名曲からマイナー曲まで。洋楽の歌詞和訳を紹介

The Stranger/Billy Joel 歌詞和訳と意味

「The Stranger」はアメリカのシンガーソングライター、ビリー・ジョエルが1977年にリリースしたアルバム『The Stranger』のタイトル曲です。翌1978年には日本でシングルカットされ、オリコン2位を記録する大ヒットとなりました。

静かに口笛から始まるイントロが、一瞬で耳に残りますね。寂し気なサウンドが続くと思ったら、歌詞が入ってくると一気にファンクになるところが個人的に大好きです。

タイトルの「The Stranger(見知らぬ人)」は、自分の中にいるもう一人の自分を表現した楽曲だと言われています。人が隠している本心や二面性をテーマにした、ビリー・ジョエルらしい奥深い一曲です。それでは和訳を見ていきましょう!

The Stranger/Billy Joel 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Well, we all have a face, that we hide away forever
誰にでも、ずっと隠し通している顔があるものさ
And we take them out and show ourselves
その顔を見せ本当の自分をさらけ出すんだ
When everyone has gone
周りに誰もいない時にだけね

Some are satin, some are steel
サテンやスチール
Some are silk and some are leather
シルクやレザー
They’re the faces of a stranger
まるで別人の顔であっても
But we’d love to try them on
試してみたくなるものなんだ

[Chorus]
Well, we all fall in love
僕たちは皆恋に落ちる
But we disregard the danger
危険をものともせずに
Though we share so many secrets
たくさんの秘密を共有しても
There are some we never tell
誰にも言えない秘密だってあるものさ

Why were you so surprised
なんでそんなに驚いてるんだい
That you never saw the stranger?
まるで別人、だなんてさ
Did you ever let your lover
そういう君は恋人に見せたことがあるのかい
See the stranger in yourself?
自分の中に潜む別人の顔を

[Post Chorus]
Don’t be afraid to try again
また挑戦することを恐れないで
Everyone goes south every now and then
みんな上手くいかない時だってあるものさ
You’ve done it
君も同じだっただろう

Why can’t someone else?
他の人が失敗したっていいじゃないか
You should know by now
もう分かるはずさ
You’ve been there yourself
君も同じ経験をしたんだから

[Verse 2]
Once I used to believe
信じてた頃もあったな
I was such a great romancer
すごくロマンスに酔ってたんだ
Then I came home to a woman
でも帰って来て目にしたのは
That I could not recognize
まるで人が変わったような彼女

When I pressed her for a reason
理由を聞こうと問い詰めたけれど
She refused to even answer
答えてすらくれなかったんだ
It was then I felt the stranger
別人になった彼女に
Kick me right between the eyes
打ちのめされた瞬間だった

[Chorus]
Well, we all fall in love
僕たちは皆恋に落ちる
But we disregard the danger
危険をものともせずに
Though we share so many secrets
たくさんの秘密を共有しても
There are some we never tell
誰にも言えない秘密だってあるものさ

Why were you so surprised
なんでそんなに驚いてるんだい
That you never saw the stranger?
まるで別人、だなんてさ
Did you ever let your lover
そういう君は恋人に見せたことがあるのかい
See the stranger in yourself?
自分の中に潜む別人の顔を

[Post Chorus]
Don’t be afraid to try again
また挑戦することを恐れないで
Everyone goes south every now and then
みんな上手くいかない時だってあるものさ
You’ve done it
君も同じだっただろう

Why can’t someone else?
他の人が失敗したっていいじゃないか
You should know by now
もう分かるはずさ
You’ve been there yourself
君も同じ経験をしたんだから

[Verse 3]
You may never understand
君にはずっとわからないままかもしれない
How the stranger is inspired
どうやってその別人が出来上がるのかを
But he isn’t always evil
でもそれはただ悪い存在ってわけでもないし
And he is not always wrong
いつも間違ってるわけでもない

Though you drown in good intentions
君がどんなに善意に包まれた人間でも
You will never quench the fire
その火を鎮めることはできないんだ
You’ll give in to your desire
君だって欲望に負けるのさ
When the stranger comes along
そのもう一つの顔が現れた時にはね

The Stranger/Billy Joel 解説

「The Stranger」は、ビリー・ジョエルにとって転機となったアルバム『The Stranger』のタイトル曲です。当時は前作までのセールスが振るわず、レコード会社から契約を打ち切られる可能性もあったそうですが、このアルバムの成功によって一気にトップアーティストの仲間入りを果たしました。プロデューサーのフィル・ラモーンとは本作が初タッグで、その後も長年コンビを組むことになります。

冒頭の口笛は、もともと木管楽器で演奏する予定だったそうです。しかし、ビリー・ジョエルがデモ代わりに口笛を吹いたところ、フィル・ラモーンが「そのままのほうがいい」と判断し、本番テイクでも採用されました。

ちなみに曲のテーマは、心理学者カール・ユングが提唱した「シャドウ(影)」の考え方へのオマージュだとビリー本人が語っています。また、アルバムの最後には、この曲のメロディが約2分間の隠しトラックとして再び流れる演出も用意されています。さらにヒップホップではサンプリング元としても人気が高く、スヌープ・ドッグをはじめ、多くのアーティストがこの印象的なフレーズを取り入れています。

曲名The Stranger
(ストレンジャー)
アーティスト名Billy Joel
(ビリー・ジョエル)
収録アルバムThe Stranger
リリース日1977年 9月29日(アルバム)

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