Back In The U.S.S.R./The Beatles 歌詞和訳と意味

[Verse 1]
Flew in from Miami Beach BOAC
マイアミビーチから英国航空で飛んできた
Didn’t get to bed last night
昨夜はよく眠れなかったな
On the way, the paper bag was on my knee
道中は紙袋を膝の上に乗せておいたから
Man, I had a dreadful flight
それはそれはひどいフライトだった

BOAC:British Overseas Airways Corporation。1939年から1974年までイギリスに存在した国営航空会社。
the paper bag:恐らくゲロ袋でしょう。

[Chorus]
I’m back in the U.S.S.R.​
ようやくソビエト連邦に戻って来た
You don’t know how lucky you are, boy
これがどれだけラッキーなことか君に分かるかな
Back in the U.S.S.R.
ソビエト連邦に戻って来たんだ

U.S.S.R.:ソビエト連邦

[Verse 2]
Been away so long, I hardly knew the place
かなり長く離れてたから辺りも随分変わったね
Gee, it’s good to be back home
本当に故郷に帰って来れて嬉しいよ
Leave it ‘till tomorrow to unpack my case
荷物の整理は明日にしよう
Honey, disconnect the phone
ハニー、電話線は切っておいてくれ

[Chorus]
I’m back in the U.S.S.R
ようやくソビエト連邦に戻って来た
You don’t know how lucky you are, boy
これがどれだけラッキーなことか君に分かるかな
Back in the U.S.
ソビエト連邦に
Back in the U.S.
ソビエト連邦に
Back in the U.S.S.R.​
ソビエト連邦に戻って来たんだ

[Bridge]
Well, the Ukraine girls really knock me out
ウクライナの女の子にはノックアウトされるよ
They leave the West behind
西側の女は目じゃないね
And Moscow girls make me sing and shout
モスクワの女の子を見てると歌わずにはいられないよ
That Georgia’s always on my mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mind
我が心のジョージアをね
Oh, come on!
カモン!

Georgia’s always on my mind:レイ・チャールズの名曲「Georgia On My Mind(我が心のジョージア)」
アメリカ南部のジョージア州ではなく東ヨーロッパのジョージア(旧グルジア)。ポールのダジャレです。

[Chorus]
Yeah, I’m back in the U.S.S.R.​
ようやくソビエト連邦に戻って来た
You don’t know how lucky you are, boys
これがどれだけラッキーなことか君に分かるかな
Back in the U.S.S.R.​
ソビエト連邦に戻って来たんだ

[Bridge]
Well, the Ukraine girls really knock me out
ウクライナの女の子にはノックアウトされるよ
They leave the West behind
西側の女は目じゃないね
And Moscow girls make me sing and shout
モスクワの女の子を見てると歌わずにはいられないよ
That Georgia’s always on my mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mind
我が心のジョージアをね

[Verse 3]
Oh show me round your snow-peaked mountains way down south
遥か南方にそびえ立つ雪山を見せてくれ
Take me to your daddy’s farm
父なる国家の農場に連れてってくれ
Let me hear your balalaikas ringing out
バラライカの響きを聞かせてくれ
Come and keep your comrade warm
君らの同胞と共に暖かく迎えておくれ

balalaikas:バラライカ(ロシアの弦楽器)
comrade:同志、同胞、共産党員

[Chorus]
I’m back in the U.S.S.R. (Hey)
ようやくソビエト連邦に戻って来た
You don’t know how lucky you are, boys
これがどれだけラッキーなことか君に分かるかな
Back in the U.S.S.R.
ソビエト連邦に戻って来たんだ

[Outro]
Oh, let me tell you, honey
教えてあげるよ、ハニー
Hey, I’m back, I’m back in the U.S.S.R.​
ついに、ついにソビエト連邦に戻って来た
Hey, it’s so good to be home
故郷に帰って来れて最高だよ
Yeah, back in the U.S.S.R.​
ソビエト連邦に戻って来たんだ

曲名Back In The U.S.S.R.
(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)
アーティスト名The Beatles
(ザ・ビートルズ)
収録アルバムThe Beatles (The White Album)
リリース日1968年 11月22日(アルバム)

Back In The U.S.S.R./The Beatles 解説

「Back In The U.S.S.R.」はリバプール(イギリス)のロックバンド、ザ・ビートルズが1968年に発表した楽曲で『ホワイトアルバム』のオープニングナンバーです。ポール・マッカートニーの作品です。

チャック・ベリーの「バック・イン・ザ・U.S.A.」とビーチ・ボーイズの「California Girls」のパロディで、歌詞はロシア人がカリフォルニアのマイアミビーチからテンション爆上げで故郷に帰る話です。

この曲のポイントはドラムをポールが叩いてる点です。リンゴ・スターはポールにブチ切れて脱退騒動を起こしました。恐らく溜まりに溜まった鬱憤が爆発したんでしょう。そんな中でもノリノリでドラムを叩くポールがイメージできますね。

この頃のポールはリンゴは世界一のドラマーですか?の問いにも

“ビートルズで1番でもないのに?”

と答えてます。それでも私の中でビートルズで優しい人グランプリはポールが優勝です。