない時は
I can only speak my mind, Julia
気持ちを伝えるよ、ジュリア
[Verse 4]
Julia, sleeping sand
ジュリア、眠る砂
Silent cloud, touch me
静かな雲、僕に触れる
So I sing a song of love, Julia
だから僕は愛の歌を歌うよ、ジュリア
[Verse 5]
Calls me
僕を呼んでる
So I sing a song of love for Julia
だから僕は愛の歌を歌うよ、ジュリア
Julia, Julia
ジュリア
曲名 | Julia (ジュリア) |
アーティスト名 | The Beatles (ザ・ビートルズ) |
収録アルバム | The Bealtles : The White Album |
リリース日 | 1968年 11月22日(アルバム) |
Julia/The Beatles 解説
「Julia」はリバプールのロックバンド、ザ・ビートルズが1968年に発表した楽曲です。
ジョン・レノンの作品です。ビートルズで唯一ジョンの演奏と歌だけで構成されてます。ポールソロはたくさんあるのにジョンソロはこの1曲だけです。
スコットランド出身のフォークミュージシャン、ドノヴァンから教わったスリー・フィンガーが特徴で、ポール曰く、このフォーク奏法を習得できたのはジョンだけです。
「Julia」とは母親ジュリア・レノン。ジョンは生涯で2度母を失ったと語ってます。1度目は5歳のジョンをミミ叔母さんに預けて出ていった時、2度目は非番の警官が運転する車にはねられた時です。ジョン・レノン17歳でした。
“Ocean child”は“海洋の子”、すなわちオノ・ヨ-コ(小野洋子)です。この曲は母ジュリアとヨーコのコラボ作品なんです。
冒頭の“Half of what I say is meaningless, But I say it just to reach you”はレヴァノン出身の詩人、ジブラーンの詩集「予言者」からの引用。美智子上皇后もレヴァノン大統領からプレゼントされた「予言者」を愛読してたみたいですね。
ホワイトアルバムって1枚目が「Juria」、2枚目が「Good Night」で終わるんですよね。2枚とも1曲目が軽快なナンバー、最後を聖人ジョンで締めてます。これだけで統一感出ます。出来た曲の寄せ集めのホワイトアルバムが名盤とされてる理由はこれでしょう。あと真っ白なアルバムジャケットのおかげかな。
ホワイトアルバムってみんなが選ぶビートルズの好きなアルバム3位には入ってると思うんですよ (ワタクシ調べ)。1位が『アビーロード』、5位が『ラバーソウル』。2位3位4位を『リボルバー』『ホワイト』『サージェント』で争うイメージかな。1位を選べないから敢えて『ホワイトアルバム』に投票する人も多い。あくまでワタクシの感覚的統計的個人的調べです。