Cry Baby Cry/The Beatles 歌詞和訳と意味

[Intro]
Cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ
Make your mother sigh
お母さんにため息をつかせなさい
She’s old enough to know better
彼女は大人だから分かってくれるよ

[Verse 1]
The king of Marigold was in the kitchen
マリーゴールドの王様はキッチンで
Cooking breakfast for the queen
女王様のために朝食を準備している
The queen was in the parlour
女王様は客間で
Playing piano for the children of the king
子供たちのためにピアノを弾いている

The king of Marigold:マリーゴールドの王様。ジョンが作った創作キャラクター。

[Chorus]
Cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ
Make your mother sigh
お母さんにため息をつかせなさい
She’s old enough to know better
彼女は大人だから分かってくれるよ
So cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ

[Verse 2]
The king was in the garden
王様は庭で
Picking flowers for a friend who came to play
遊びに来た友人のためにお花を摘んでいる
The queen was in the playroom
女王様は遊び場で
Painting pictures for the children’s holiday
子供たちの休日のために絵を描いている

[Chorus]
Cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ
Make your mother sigh
お母さんにため息をつかせなさい
She’s old enough to know better
彼女は大人だから分かってくれるよ
So cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ

[Verse 3]
The duchess of Kircaldy always smiling
カーカルディ公爵夫人はいつも微笑んでる
And arriving late for tea
お茶の時間に遅れて到着
The duke was having problems
公爵は悩みを抱えてた
With a message at the local Bird and Bee
地元で性教育の教え方について

The duchess of Kircaldy:カーカルディ公爵夫人。ジョンの創作キャラクターでKirkcaldy(カーコーディ)からの引用だと思われます。
the Bird and Bee:子どもに教える性の基礎知識と初歩の性教育。子供に鳥やハチの性の習性を例にして教えることが由来です。

[Chorus]
Cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ
Make your mother sigh
お母さんにため息をつかせなさい
She’s old enough to know better
彼女は大人だから分かってくれるよ
So cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ

[Verse 4]
At twelve o’clock a meeting round the table
12時にテーブルを囲んでミーティング
For a seance in the dark
暗闇の中で除霊の儀式
With voices out of nowhere
どことなく聞こえる声
Put on specially by the children for a lark
子供たちがふざけてる模様

[Chorus Repeat 3]
Cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ
Make your mother sigh
お母さんにため息をつかせなさい
She’s old enough to know better
彼女は大人だから分かってくれるよ
So cry, baby, cry
クライ・ベイビー・クライ

[Outro]
Can you take me back where I came from?
僕をもとの場所に連れ戻してくれないか?
Can you take me back?
僕を連れ戻してくれよ?

「Can You Take Me Back?」は「アイ・ウィル」のセッション中にポールが作った曲です。2分21秒のうち、28秒だけ抜き出されました。
曲名Cry Baby Cry
(クライ・ベイビー・クライ)
アーティスト名The Beatles
(ザ・ビートルズ)
収録アルバムThe Beatles (The White Album)
リリース日1968年 11月22日(アルバム)

Cry Baby Cry/The Beatles 解説

「Cry Baby Cry」はリバプール(イギリス)のロックバンド、ザ・ビートルズが1968年に発表した楽曲です。ジョン・レノンの作品です。

タイトルはある広告の “Cry Baby Cry, Make Your Mother Buy (泣いて赤ちゃん、泣いてお母さんに買ってもらうんだ)” からジョンが拝借しました。ここにマザー・グース「6ペンスの唄」のイメージが追加されて、おとぎの国の国王と女王様の日常生活を描いた不思議な曲が出来上がりました。

ただのおとぎ話で終わらないのがジョン・レノン。ひねりとセンスが効いてます。

曲の後半にポールの「Can You Take Me Back?」が28秒分だけ収録されてます。次の曲は問題作「レボリューション9」なんで敢えてワンクッション挟んだのでしょう。そしてラストの「Good Night」で超大作『The White Album』の幕が閉じます。