Life On Mars?/ 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
It’s a god-awful small affair
それは実に不愉快で些細な出来事
To the with the mousy hair
ねずみ色のヘアーの少女にとっては
But her mummy is yelling, “No!”
母親は “ダメ!” と怒鳴り散らし
And her daddy has told her to go
父親にいたっては “出て行け” だ
But her friend is nowhere to be seen
しかも彼女の友人はどこにも見当たらない
Now she walks through her sunken dream
今、彼女は海底に沈んだ夢の中を歩いている
To the seat with the clearest view
一番よく見える特等席へ向かって
And she’s hooked to the silver screen
それから彼女は銀幕に夢中になった

god-awful:実にいやな、不愉快な

[Pre-Chorus]
But the film is a saddening bore
しかし映画は悲しくなるほど退屈
For she’s lived it ten times or more
彼女が10回かそれ以上見てきたようなストーリーだったから
She could spit in the eyes of fools
愚か者たちに唾を吐き捨ててやろうか
As they ask her to focus on
彼女に “集中しろ“ とうるさく言うなら

[Chorus]
Sailors fighting in the dance hall
ダンスホールで争う船乗りたち
Oh, man, look at those cavemen go
なんだ見ろよ、野蛮人だな
It’s the freakiest show
それは全くもって奇妙なショー
Take a look at the lawman
あの保安官を見てみろよ
Beating up the wrong guy
罪のない人を殴ってるんだぜ
Oh, man, if he’ll ever know
しょうがないね、彼もそのうち気づくだろうね
He’s in the best selling show
自分が一番人気のショーに出演してることに
Is there life on Mars?
ところで火星に生命は存在するの?

[Verse 2]
It’s on America’s tortured brow
それはアメリカによる苦悶の表情
That Mickey Mouse has grown up a cow
ミッキーマウスが牛へと成長してしまったこと
Now the workers have struck for fame
労働者は名誉を求めてストライキ
‘Cause Lennon’s on sale again
レノンが再び市場に売り出されたんだから
See the mice in their million hordes
百万匹のねずみの大群を見よ
From Ibiza to the Norfolk Broads
イビザ島からノーフォーク・ブローズまで
Rule Britannia is out of bounds
「統べよ、ブリタニア!」は禁じられてる
To my mother, my dog, and clowns
母にも、私の犬にも、道化師たちにも

Ibiza:イビサ島(スペイン)。地中海西部のバレアレス諸島にある島
Norfolk Broads:ノーフォーク・ブローズ国立公園。ヨーロッパで最も重要な湿地帯のひとつ
Rule Britannia:ルール・ブリタニア(統べよ、ブリタニア!)。イギリスの愛国歌。イギリスを擬人化した女神ブリタニアが世界を支配するであろうと高らかに歌い上げる。

[Pre-Chorus]
But the film is a saddening bore
しかし映画は悲しくなるほど退屈
Because I wrote it ten times or more
何故って私が10回かそれ以上書いたストーリーだから
It’s about to be writ again
しかもそれはまたもや書かれてしまうだろう
As I ask you to focus on
僕が君に “集中しろ“ とうるさく言うなら

[Chorus]
Sailors fighting in the dance hall
ダンスホールで争う船乗りたち
Oh, man, look at those cavemen go
なんだ見ろよ、野蛮人だな
It’s the freakiest show
それは全くもって奇妙なショー
Take a look at the lawman
あの保安官を見てみろよ
Beating up the wrong guy
罪のない人を殴ってるんだぜ
Oh, man, if he’ll ever know
しょうがないね、彼もそのうち気づくだろうね
He’s in the best selling show
自分が一番人気のショーに出演してることに
Is there life on Mars?
ところで火星に生命は存在するの?

曲名Life On Mars?
(ライフ・オン・マース)
アーティスト名
(デヴィッド・ボウイ)
収録アルバム
リリース日 (シングル)
1(アルバム)

Life On Mars?/ 解説

「Life On Mars?」はイギリス人のデヴィッド・ボウイが1971年に発表した楽曲です。歌詞はボウイが “現実に失望した少女の歌” と語ってます。

グラムロックのグラムロックたる所以のナンバーですが、フランク・シナトラが1968年に発表した「」にオマージュを捧げた曲としても知られてます。コード進行、構成、雰囲気が似てますね。エンディングはビートルズっぽいです。ビートルズの「A Day In The Life」に対するアンサーソング説もあります。レノンという言葉が歌詞に登場します。

ボウイはよく同世代のミュージシャンに真似の天才と揶揄されますが、結果的にボウイ色に染めてしまう力があります。ボウイは無限スポンジのように吸収して吸収して誰にもたどり着けない領域に登りつめた印象があります。

ボウイは賛否はあれどデビューから2004年まで精力的に活動を続けてました。しかし2004年のワールドツア-中のハンブルクにて動脈瘤による心臓の痛みを訴えて緊急入院しました。残りの公演を中止にしたボウイは一線を退き音楽活動を休止してしまいました。

一時は創作活動にも消極的でこのまま引退と思われた2013年、10年ぶりに発表したアルバム『The Next Day』はメディア、SNS共に絶賛されました。そしてボウイの誕生日で亡くなる2日前に発表した2016年の『★(Blackstar)』は28作目で初の全英全米チャート1位に輝きました。『★』は個人的に80年代以降ではボウイの最高傑作だと思ってます。

1971年に「Life On Mars?」を作ったボウイこそが火星の生命体ではないでしょうか。