Under The Bridge/Red Hot Chili Peppers(1992)

Under The Bridge(アンダー・ザ・ブリッジ)は、アメリカのロックバンドであるRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)が1992年にリリースした曲。アルバム『Blood Sugar Sex Magik』に収録。今回はこの曲の歌詞を和訳していきます。

「Under The Bridge」歌詞和訳と意味

“Sometimes I feel like I don’t have a partner”
時々自分に仲間がいない気がして
“Sometimes I feel like my only friend”
唯一の友達に思えるのは
“Is the city I live in the city of angels”
俺の住むこのロサンゼルスだけ
“Lonely as I am, together we cry”
俺と同じく孤独で 俺達は共に泣くのさ

“I drive on her streets ‘cause she’s my companion”
彼女(=街)を連れて馴染みの道を走り
“I walk through her hills ‘cause she knows who I am”
いつもの丘を通り抜ける
“She sees my good deeds and she kisses me windy”
俺の善行を見た彼女は 風で俺にキスする
“I never worry, now that is a lie”
気にしてなかったってのは 今は嘘さ

“I don’t ever want to feel like I did that day”
あの日のような思いはたくさんだ
“Take me to the place I love, take me all the way”
愛しいあの場所へ連れて行ってくれよ
“I don’t ever want to feel like I did that day”
あの日のような思いはたくさんだ
“Take me to the place I love, take me all the way”
愛しいあの場所へ連れて行ってくれよ

“It’s hard to believe that there’s nobody out there”
誰もいないなんて本当かよ
“It’s hard to believe that I’m all alone”
俺一人だけなんて信じられない
“At least I have her love, the city she loves me”
俺だけは愛されてるよ この街に愛されてる
“Lonely as I am, together we cry”
俺と同じく孤独で 俺達は共に泣くのさ

“I don’t ever want to feel like I did that day”
あの日のような思いはたくさんだ
“Take me to the place I love, take me all the way”
愛しいあの場所へ連れて行ってくれよ
“I don’t ever want to feel like I did that day”
あの日のような思いはたくさんだ
“Take me to the place I love, take me all the way”
愛しいあの場所へ連れて行ってくれよ

“Under the bridge downtown”
ダウンタウンの橋の下は
“Is where I drew some blood”
俺が血を抜いた場所
“Under the bridge downtown”
ダウンタウンの橋の下
“I could not get enough”
満足できなかった
“Under the bridge downtown”
ダウンタウンの橋の下
“Forgot about my love”
恋人のことを忘れた
“Under the bridge downtown”
ダウンタウンの橋の下
“I gave my life away”
人生を捨てた

英語歌詞は「Under The Bridge(アンダー・ザ・ブリッジ)」 – Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)より引用

この曲にまつわるエピソード

Under The Bridgeは、麻薬を絶とうとしていたアンソニーの孤独を歌った曲です。

父親が元々麻薬中毒者だったため、アンソニーは幼い頃から麻薬を使ったり売買したりするのを目にしていました。初めて麻薬を使ったのは12歳の時で、アンソニーはバンドを結成後も麻薬を常用していました。彼に限らず他のメンバーも麻薬を使っていましたが、アンソニーは特に依存しており、麻薬を手に入れるためにライブをすっぽかしてしまう程だったそうです。

メンバーのヒレル・スロヴァクが麻薬のオーバードーズで亡くなった後、アンソニーは麻薬を絶ちます。しかし麻薬を絶ったのは彼だけで、ジョン・フルシアンテやフリーはお構いなしにマリファナを吸っていました。一緒に吸う訳にいかないアンソニーはメンバーからは離れ、自分の住むLAの街を歩いたり、人通りのないハリウッドヒルズを歩いたりしていました。メンバーと距離が遠くなった彼は孤独でしたが、彼の住むLAの街だけは自分に寄り添い、心の支えになってくれる友達のように感じていたそうです。

その頃の思い出や自分の感じていた孤独、自分を見守るようなLAの街と恋しい仲間たちへの思いを込めたのがこの「Under The Bridge」です。ですがアンソニーは他のメンバーに見せるつもりはなく、歌詞をノートに書き留めただけでした。「Under The Bridge」の詩はエモーショナル過ぎてRed Hot Chili Peppersというバンドのスタイルには似合わないと、アンソニーは感じていたからです。

ある日、アルバム制作のプロデューサーがアンソニーのもとを訪れ、「Under The Bridge」の詩を見つけます。プロデューサーはこの詩を気に入り、収録に消極的なアンソニーを説得してメンバーにこの詩を聴かせました。こうしてできたのが、今でもRed Hot Chili Peppersの名曲として君臨する「Under The Bridge」だったのでした。