Norwegian Wood (This Bird Has Flown)/The Beatles 歌詞和訳と意味

[Verse 1: John Lennon]
I once had a girl
かつて僕は女の子を捕まえた
Or should I say, she once had me?
いや待てよ、彼女が僕を捕まえたというべきかな?
She showed me her room
彼女は僕に自分の部屋を見せてくれた
“Isn’t it good, Norwegian wood?”
ノルウェーの部屋は素敵じゃない?

ジョンの浮気相手はジャーナリストのモーリーン・クリーヴかサニー・ドレインと言われてます

[Bridge 1: John Lennon & Paul McCartney]
She asked me to stay
彼女は僕を案内し
And she told me to sit anywhere
その辺に座るように言ってくれたけど
So I looked around and I noticed there wasn’t a chair
周りを探しても椅子はなかった

[Verse 2: John Lennon]
I sat on the rug
僕はラグに座って
Biding my time, drinking her wine
彼女のワインを飲みながらその時を待っていた
We talked until two
僕たちは2時までおしゃべりして
And then she said,
ふと彼女が言った
“It’s time for bed”
“もう寝ないと”

[Bridge 2: John Lennon & Paul McCartney]
She told me she worked in the morning and started to laugh
彼女は朝から仕事があると言って笑い出した
I told her I didn’t and crawled off to sleep in the bath
僕は仕事もないのにバスルームで寝るはめになった

[Verse 3: John Lennon]
And when I awoke
翌朝、目を覚ますと
I was alone
僕はひとりぼっちで
This bird had flown
小鳥は飛んでいった
So I lit a fire
そこで僕は火を灯した
Isn’t it good, Norwegian wood?
ノルウェーの部屋は素敵だね?

曲名Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
(邦題:ノルウェーの森)
アーティスト名The Beatles
(ザ・ビートルズ)
収録アルバムRubber Soul
リリース日1965年 12月3日(アルバム)

Norwegian Wood (This Bird Has Flown)/The Beatles 解説

「Norwegian Wood」はリバプール(イギリス)のロックバンド、ビートルズが1965年に発表した楽曲です。『Rubber Soul』に収録されてます。主にジョン・レノンの作品で一部ポール・マッカートニーです。

ポールによると6:4でジョンらしいです。これを聞いて真実は8:2もしくは7:3でジョンなんじゃないかと勘ぐってしまいましたが、メロディはたった2つなので6:4が正解な気もします。2つのメロディが繰り返してるだけで名曲なのも凄いです。

歌詞はノルウェー産の木材で作られた部屋に住んでる女性の話です。当時流行った安物の松の木だそうです。そしてポールの架空話であり、ジョンにとってはただの浮気話です。元妻シンシアに気を使ってなのか浮気失敗に変換されてます。

真意は “浮気に失敗した腹いせに彼女のアパートに火をつけてノルウェーの木はよく燃えるねと発言する男” です。最後のヴァースを説明すると以下の通りです。

火を灯す→タバコに火をつける(もしくは暖炉に火を入れる)→アパートに火をつける
ノルウェーの部屋は素敵だね→ノルウェーの木材はよく燃えるね

浮気に失敗してアパートを燃やすのはいくらフィクションでもひどすぎますが、センスによって面白い歌詞に仕上がってます。そのままでいい歌詞なのに敢えて詳しく説明してくれるなんて昔の時代ならではですね。

ジョージ・ハリスンが初めてビートルズにシタールを導入した曲です。まだ可愛く鳴ってる感じがいいですね。初めてレコード化されたポップミュージックでシタールを使用した曲でもあるそうです。

余談ですが、ビートルズの前にヤードバーズが「Heart Full of Soul」でシタールを使ったけれど発売前にジェフ・ベックがギターに差し替えたエピソードがあります。