Under The Bridgeは、麻薬を絶とうとしていたアンソニーの孤独を歌った曲です。

父親が元々麻薬中毒者だったため、アンソニーは幼い頃から麻薬を使ったり売買したりするのを目にしていました。初めて麻薬を使ったのは12歳の時で、アンソニーはバンドを結成後も麻薬を常用していました。彼に限らず他のメンバーも麻薬を使っていましたが、アンソニーは特に依存しており、麻薬を手に入れるためにライブをすっぽかしてしまう程だったそうです。

メンバーのヒレル・スロヴァクが麻薬のオーバードーズで亡くなった後、アンソニーは麻薬を絶ちます。しかし麻薬を絶ったのは彼だけで、ジョン・フルシアンテやフリーはお構いなしにマリファナを吸っていました。一緒に吸う訳にいかないアンソニーはメンバーからは離れ、自分の住むLAの街を歩いたり、人通りのないハリウッドヒルズを歩いたりしていました。メンバーと距離が遠くなった彼は孤独でしたが、彼の住むLAの街だけは自分に寄り添い、心の支えになってくれる友達のように感じていたそうです。

その頃の思い出や自分の感じていた孤独、自分を見守るようなLAの街と恋しい仲間たちへの思いを込めたのがこの「Under The Bridge」です。ですがアンソニーは他のメンバーに見せるつもりはなく、歌詞をノートに書き留めただけでした。「Under The Bridge」の詩はエモーショナル過ぎてRed Hot Chili Peppersというバンドのスタイルには似合わないと、アンソニーは感じていたからです。

ある日、アルバム制作のプロデューサーがアンソニーのもとを訪れ、「Under The Bridge」の詩を見つけます。プロデューサーはこの詩を気に入り、収録に消極的なアンソニーを説得してメンバーにこの詩を聴かせました。こうしてできたのが、今でもRed Hot Chili Peppersの名曲として君臨する「Under The Bridge」だったのでした。

今回はそんなRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、「Under The Bridge(アンダー・ザ・ブリッジ)」の和訳を紹介します。

「Under The Bridge」歌詞の和訳と意味

Sometimes I feel like
I don’t have a partner
Sometimes I feel like my only friend
Is the city I live in the city of angels
Lonely as I am, together we cry

時々自分に仲間が
いない気がして
唯一の友達が
俺の暮らすこのロサンゼルス
だけのように感じる
俺は孤独だから
街と共に泣くのさ

I drive on her streets
‘Cause she’s my companion
I walk through her hills
‘Cause she knows who I am
She sees my good deeds
And she kisses me windy
I never worry, now that is a lie

俺は馴染みの道を進んで
いつもの丘を通り抜ける
俺の良い行いを見た街は
風で俺にキスをする
気にしてなかったってのは
今は嘘さ

I don’t ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way
I don’t ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way

もうあの日のような
気持ちになりたくない
愛しいあの場所に連れて行ってくれ
ずっと遠くのあの場所へ
もうあの日のような
気持ちになりたくない
愛しいあの場所に連れて行ってくれ
ずっと遠くのあの場所へ

It’s hard to believe that
There’s nobody out there
It’s hard to believe that I’m all alone
At least I have her love
The city she loves me
Lonely as I am, together we cry

あの場所に誰もいないなんて
信じられない
信じられないんだよ
俺一人だけなんて
俺だけは愛されてるよ
あの街に愛されてる
俺は孤独だから共に泣くのさ

I don’t ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way
I don’t ever want to feel
Like I did that day
Take me to the place I love
Take me all the way

もうあの日のような
気持ちになりたくない
愛しいあの場所に連れて行ってくれ
ずっと遠くのあの場所へ
もうあの日のような
気持ちになりたくない
愛しいあの場所に連れて行ってくれ
ずっと遠くのあの場所へ

Under the bridge downtown
Is where I drew some blood
Under the bridge downtown
I could not get enough
Under the bridge downtown
Forgot about my love
Under the bridge downtown
I gave my life away

ダウンタウンの橋の下
あの子の気持ちを踏みにじった
ダウンタウンの橋の下
俺は満足できなかった
ダウンタウンの橋の下
愛を忘れて
ダウンタウンの橋の下
人生を捨てた

LAのダウンタウンの橋の下、麻薬欲しさにギャングの妹の婚約者だと嘘をついてまで麻薬を分けてもらった時のことを歌っています。当時のアンソニーには麻薬をやめさせようと頑張ってくれていた恋人がいましたが、その彼女を裏切って麻薬に手を出してしまったのでした。

英語歌詞は「Under The Bridge(アンダー・ザ・ブリッジ)」 – Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)より引用

記事作成にあたり参考にさせていただいたサイト: Songfacts, 英語版Wikipedia