「Paranoid Android」はイギリスのロックバンド、レディオヘッドが1997年にリリースした楽曲です。名盤『OK Computer』からの先行シングルとして発表されました。
6分を超える長尺曲なんですが、不思議と長さを感じません。静かなアコースティックパートから激しいギターへ展開し、さらにコーラスパートへ流れていく構成は圧巻ですね。初めて聴いたときは「なんだこの曲…」となるんですが、気付けば何度も再生してしまうタイプの楽曲です。
タイトルはSF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』に登場する「マーヴィン」というアンドロイドから取られています。歌詞もかなり難解ですが、現代社会への不安や違和感が色濃く反映された作品です。それでは和訳を見ていきましょう!
Paranoid Android/Radiohead 歌詞和訳と意味
[Verse 1]
Please, could you stop the noise?
頼むから騒がないでくれよ
I’m trying to get some rest
少し休もうとしてるんだから
From all the unborn chicken voices in my head
俺の頭の中で響いてる 腑抜けのたわ言から
[Chorus]
What’s that?
何だよ今のは?
(I may be paranoid, but not an android)
(イカれてるかもだが俺はアンドロイドじゃない)
What’s that?
何だよ今のは?
(I may be paranoid, but not an android)
(イカれてるかもだが俺はアンドロイドじゃない)
[Verse 2]
When I am king
俺が王様になったら
You will be first against the wall
まず初めに君を壁に追い詰めてやる
With your opinion which is of no consequence at all
そんな理屈も通らない意見を言うからな
[Chorus]
What’s that?
何だよ今のは?
(I may be paranoid, but not an android)
(イカれてるかもだが俺はアンドロイドじゃない)
What’s that?
何だよ今のは?
(I may be paranoid, but not an android)
(イカれてるかもだが俺はアンドロイドじゃない)
[Bridge 1]
Ambition makes you look pretty ugly
野望を持った君はとても醜く見える
Kicking, squealing, Gucci little piggy
グッチをまとったキーキー騒ぐ小豚め
You don’t remember, you don’t remember
君は覚えてない 覚えてないって言うのか
Why don’t you remember my name?
なんで俺の名前を覚えてないんだ?
Off with his head, man, off with his head, man
首を刎ねてやろうか 首を刎ねてやるよ
Why don’t you remember my name?
何で俺の名前を覚えてないんだ?
I guess he does
覚えてるだろうが
[Bridge 2]
Rain down, rain down
雨よ降りそそげ
Come on, rain down on me
俺にもっと降りそそぐんだ
From a great height
もっと高く
From a great height, height
もっと空高くからさ
Rain down, rain down
雨よ降りそそげ
Come on, rain down on me
俺にもっと降りそそぐんだ
From a great height
もっと高く
From a great height, height
もっと空高くからさ
That’s it, sir, you’re leaving (Rain down)
これで終わり 君とはお別れだ
The crackle of pigskin (Rain down)
豚の皮がパチパチと音を立てる
The dust and the screaming (Come on, rain down)
塵が舞い 叫び声があがる
The yuppies networking (On me)
人々が騒ぎ立ててやがる
The panic, the vomit (From a great height)
皆がパニックに陥り
The panic, the vomit (From a great height)
吐くやつまで現れてる
God loves his children
神は自らの子のみを愛す
God loves his children, yeah
アンドロイドを愛しはしない
Paranoid Android/Radiohead 解説
「Paranoid Android」はもともと別々に存在していた3つの楽曲を1つにまとめて制作された曲です。そのアイデアはThe Beatlesの「Happiness Is a Warm Gun」から影響を受けたそうで、複数のパートが次々と展開する独特な構成になりました。実は初期バージョンは14分以上あったらしく、最終的に現在の約6分半まで大胆に編集されています。
この曲の歌詞はトム・ヨークがロサンゼルスで体験した出来事に基づいています。バーで飲んでいた時にコカインをキメたヤク中達に絡まれ、自分は悪くないのにヤク中の1人の女性にキレられたそう。その時の女性をイカれたアンドロイド(Paranoid Android)に見立て、彼女に仕返しをするというストーリーになっています。
ちなみにMVはスウェーデンのアニメーター、マグヌス・カールソンが手掛けています。当時のレディオヘッドは暗めのMVが続いていましたが、この曲では少しユーモラスで奇妙な映像を作りたかったとのこと。MTVでも頻繁に放送され、楽曲の知名度をさらに押し上げました。にしても6分半の変則的な曲を先行シングルにする判断、なかなか攻めてますよね。
| 曲名 | Paranoid Android (パラノイド・アンドロイド) |
| アーティスト名 | Radiohead (レディオヘッド) |
| 収録アルバム | OK Computer |
| リリース日 | 1997年 5月26日(シングル) 1997年 5月21日(アルバム) |
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